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「葭始生」は、春の七十二候の一つです。

今回は、「牡丹華」の読み方や意味、いつ頃の季節を表す言葉なのか、漢字の由来や使い方まで解説いたします。

「牡丹華」の読み方

「牡丹華」とは、牡丹の花が咲く頃という意味です。

「牡丹華」は、一般的に「ぼたんはなさく」と読みます。

「牡丹」はそのまま「ぼたん」と読み、「華」はここでは「はなさく」と読みます。

牡丹は大きく華やかな花を咲かせる植物で、古くから「百花の王」と呼ばれてきました。

豊かな花びらが重なり合う姿は豪華でありながら気品があり、春の最後を飾る花として親しまれています。

「牡丹華」は、春がいよいよ終わりに近づき、立夏を目前にした頃の七十二候です。

牡丹の花が開くことは、晩春のしめくくりを知らせる美しい合図でもあります。

表記 牡丹華
主な読み方 ぼたんはなさく
別の読み方 ぼたんか
分類 七十二候・穀雨の末候
時期 4月30日頃から5月4日頃

漢字から見る「牡丹華」

「牡丹華」は、漢字の意味を分けて考えると、読み方と意味を理解しやすくなります。

漢字 意味
おすを表す字。植物名「牡丹」に用いられる
赤い色、丹色を表す字。植物名「牡丹」に用いられる
花、花が咲く、華やかで美しいもの

「牡丹」は植物名で、「華」は花が咲くことを表しています。つまり「牡丹華」は、漢字の意味としては「牡丹の花が咲く」となります。

「華」という字には、単に花という意味だけでなく、華やかで美しいというニュアンスもあります。大輪の牡丹を表す言葉として、たいへんふさわしい字だといえるでしょう。

「牡丹華」はいつの七十二候?

「牡丹華」は、二十四節気の「穀雨(こくう)」に含まれる七十二候です。

穀雨は、春の雨が穀物や草木を潤す頃を表す節気です。

その中で「牡丹華」は末候にあたり、おおむね4月30日頃から5月4日頃にあたります。

ただし七十二候の日付は年によって少し前後します。

穀雨の七十二候 読み方 意味
葭始生 あしはじめてしょうず 水辺の葭が芽を出し始める頃
霜止出苗 しもやみてなえいずる 霜が降りなくなり、稲の苗が育つ頃
牡丹華 ぼたんはなさく 牡丹の花が咲く頃

穀雨の最後にあたる「牡丹華」が過ぎると、暦の上ではまもなく立夏を迎えます。

春から夏へ移る節目に、大輪の牡丹が咲く様子を重ねた言葉です。

「牡丹華」の由来

「牡丹華」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候は、二十四節気をさらに約五日ごとに分け、気象や動植物の変化を短い言葉で表したものです。「牡丹華」は、春の終わりを牡丹の開花によって知らせる候といえます。

牡丹は中国原産の植物で、日本には古くに伝わりました。

はじめは薬用植物として扱われ、のちに観賞用として寺社や庭園に植えられるようになりました。江戸時代には栽培が盛んになり、多くの品種が生まれたとされます。

また、牡丹は「花王」「富貴花」「花神」とも呼ばれ、富や幸福、気品の象徴として大切にされてきました。

唐獅子牡丹などの文様にも見られるように、縁起のよい花としても親しまれています。

「牡丹華」の使い方と例文

「牡丹華」は、季節の挨拶や暦の説明、春の終わりの花の情景を表す文章などで使うことができます。

華やかな印象のある言葉なので、手紙や随筆にもよく合います。

場面 例文
季節の挨拶 牡丹華の候、庭の花々もいっそう華やぐ頃となりました。
日記・随筆 寺の境内に牡丹が咲き、牡丹華の季節を迎えたことを感じました。
季節の説明 牡丹華は、牡丹の花が咲く頃を表す七十二候です。

まとめ

「牡丹華」は、「ぼたんはなさく」と読み、牡丹の花が咲く頃を表す七十二候です。

二十四節気「穀雨」の末候にあたり、時期は4月30日頃から5月4日頃です。春の最後を飾る牡丹の開花を通して、立夏が近づいていることを知らせる言葉です。

「牡丹華」という言葉を知っていると、牡丹の花を眺める時に、その華やかさだけでなく、春から夏へ移る暦の節目も感じられるでしょう。

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