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言葉の意味と使い方

「緻密」の意味と使い方!「緻密な作業」とは?「精密」「綿密」との違いも解説

「緻密」の意味と使い方!「緻密な作業」とは?「精密」「綿密」との違いも解説

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「緻密な頭脳」

「緻密な計画」

この「緻密」という言葉は、「細かい」ことを表して色々な文脈で用いられる言葉です。

「精密」や「綿密」など、日常やビジネスシーンで使われる「細かい」感じの言葉はたくさんありますので、どのように違いがあるのかなど確認しておきましょう。

今回は、「緻密」の意味と使い方!「緻密な作業」とは?「精密」「綿密」との違いも解説についてご説明いたします!

関連 「綿密」の意味と使い方!「緻密」「念密」との違いは?|類義語・例文

「緻密」の意味

「緻密」は「きめ・細工が細かいこと」「細かいところまで行き届いていること」という意味です。

「ちみつ」と読みます。

「緻」は「きめこまかい」「くわしい」といった意味の漢字です。

他にも「精緻」とか「巧緻」「細緻」など、細かいという意味合いの熟語が色々あります。

「密」は「ひそか」「こまかい」「こみいっている」などの意味がある漢字です。

「緻密」は「こまかい」意味の漢字を重ねた熟語ですね。

布地や紙などのきめがこまかいこと、また細かいところまで注意が行き届いていて手落ちがないことを表す言葉です。

「緻密」の使い方

「緻密」は、細工やきめがこまかいことや、細かく詳しくて行き届いていることを表して使います。

  • 緻密だ
  • 緻密な
  • 緻密に
  • 緻密さ

などの使い方をします。

「緻密な細工」「緻密な作業」など、「細かい」と置き換えるとわかりやすいでしょう。

日常でも、ビジネスシーンや文章中などでも、色々な場面で使われる言葉です。

「緻密」の例文

  1. 彼の立体作品は緻密な構造がすばらしい。
  2. このカーテンは緻密な質感の生地が特徴だ。
  3. 彼は緻密な頭脳で様々な難題を解決に導いた名探偵だ。
  4. 彼女の緻密な仕事ぶりはさすがである。
  5. 緻密な計画に基づいて実験が行われた。

「緻密な作業」とは?

「緻密な作業」は「細かい作業」という意味です。

  • 手先の器用さが必要とされるような細かいことをする
  • 細かなところまで注意してミスのないように気をつける
  • 機械などの複雑で難しい操作をする

など、「細かい」の内容は色々です。

「緻密な作業」をする仕事としても、工芸の職人、製造業、経理、研究者、システムエンジニア、デザイナー……などなど、どんな職業でも細かいことをしたり、細かく気を配ったりする分には「緻密な作業」をしていると言えるでしょう。

「緻密な作業」は手先を使った細かい作業や、隅々まで手落ちのないように気をつけた作業ということです。

「精密」「綿密」との違い

「緻密」に似ているのが「精密」や「綿密」ではないでしょうか。

どれも細かい感じの言葉ですよね(笑)。

三つとも、「細かいところまで注意が行き届いている」という意味では同じです。

違いは次のような点にあります。

  • 「緻密」は「きめのこまかいさま、手抜かりのないさま」
  • 「精密」は「とても正確であること」
  • 「綿密」は「人の行為について、隅々まで注意が行き届いていること」

「緻密」

「緻密」はきめがこまかいという意味があるので、「緻密な細工」とか「緻密な紙」などと「物の質感やきめについて細かい」という意味で使うことができます。

「精密」

「精密」は「精密機器」や「精密検査」という言葉があるように、「正確な寸法で細かく作られている」「正確に細かく検査する」というような「正確さ」を表します。

「綿密」

「綿密」は人の行為やその結果について使う言葉で、「やりかたが細かく手落ちがない」という意味です。

「綿密に○○する」「綿密な調査」など、人が行うことに使います。

このように「緻密」「精密」「綿密」は「細かいところまで行き届いている」という意味では共通ですが、それぞれに意味や用いる場面の違いがあります。

「緻密」の類義語

「緻密」の類義語には次のようなものがあります。

  • 綿密(人の行為が、細かいところまで注意が行き届いているさま)
  • 厳密(注意が行き届いて隙のないさま)
  • 精密(細かいところまで行き届き、正確なさま)
  • 細密(細かく、もれるところのないこと)
  • 細緻(細かく行き届いて綿密なこと)
  • 精巧(細工が細かくよくできていること)
  • 巧緻(たくみで細かな点まで注意が行き届いていること)

「緻密」の対義語

「緻密」の対義語には次のようなものがあります。

  • 散漫(気持ちが集中せずまとまりのないさま)
  • 杜撰(誤りが多くいい加減なこと)
  • 粗雑(細かいところまで注意が行き届いていない様子)
  • 簡潔(簡単で無駄がないこと)

まとめ

「緻密」は「きめ・細工が細かいこと」「細かいところまで行き届いていること」という意味です。

「精密」や「綿密」と似ており「細かくて注意が行き届いている」という意味で、三つとも共通していて同じように使える場合も多いです。

しかし、「緻密」はもののきめや細工が細かいという意味があり、また「精密」は機械や検査などが「細かくて正確」という意味、「綿密」は人の行為が細かくて注意が行き届いているという意味がありますので、微妙に使う場面や表す意味が違っています。

ぜひ使い分けてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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