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「腹落ち」と「腑に落ちる」の違いは?意味と使い方を解説!【類義語・例文つき】

「腹落ち」と「腑に落ちる」の違いは?意味と使い方を解説!【類義語・例文つき】

「腹落ちしました」

「腹落ち感」

このように使う「腹落ち」という言葉、ビジネスの場でしばしば耳にすることがあります。

同じように使う「腑に落ちる」という言葉もありますので、それぞれの意味や違いを確認しておきましょう。

今回は、「腹落ち」と「腑に落ちる」の違いは?意味と使い方を解説!【類義語・例文つき】についてご説明いたします!

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「腹落ち」の意味

「腹落ち」は「納得すること。なるほどと思うこと」という意味です。

「はらおち」と読みます。

これは、「腹に落ちる」という慣用句を名詞的に使うための言葉です。

「腹に落ちる」は「納得する。なるほどと思う」という意味です。

「腹」はもちろん体の「お腹」ということですが、腹部という意味だけではなく、「心」という意味でも使われます。

「腹を割る」とか「腹を探る」というのも、お腹のことではなくて心の中をさらけ出したり探ったりするということですよね。

「腹落ち」「腹に落ちる」も同じで、心にしっくりと落としこまれるというイメージです。

「腹落ち」は、なるほどと納得することを表します。

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「腹落ち」の使い方

「腹落ち」は、「腹落ちする」などの使い方をします。

「腹落ちする」というのは「腹に落ちる」と同じことです。

なるほどと納得することを言います。

仕事をしていく上でも納得することは大事ですので、ビジネスシーンで何かとよく用いられる言い回しです。

【例文】

  1. 彼女の話を聞いて非常に腹落ちした。
  2. 今日こそは腹落ちするまで徹底的に彼と話し合おう。
  3. 経営者と社員の双方が腹落ち感を持ち協力していくべきだ。

「腑に落ちる」の意味

「腑に落ちる」は「納得できる。合点が行く」という意味です。

「ふにおちる」と読みます。

「腑」は「はらわた、内臓」という意味です。

「腹」と同じで、昔からはらわたというのは人の心や考え方という意味でも使われています。

また、食べたものがお腹のなかに落ちる、というところからもイメージできますね。

「腑に落ちる」は、納得できる、理解できるということを表します。

「腑に落ちる」の使い方

「腑に落ちる」は、多くは「腑に落ちない」という否定形で使われます。

ですので、「腑に落ちる」は誤用ではないかと思う人も多いようです。

ですが、「腑に落ちる」は誤用ではありません。

明治時代など古くから、文学作品の中などでも使われることがあり、特に間違いとはされていません。

「腑に落ちる」は納得するという意味で広く色々なシーンで使われます。

【例文】

  1. 彼の発言の裏に隠された心情に気づくと腑に落ちるところがあった。
  2. 長年謎だった店名の由来を聞き腑に落ちた。
  3. 彼女がこの場所に行けと言った意味が腑に落ちた。

「腹落ち」と「腑に落ちる」の違いは?

「腹落ち」と「腑に落ちること」は、どちらも納得した時に使いますね。

この二つはどう違うのでしょうか。

結論から言うと、「腹落ち」と「腑に落ちる」は同じ意味です。

「腹に落ちる」と「腑に落ちる」とするとよりわかりやすいですが、どちらもお腹に落ちる、つまり自分の心に納得できたということで、同じ意味になります。

「腹落ち」は「腹に落ちる」を名詞として使うときの表現なので、意味としては同じです。

目上の人に使うときは?

「腹落ち」も「腑に落ちる」も、特に失礼な言葉ではないので、ビジネスシーンでもよく使われています。

上司と話して、「腹落ちしました」とか「腑に落ちました」と言うこともあります。

ですが、「腹(はら)」というのは「腹が痛い」とか「腹が減った」とか言う時に使う言葉で、あまり丁寧な印象の言葉ではありませんね。

そのため、「腹落ち」という言葉を目上の人に向かって使うのをためらってしまう人も多いようです。

特に使ってはダメということはないのですが、気になるときは後に述べるような「納得しました」などの違う言葉で言い換えるのが良いでしょう。

「腹落ち」と「腑に落ちる」の類義語

「腹落ち」と「腑に落ちる」の類義語には次のようなものがあります。

  • 納得する(他人の考えや行為を理解し、もっともだと認めること)
  • 理解する(物事のすじみちをさとること)
  • 了解する(さとること。わかること)
  • 承知する(事情などを知ること。わかっていること)

「腹落ち」と「腑に落ちる」の対義語

「腹落ち」と「腑に落ちる」の対義語には次のようなものがあります。

  • 腑に落ちない(納得できないこと。違和感があって疑問に思うこと)
  • 納得がいかない(物事が承認できないこと)
  • 合点がいかない(承知できない、腑に落ちない、うまく理解できないこと)
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まとめ

「腹落ち」「腑に落ちる」は、どちらも納得する、なるほどと思うということで、同じ意味の言葉でした。

「腹落ち」はビジネスシーンで使われることが多い言葉ですし、「腑に落ちる」は「腑に落ちない」という否定形で使われることが多いです。

ぜひ参考にして、覚えておいてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。