「風鈴」は厄除け・魔除け効果がある?置き場所はどこがいい?
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夏の風物詩「風鈴」。
美しいその音色と、風に揺れる様子は私たちの心に「涼」を運んでくれます。
今回はそんな風鈴に、厄除けや魔除けの効果があるのか、置き場所はどこがいいのかなどをご紹介いたします。
清涼を奏でる風鈴の秘密、一緒に学んでこの夏を心涼やかに乗り切りましょう。
風鈴には厄除け・魔除け効果がある?
風鈴には「厄除け・魔除け」の効果があると考えられています。
風鈴の音が聞こえる範囲は邪を払い聖域となり、災いや邪気が入り込まないとされています。
科学的な根拠はないのですが、そんな意味があるといっても過言ではないのです。
起源は中国の「風鐸」と言われており、古代中国で占いや魔除けに使われていた青銅製の「風鐸(ふうたく)」が起源です。
風鈴の由来「風鐸(ふうたく)」
今から約2000年前、古代中国では「占風鐸(せんふうたく)」というものがありました。
竹林の四方に占風鐸を吊り下げ、その音色で吉凶を占っていたとされています。
この風鐸が現在の風鈴のルーツと考えられています。
風鐸が使用されていた当時の中国では、陰陽五行説や風水的信仰が主でした。
ですから仏教建築も発展していく上で、風鐸は装飾ではなく一種の呪具としての扱いだったと考えられます。
一方、古代の日本は中国から文化的な伝来により大きな影響を受けていましたから、もちろん風鐸も日本に伝わりました。
日本は6世紀半ばに仏教が伝来し、平安時代に日本の貴族が魔除けとして自宅の軒先に吊るすようになり、現在の風鈴へと変化しました。
ところで、仏教には、音が鳴る道具が多く存在しますよね。
例えば、チーンという音が出る「お鈴(りん)」、ポクポクという音が出る「木魚(もくぎょ)」。
同様に風鐸もまた音の出る仏具的なものだったワケなのです。
ちなみに、この風鐸は青銅や鉄などで作られた重厚なものでしたから、涼やかな音ではありませんでした。
今の風鈴の「チリン」というような軽やかな音ではなく、風鐸は「ガラン」というような重みのある音だったと言われています。
風鐸から現代の風鈴へ
実は風鐸はある程度大きなものだったのですが、現在の風鈴となるまでその大きさは徐々に小さくなっていきました。
「風鈴」という名前につきましては一説によると、鎌倉時代「法然(ほうねん)」という僧侶が「ふうれい」と名付けたことが由来であると言われています。
さて、風鐸から一般庶民へと風鈴の文化が大きく広がったのは、主に江戸時代中期以降だと言われています。
18世紀にオランダから無色透明ガラスの製法が日本に伝わり、鋳造・絵付けの技術の発展と融合によってあの有名な「ガラス風鈴」が出来上がるのです。
ちなみに、江戸当時はガラスのことを「びいどろ」と呼んでいました。
これはポルトガル語が由来となっています。
びいどろの風鈴は最初は大変高価なものでしたが、技術の普及と発展により、一般庶民でも手が届く工芸品として扱われるようになっていったのです。
このように、風鈴は魔除けの意味だけではなく、暑気払いという意味でも人々に愛されるようになっていきました。
そして現代の私たちにも馴染みのある風鈴となったのです。
風鈴の置き場所はどこがいい?
- 東や南東(風水)
- 軒下
- ベランダやベランダの軒下
- 空気入れ替えの小窓付近
- 玄関
風水的に風鈴の置き場所を考えると、東や南東は発展や繁栄を促進させる効果が期待できること、そして音が鳴るものとの相性が良い方角とされています。
しかし風鈴の置き場所は、特に決まりはなく、自由に選んで問題はありません。
前述したように、風鐸の場合は四方に置かれていたりもしますが、風鈴は4つ置かなくとも問題はありません。
ご自身のお住まいで、風通しが良いところ、風鈴の音が心地良いところに風鈴を置いておけば良いのです。
ただし注意点もあります。
- 近所迷惑になるような場所
- もしも落ちたら通行人に当たる場所
このようなところには、風鈴は吊るすべきではありません。
風通しが良すぎて風鈴がずっと鳴り続ければ近所迷惑に発展してしまいますし、マンションやアパートでベランダの軒下に吊るしたところ、もし紐が切れて通行人に当たってしまうと損害賠償に発展しかねるからです。
ですから風鈴を置く場所は、公序良俗に反することのない範囲で、適度に鳴るような場所が最も適していると言えるでしょう。
まとめ
風鈴はかつての風鐸の由来から、「厄除け・魔除け」の効果があり、その涼やかな音色によって邪気が払われるとも言われています。
風鈴を置く場所は特に決まりはありませんが、風水的には東や南東が良く、また特に決まりはないため自由に場所は決めて問題はありません。
ただし、落ちたら人に当たって危ない場所や風鈴が鳴り続けて騒音になるような場所は控えておいた方が良いでしょう。
涼やかな音色の風鈴は、癒しを与えてくれるだけではなく、体表温度も下げてくれると言います。
昔からある工芸品には、やはりいつの時代も愛される理由があるものなのですね。
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