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ビジネスシーンや、新聞・ニュース、また文章中など、生活の色々なところで見聞きすることのあるこの「且つ」という言葉。
耳慣れている、使い慣れているという人も多いかもしれませんね。
ですが、案外意味を調べてみたことはないのではないでしょうか。
今回は、「且つ」の意味と使い方!句読点の位置は?【類義語・例文つき】についてご説明いたします!
「且つ」の意味
「且つ」は「二つの行為や事柄が並行して行われることを表す」「ある事柄に他の事柄が加わることを表す」という言葉です。
「かつ」と読みます。
ひらがなで書かれることもよくあります。
- ○○して、また並行して××する。
- ○○に加えて××もだ。
このような時に○○且つ××、とするわけです。
二つの言葉を繋ぐ接続詞ですね。
漢文でもよく出てきますが、「且」の前後の言葉が並列や追加として同時に成り立つということを表します。
「且つ」は、二つのことが同時に行われる、または付け加える時に使う接続詞です。
「且つ」の使い方
「且つ」は、二つの行為や物事が並列して行われる時に「○○且つ××」と使います。
または、「さらに」と追加する意味で「○○かつ××」とします。
どちらの意味なのかは文脈から判断しますが、どちらにしても○○と××が同時に行われているということですね。
「且つ」は、会話の中でも使いますが、あまり気軽な日常会話では使いません。
ビジネスシーンや改まった場面、また文章中など、きちんとした言葉遣いをしたいシーンで使われる言葉です。
また、より強調したい場合は「尚且つ」とすることもあります。
【例文】
- 必要且つ十分な条件を述べよ。
- 彼は頭がいい。且つ運動神経もいいので羨望の的だ。
- 彼女にとって毎日のランニングはダイエット且つ気分転換になっている。
- 子供達はよく学び且つよく遊ぶ。
句読点の位置は?
「且つ」を使った文章で、「、」などの句読点はどこに入れるとよいか、迷ってしまうことがあります。
基本的には、「且つ」の前後に句読点は入れなくても構いません。
「彼は歌い且つ踊った」とすれば、彼は歌って、また踊ったのだなと意味が通じます。
ですが、このままだと文章がダラダラと続くので句読点を入れて分かりやすくしたいとか、名詞が続いて読みにくいので句読点を入れて区切りたいといったときがありますね。
その場合は、
「且つ」の前に「、」を入れます。
前後の文章を見て、そのままでは読みにくい場合は「且つ」の前に読点(「、」)を入れる、と覚えておきましょう。
【例文】
- 彼は頭が良く、且つ運動神経もいい。
- 彼女は良く飲み、且つよく食べる。
- 私はあなたを愛し、且つ信頼している。
- この中で、男性、且つ学生、且つ二十歳以下の人はいますか。
「且つ」の類義語
「且つ」の類義語には次のようなものがあります。
- さらに(同じことが重なったり加わったりするさま)
- 併せて(それと同時に)
- また(再び。もう一度。さらに)
- 加えて(前に述べた内容に付け加えて全体的に少し強調する言葉)
- そのうえ(物事に他の物事が加わるさま)
- 尚且つ(その上に、また)
- それに(すでに述べた物事に付け加えて言うのに使う言葉)
- しかも(前述の事柄を受けて、さらに別の事柄を加える時に使う言葉)
「且つ」の対義語
「且つ」はAまたB、Aに加えてBも、といった意味になりますね。
ですので、反対の意味であれば
- もしくは(どちらか一方を選択する時に使う言葉)
- あるいは(同類の事柄を列挙して色々な場合があることを示す言葉)
- または(似通った二つ以上の中でどれか一つを選ぶ言葉)
といった、どちらか一方であるという意味の言葉、または
- AでもBでもない
- Aではない、またはBではない
といった言い回しをするとよいでしょう。
まとめ
「且つ」は、物事が並行して行われる時、また加えて述べる時などに使う言葉です。
「○○で、また××です」などと他の言葉で言い換えることもできますが、「且つ」という言葉を知っていると、簡潔且つ印象的に伝えることができそうですね(笑)。
ぜひ使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!