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「梅鶯の候」は春となる時期に使いたくなる時候の挨拶ですが、正しい使用時期についてご存じでしょうか。
木々の間から聞こえる鶯の声を表現していますが、その意味を知らないという人も多いかと思います。
今回は「梅鶯の候」についていつからいつまでが使用時期なのかはもちろん、結びや使い方・例文まで様々な視点から詳しくご紹介いたします。
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「梅鶯の候」の時期はいつからいつまで?
「梅鶯の候」は暦の上での「初春」の時期に使う事が出来る時候の挨拶です。
2月の初め頃から2月の終わりまで、2月を通して使える言葉です。
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「梅鶯の候」の意味と読み方
「梅鶯の候」は「梅の花が開花を迎え、木々の間でウグイスも鳴きはじめる季節になりましたね」という意味の言葉です。
読み方は「ばいおうのこう」です。
「うめうぐいすのこう」と読みたくなってしまいますがそれは間違いとなっていますので、覚える際はお気を付けください。
可憐な梅の花と、繊細な鶯の鳴き声というまさに春という情景を表現した、日本ならではの美しい言葉の1つなのではないでしょうか。
「梅鶯の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 梅鶯の候、貴社ますますご隆昌の事とお慶び申し上げます。
- 拝啓 梅鶯の候、貴社におかれましてはいよいよご繁栄の折、大慶に存じます。
- 拝啓 梅鶯の候、貴社更なるご躍進の段、大慶に存じます。
【結び】
- 寒さまだ残る季節ではございますが、貴社の更なるご多忙を心よりご祈念いたします。
- 余寒厳しい折ではございますが、貴社ますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
- 日差しに春を感じる季節となりました。貴社におかれましてもますますのご多忙をお祈り申し上げます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 梅鶯の候、ご一同様におかれましてはますますご多忙の由、お喜び申し上げます。
- 拝啓 梅鶯の候、〇〇様いよいよご躍進の折、心よりお喜び申し上げます。
- 拝啓 梅鶯の候、〇〇様におかれましては更なるご発展の折、お喜び申し上げます。
【結び】
- 名残の雪見られる季節、〇〇様におかれましては変わらずご壮健にお過ごしください。
- 冬の終わりも見え、肩の力も抜ける季節です。○○様におかれましても体調にはくれぐれもご留意ください。
- 残寒強く感じる季節、ご一同様におかれましてはどうぞご自愛専一にてお過ごしください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 二月も残り半分となりました。〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
- 冬の終わりを感じ、ホッと一息つく季節ですね。お風邪などひかれていませんでしょうか。
- 数日寒さがぶり返しておりましたが、体調を崩されてはいないでしょうか。
【結び】
- 暖冬で春の足音も早めに聞こえてくるような気がします、どうぞ美しい春をお迎えください。
- 花屋の店先が春めいておりました。〇〇様におかれましてもどうぞお健やかにお過ごしください。
- 暖かな日差し続く季節ですね。お体にはくれぐれもお気をつけて健やかな春をお迎えください。
「梅鶯の候」以外の時候の挨拶
まとめ
梅に鶯という言葉は「春の情景」を表現する言葉としても使われますが、仲が良い事の例えとしても使われています。
時候の挨拶として使う場合は、まだ寒さ残る時期の言葉なので相手の体調を気遣う言葉とセットで使うのがおすすめです。
より柔らかな印象を作り出す事が出来ますよ。