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「こちらが代替品です」
「代替案を出す」
この「代替」という言葉は、ビジネスシーンでもよく用いられます。
よく見聞きする割には、読み方に迷ってしまいがちな言葉でもあります。
「代替」は「だいたい」「だいがえ」、どちらの読み方が正しいのでしょうか?
ぜひ確認しておきましょう。
今回は、「代替」の正しい読み方は「だいたい・だいがえ」どっち?意味と使い方を解説!【類語・例文】についてご説明いたします!
「代替」の正しい読み方は?
「代替」の読み方、正しいのは「だいたい」「だいがえ」どちらでしょう?
正解は、「だいたい」です。
本来「代替」は「だいがえ」が正しい読み方ですが、「替」を「たい」と読むことが珍しいですよね。
「代替品」と書いてあった場合は「だいたいひん」と読みます。
また、「だいたい」と読むと、聞いた人は「大体」だと思うかもしれません。
このような、読みにくさや「大体」との混同といった理由から、「だいがえ」という読み方も一般的になりつつあります。
国語辞典でも「だいがえ」の記載もありますし、パソコンなどの変換でも「だいがえ」で「代替」が出ると思います。
正確なのは「だいたい」なので、「大体」と間違いそうなどの不都合がなければ「だいたい」と読むのがよいでしょう。
ですが、「だいがえ」も間違いではなく、一般的になっている読み方ですので使っても特に問題はないでしょう。
また、「だいがえ」と読む場合は、「代替え」という表記をされることもよくあります。
どちらでも意味は同じとなります。
「代替」の読み方
- 代替便=だいたいびん
- 代替可能=だいたいかのう
- 代替大会=だいたいたいかい
- 代替施設=だいたいしせつ
- 代替素材=だいたいそざい
- 代替車両=だいたいしゃりょう
- 代替進入口=だいたいしんにゅうぐち
- 代替日=だいたいび
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「代替」の意味
「代替」は「他のものでかえること」という意味です。
読み方は「だいたい」で、「だいがえ」と読むこともできるんでしたね。
「代」も「替」も「かえる」「かわる」と読む漢字ですよね。
同じ意味の漢字を二つ重ねた造りの言葉です。
どちらも音読みで「だいたい」と読むわけですが、音読み+訓読みの「重箱読み」をする「だいがえ」でも通じるようになってきています。
いずれにせよ「かえる」「かわる」意味の漢字でできた熟語で、「代替」は、それに見合う他のもので代えること」という意味の言葉です。
同じような機能や価値を持ったもので代わりにするということですね。
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「代替」の使い方
「代替」はそれに見合う他のもので代えるという意味で使います。
「代替する」という使い方をするか、名詞と合わせて「代替○○」という言葉になることも多いです。
例えば、代わりの案で「代替案」、代わりの品で「代替品」、代わりの機種で「代替機」といった具合になります。
「代替」は「それに見合う他のもの」で代えるということですから、同等の価値や機能があるもので行われます。
【例文】
- トラック輸送を一部鉄道に代替する。
- これまで人間が行ってきた業務の一部をAIが代替する。
- お買い上げ商品に不具合がありました時には、代替品と交換いたします。
- この計画は途中で頓挫したが、あきらめずに代替案を考えよう。
- 予定していた会場が使えなくなったので、代替地の候補をいくつか挙げる。
- 携帯を修理に出している間は代替機が貸与される。
「代替」の類義語
「代替」の類義語には次のようなものがあります。
- 代わり(ある役割をほかのものがすること。また、そのもの)
- 代物(だいぶつ。代わりの品)
- 交替(人が入れ替わること。代わりになる人)
- 代理(本人に代わって事を処理すること)
- 代用(ある物事の代わりとして使うこと)
- 交換(物と物を取り替えること)
- 置換(置き換えること)
「代替」の対義語
「代替」のきまった対義語は特にありません。
文脈により
- 補完(足りない点を補って完全なものにすること)
- 唯一(ただ一つで他にはないこと)
など、「代わりではなく補うもの」とか、「代わりではなく唯一のもの」といった言い方で反対の意味が表せるでしょう。
まとめ
「代替」は「だいたい」と読み、あるものを、それに見合った別のもので代えることを意味する言葉でした。
「だいがえ」と読んだり、「代替え」と書くこともありますが、いずれも意味は同じです。
「だいがえ」でも間違いではありませんが、「だいたい」という正しい読み方と意味をしっかり理解しておきたいですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!