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「~に関しては門外漢だ」
「門外漢なのでわかりません」
この「門外漢」という言葉は、いろいろな場面で使われます。
なんとなく古めかしいような響きですが、ニュースやビジネスシーンでも使われています。
自分ではあまり使ったことがないと言う人もいることでしょう。
どういった時に使うのか、女性にも使えるのか、きちんと確認しておきましょう。
今回は、「門外漢」の意味とは?女性にも使うの?由来や使い方を解説!についてご説明いたします!
「門外漢」の意味
「門外漢」は「その物事について、専門家でない人」という意味です。
「もんがいかん」と読みます。
その分野の専門ではない人、その分野に関する専門的知識を持たない人ということですね。
畑違いである、直接関係がないといった人のことを言います。
「門外漢」の由来
「門外漢」は、「門外」の「漢」とわけて考えるとその由来、意味がわかります。
まず「門」というのは、家の入り口にある門やアーチという意味ではありますが、他に「学びの場、学問や芸道の一派」という意味もあります。
「○○一門」とか「門下生」などと言いますよね。
弟子入りして修行するようなことを「門下に入る」と言います。
このような「門」の「外」にいる、「漢」ということですね。
この「漢」は漢字の「漢」ですが、「おとこ」とも読みます。
それで、「門外漢」は、「門下に入らず外にいる男」、つまり専門外である人、ということになります。
女性にも使うの?
結論から言うと、「門外漢」は女性にも使えます。
「門外漢」は、その語源から考えると「専門外の男」という意味です。
「漢」と書いて「おとこ」とも読みますし、「漢の○○」とか「漢気」など、最近でもテレビや商品名などによく使われる言葉で、かなり男性的なイメージで使われる漢字ですよね。
「門外漢」も男性的な印象だと思います。
ですが、「門外漢」は「専門ではない人」という意味で使われていますので、女性であっても「門外漢」と言うことができます。
「漢」は男性だけではなく、広く「人」という意味で使われていますので、男性に限定した言葉ではありません。
「門外漢」の使い方
「門外漢」は「専門でない人」という意味で使います。
また、本当に何かの資格を持つなどの専門家ではない、という意味だけではなく、もっと広い意味で「そのことについて詳しくない」という意味でもよく使われます。
ビジネスシーンでは、「そのことについて詳しくなくてすみません」というニュアンスで、「門外漢で恐縮ですが……」などと言い、自分の知識の無さを詫びる使い方もよく見られます。
例文で、使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 彼は政治に関しては門外漢だ。
- 確かに私は医者だが、皮膚病に関しては門外漢だ。
- マニア向けのオークションは門外漢には理解しがたい。
- 彼女は経理のことには門外漢だ。
- 門外漢で恐縮ですが、ここはA案よりB案が適しているのではないかと思います。
- この分野に関しては全くの門外漢ですので、初歩的なことから教えていただけますか。
- 私は門外漢ですので詳しいことはわかりかねます。
「門外漢」の類義語
「門外漢」の類義語には次のようなものがあります。
- 素人(そのことを専門としていない人)
- アマチュア(芸術やスポーツなどを職業ではなく趣味として愛好する人)
- 畑違い(専門の分野・方面が違うこと)
- 部外者(その機関や組織に関係のないこと)
- 専門外(自分の専門ではないこと)
「門外漢」の対義語
「門外漢」の対義語には次のようなものがあります。
- 専門家(その学問や分野に精通して専門的な知識を持つ人)
- 玄人(技芸などに熟達した人。ある一つのことを職業・専門としている人)
- スペシャリスト(特定分野の専門家)
- エキスパート(ある分野で十分経験を積み、高度な知識や技術を持った人)
- プロフェッショナル(本職とすること)
まとめ
「門外漢」はその物事について専門家でない人、詳しい知識を持っていない人という意味で使う言葉でした。
「漢」という、男性的なイメージの言葉ですが女性にも使えますので、仕事の中でもいろいろな場面で使う機会がありそうな言葉ですね。
機会があればぜひ使ってみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!