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「転勤」と聞くと、「田舎に飛ばされるなんて嫌だ」と、拒否反応が出る人は少なくないはず。
私が大手転職エージェントでキャリアコンサルタントとして勤務していた頃も、転勤がない職場を選ぼうとする人は大勢いました。
あなたも、転勤がない職場を希望していませんか?
ここでは、田舎へ転勤したくない人に向けて、転勤のない会社・仕事の探し方について徹底的に解説をしたいと思います。
望まない転勤によって、人生が大きく変わってしまう人もます。
あなたのキャリアを守る意味でも、じっくりとお読みください!
目次
企業側にとっての転勤のメリット
そもそも転勤をさせる企業側の論理は、いったいなんでしょうか?
ここでは、企業側にとっての転勤のメリットを以下の3つに分けてお伝えをしたいと思います。
- 社員の不正防止
- 多店舗展開への人員配置
- 会社への忠誠心の醸成
それぞれについて解説していきましょう。
1.社員の不正防止
全国に支店がある金融機関ほど、転勤があると思って間違いありません。
2~3年程度で、別の支店に異動することが一般的です。
主な理由は、取引先と癒着して不正に融資をして見返りをもらったりすることがないようにするためです。
2.多店舗展開への人員配置
多店舗展開をしている企業だと、田舎への転勤が現実味を帯びてきます。
特に地方の店舗においては、人員不足が経営上の問題になりがちです。
そうした課題を解消するために、転勤制度を上手く用いてローテーションを行っています。
他にも、能力の高い人材には、不採算店舗の建て直しを目的に転勤をさせることがあります。
3.会社への忠誠心の醸成
転勤に黙って従うということは、会社の命令に忠実だという表れでもあります。
僻地の支店に飛ばされることが、役員になる条件の1つになっている大企業もあるほどです。
出世をするなら転勤は避けられない。
そんな企業があるのも事実です。
会社への忠誠心を醸成する意味が含まれているのも、転勤の意味と言えるでしょう。
社員にとっては転勤のデメリットが多い
企業にとってはメリットが多い転勤制度ですが、社員にとってはデメリットが多いのが実情です。
たとえば、次のようなデメリットがあります。
- 住宅購入したにも関わらず、引越ししなければならない
- 夫婦のどちらかが転勤することに伴い、離職を選ばなければならない
- 家族が離れ離れに暮らして生活費がかさむ
- 1から人間関係を構築しなければならない
- 単身赴任だと、子どもと離ればなれになってしまう
- 子どもの転校が必要になり、教育環境が大きく変化するリスクがある
- 引越しが面倒で手間だ
以上のようにデメリットに感じる点が多いのが、社員側から見た転勤です。
若い人のなかには、「新しい環境でリフレッシュできる」「地方の現場を知る機会になる」などと、転勤を肯定的に捉える人もいますが、
家族との調整が必要な人ほど、転勤に対して否定的に捉える傾向にあります。
転勤のない仕事・業界ってあるの?
では、田舎に転勤する心配のない仕事や業界はあるのでしょうか?
以下でご紹介しましょう。
1.地域に根ざした中小企業
地域密着型の企業であれば転勤はありません。
たとえば、地元の税理士事務所で経理として採用されれば、転勤の可能性はないでしょう。
2.支社や支店数が少ない企業
全国・海外に複数の支社などがあると、田舎へ転勤する可能性が高まります。
逆に、支社や支店数が少ない企業を選べば、そもそも転勤する機会も減っていくでしょう。
3.設立間もないベンチャー企業
起業したばかりのアーリーステージにある企業では、支店や支社がほとんどないため、同じ場所で働き続けることが可能です。
創業も大都市圏内で行われることが多いため、田舎暮らしは避けられるでしょう。
4.地域限定社員を募集している企業
地域限定社員として、転勤がないタイプの正社員を募集している企業であれば、採用後も転勤の可能性はほとんどないと言っていいでしょう。
住み慣れた街で、長く働くことが可能になります。
近年では、地域限定社員制度を導入する企業が増えていることから、働く人のライフスタイルを重視した採用活動が主流となりつつあります。
転勤がない企業の探し方
これまでご紹介したような企業を見つけるためには、どのように探すのがベストでしょうか?
転勤がない企業を探す方法として、職業安定所を利用する考えもありますが、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
近年、金融機関であっても新卒の7割が転勤を望まないことから、地域限定社員を募集したり、転勤制度を廃止する企業が増えています。
そうした最新の市場動向を教えてもらえるのが、転職エージェントを利用するメリットです。
転勤がない企業を探していると伝えれば、条件に合った求人企業を紹介してくれるでしょう。
まとめ
田舎へ転勤したくないと考えたら、本記事でご紹介したように転勤・勤務地などの就業条件に詳しい転職エージェントを利用して、転勤が少ない業界・企業への転職を考えてみましょう!
この記事が参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。