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どんどん増えていくIT用語。
ちょっと気になった時、仕事中に「あれ?これどういう意味だっけ?」とすぐに調べられて30秒で分かりやすいように解説を短くまとめました。
IT用語を眺めているだけでも勉強になる!
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目次
「か」から始まる
解像度
1枚の画面や画像をどれだけの細かさで表現できるかという度合いで「総量」と「密度」の2種類の考え方がある。デジタル機器では、画面や画像を「点(ドット/ピクセル)」の集合として扱う。
総量は、画面の表示能力やデジタルカメラの撮影能力を示す値として使われ、1024×768ドットや合計で、300万画素などと表記される。
密度は、プリンタやスキャナの能力を表記する際などに使われ、単位には1インチ当たりのドット数を示すdpiで表記される。
仮想化
サーバの仮想化とは、1台の物理サーバを分割して仮想マシン環境を複数生成し、1台のサーバ上で複数のサーバが動いているように運用すること。今日ではサーバの性能が向上しており、1つのOSが1つの物理サーバの性能を十分に使い切っていないことが多い。サーバの仮想化により、1台の物理サーバ上で複数のOSが論理サーバ上で稼働できるようになり、物理サーバ数を削減できる。また、開発環境や検証環境を論理サーバ上に迅速に構築できるようになるなどの利点がある。
カットオーバー
新規に構築したシステムや、古い既存システムに代わる新システムを本番環境に導入し、エンドユーザが新しいシステムを使い始めるタイミングのことをいう。カットオーバーには、システム構築プロジェクトの終了と同時に、エンドユーザの新システムによる業務開始を意味するニュアンスがある。カットオーバー後、システム管理者側はシステムの保守運用フェーズに入り、以降システムの不具合発生時のシステム修正作業や小規模なシステム改良、定期点検を行う。
カラム
リレーショナルデータベースは、表形式で整理されたデータ(テーブル)を多数組み合わせたデータベースをいう。ここにいうテーブルの横軸、いわば表の列のことを、カラムという。ちなみに、テーブルの縦軸、あるいは表の行のことを、レコードという。それぞれのカラムには、各カラムに書き込まれるデータの種類に応じて、数値型、文字列型、日付・時刻型などのデータ型が設定される。各カラムには、設定されたデータ型以外のデータは書き込めない。
仮装マシン
仮想マシンとは、仮想化されたサーバで、実際に存在する物理サーバ上に複数ある論理サーバのことをいう。仮想マシン環境を作るソフトウェアには「ホスト型」と「ハイパーバイザー型」がある。ホスト型は、物理サーバ上にあるホストOSに仮想化ソフトウェアをインストールし、その上で仮想マシンを動かす。ハイパーバイザー型は、物理サーバに直接仮想化ソフトウェアをインストールし、その上に仮想マシンを作り出す。
仮装メモリ
仮想メモリとは、コンピュータの物理メモリが不足した時にハードディスクの一部をメモリとして利用するときに、ハードディスク上に作成されるファイルのことをいう。一時的に物理メモリのデータを仮想メモリに移動することによって、パソコンのフリーズや動作速度の低下を防ぐことができる。ただし、仮想メモリのデータはあくまでハードディスク上にあるため、物理メモリのデータよりも処理に時間がかかる。
カバレッジ
カバレッジとは、ソフトウェアテスト(特に単体テスト)で、全体のケース数に対して実際にテストを行ったケースの割合をいう。カバレッジを算出方法には、テストする対象プログラムすべてのパス(実行可能な経路)を母数とする場合(パスカバレッジ)、対象プログラム全ての判定条件を母数とする場合(分岐網羅率)等さまざまあり、テストの方針に応じて使い分ける。カバレッジはある程度高いことが望ましいが、むしろ重要なケースを漏れなくテストできていることの方が必要である。
ガベージコレクション
ガベージコレクションとは、プログラム処理に必要なデータがメモリに読み込まれ処理が実行された後に、メモリになお残っている不要なデータを削除し、メモリ領域を解放する機能をいう。JAVAやPHPにはガベージコレクションは標準装備されている。元来はメモリを必要な時に確保し、不要になれば開放する処理を実装する必要があったが、解放処理の実装漏れによりメモリ領域が一杯になり(メモリリーク)、プログラムが動作不能となることがよくあった。ガベージコレクションはメモリリークを防ぐ。
カーネル
カーネルとは、OSの中核となるソフトウェアのこと。アプリケーションの動作のために、プログラムのコードをメモリに読み込ませてプログラム実行に必要なメモリ領域を確保し(プロセス管理)、アプリケーションの要求毎に必要なメモリ領域を確保し(メモリ管理)、ハードディスクなどにあるファイルを管理し(ファイル管理)、アプリケーションが外部のデバイスにアクセスする際の統一的なインターフェースとなりデバイスを管理する(デバイス管理)。コンピュータへの入力、コンピュータからの出力も管理する(I/O管理)。
可逆圧縮・非可逆圧縮
可逆圧縮とは、圧縮時に元のデータを全く削除しない圧縮方式のことをいう。可逆圧縮は、データに存在する偏りや法則性があるデータを整理することで、データの容量を圧縮する。したがって、全く規則性のないデータを可逆圧縮してもデータ量は減らない。非可逆圧縮とは、人間の五感によって感知できない部分のデータを大幅に削除することで、人間にとって意味ある情報量を圧縮前後で一定に保ちながら、圧縮率を大幅に高める圧縮方式をいう。可逆圧縮と比較すると、圧縮・解凍後の画像や動画品質は低下する。
「き」から始まる
機械学習
機械学習とは、コンピュータにサンプルデータを与え、その特徴を統計学的に見つけさせることで、自らインプットを処理するロジックを作らせることをいう。普通、コンピュータのインプットの処理ロジックは人間が作り、コンピュータはそのロジックに従いデータを処理する。他方、機械学習をする際は、コンピュータ自身がデータの処理ロジックを作り出す。一般に、機械学習は人工知能を作る試みの一つであり、人間の脳を真似たニューラルネットワークによる深層学習は、機械学習の一種であるといわれる。
キャッシュ
キャッシュとは、転送元から転送先にデータを送ったとき、その中間にデータを一時的に保存しておき、同じデータが呼び出された時に保存されたデータを送ることで処理速度を速める考え方をいう。これは、CPUコアの隣にデータを一時的に保存し、先ずCPUコアにそのデータを参照させる仕組みや、インターネットブラウザが一度読み込んだページのデータをブラウザ自体に一時保存し、再度そのページにアクセスされた時にブラウザが保存しておいたデータを表示する仕組み等に応用され、処理速度の高速化に役立っている。
キャプチャ
キャプチャとは、端末に表示された静止画や動画を記録に残して端末内に保存したり(画面キャプチャ/動画キャプチャという)、回線上を流れるデータをいったん取り込んで記録したり(パケットキャプチャという)すること、または保存されたもの自体。画面キャプチャはスクリーンショットとも呼ばれ、実務上システム構築のテスト工程や保守作業時にテスト結果や作業に問題ないことを示す証拠として取得され、保存される。パケットキャプチャは、ネットワークにトラブルがあった時の原因分析に用いられる。
キュレーション
キュレーションとは、主にネット上に散在する情報やコンテンツを独自に収集し、編集して、ネット上に掲載することをいう。情報が紙媒体のメディアで流通していた頃は、情報発信のコストが高かったために、編集者が価値あるコンテンツを見つけ、整理したうえで世に発信された。しかし、ネット上で誰もが安価に情報発信できるようになり、無数のコンテンツの中から価値あるものを見つけ出すのが困難になった。そんな中、ネット情報の収集・編集への需要が高まり、「まとめサイト」等が出現した。
危殆化
危殆化とは、情報セキュリティ技術(特に暗号)が、発案当時の技術水準を前提にすると機密を保つのに十分であったが、IT技術の発達に伴ってセキュリティの維持が不完全になったことをいう。現代の暗号はコンピュータアルゴリズムによって作られ、そのアルゴリズムがコンピュータの演算能力では解読できない程度に複雑であることによってその暗号の安全性を担保してきた。しかし、近年コンピュータの処理能力が飛躍的に向上して暗号判読もまた容易になったために、旧来開発された暗号技術の安全性が低下している。
キュー
キューとは、コンピュータの基本的なデータ構造(データの格納形式)の一つ。キューというデータの格納枠にデータを順次格納するとき、データがキューの中で格納された順番を保って保持され、そのデータは格納された順番通りにキューから取り出される。先入れ先出しのデータ構造が維持されている、ともいえる。具体例に則すと、システムからシステムへのファイル転送を行うとき、ファイルはキューの構造を保って処理されている。多くのプログラミング言語では、キューが標準ライブラリとして実装されている。
キーロガー
キーロガーとは、パソコンへのキー入力を監視、記録するソフトウェアであり、スパイスウェアの一種である。キーロガーは、パソコンに一度インストールされると、ユーザがどんなキーやコマンドを入力したかすべてログに記録し、ある種のキーロガーは自動的にそのログを自動的に特定のサーバに送信する(ルートキットソフトウェア)。キーロガーは、設計次第でそのパソコンの所有者の入力したID・パスワード、その他個人情報を盗み出すことができるため、コンピュータセキュリティ上非常な脅威である。
「く」から始まる
クライアント
クライアントとは、メインフレーム(一つの大型コンピュータが全部演算した)に代わって登場したクライアント=サーバシステムの中で、システムの利用者が使う端末のことをいう。クライアント=サーバ構成では、利用者はクライアント端末からネットワークを介して特定の役割を担うサーバに接続して、サーバ群の担う機能を利用することができる。個人用コンピュータが一定の情報処理能力を持てるようになり、メインフレームの利用機能と処理機能を分割するクライアント=サーバ構成が実用化された。
クライアント証明書
クライアント証明書とは、Webページ上のセキュリティの仕組みである。あるWebサイトの所有者があるページについて、特定の端末(社屋内にあるPC等)からのみの閲覧を許可したいとする。このとき、単にセキュリティをID・パスワードの管理のみに頼るとすると、クライアントは、Webページの所有者が閲覧に使用させたくない端末(私用PC等)から該当ページにアクセスできてしまう。これを防ぐために、Webページ管理者がページへのアクセスを許可したい端末ごとにクライアント証明書を発行し、クライアント証明書をインストールしたPCのみ、当該ページにアクセスできるようにセキュリティ制限をかけることができる。
「け」から始まる
検索エンジン
インターネット上の情報(Webページ、Webサイト、画像、動画、ニュースなど)を検索するためのシステム。ポータルサイトが提供するサービスの一つになっている。
検索エンジンは大きく3種類に分類される。
㈰サイトをプログラムによってデータベース化した「ロボット型検索エンジン」
㈪サイトを人がカテゴリー別に分けてデータベース化した「ディレクトリー型検索エンジン」
㈫ほかの検索エンジンのデータベースを利用した「メタ型検索エンジン」
「こ」から始まる
工数
作業を行うにあたり必要とされる「人数×時間」で表した作業量。
「人月」や「人日」、「人時」といった単位が使われる。
一般的に、1日の労働時間を8時間、1人月を20人日で計算される。
算出された工数に対して単価を掛けることで、見積金額の算出に利用される。
また、実際に掛かった工数を管理することで作業量の見える化を行え、プロジェクト管理に利用出来る。
例)
1人で1ヵ月かかる作業→1人月
2人月の作業時間→2×20×8=320時間
コントラスト
コントラストとは、対照させる、対比するなどの意味を持つ英単語。
画面や画像では、画の中の最も明るい部分と最も暗い部分の輝度の差や明暗比の事を指す。
機器の設定や画像の編集でコントラストを変更する場合、コントラストを上げていくほど、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなり、明暗のくっきりした画になる。
ただし、中間階調の色が明暗の両極によるため、白飛び(ある程度以上明るい箇所がすべて真っ白になる)や黒潰れ(ある程度以上暗い箇所がすべて真っ黒になる)が起こる。
コンテンツ
本来は、「中身」・「内容」・「趣旨」という意味の英単語。
Webサイトにおいては、サイト上で提供される文章、画像、動画、音声全てを含む「情報の内容」の事を指す。
検索エンジンの精度が向上し、ホームページの内容や重要度、検索キーワードとの関連性等などをもとに検索結果が表示されるようになったため、コンテンツの重要度が増しており、Webサイトへの集客を増やすためには、魅力的な内容と量の充実が重要となっている。
五大装置
コンピュータのハードウェアを構成する主要な装置を5つに分類したもの。
1、制御装置
他の装置の制御を行う装置。
2、演算装置
算術演算や論理演算などの処理を行う装置。
3、記憶装置
プログラムやデータを保存する装置。一時的な保存に使われる主記憶装置と永続的な保存に使われる補助記憶装置がある。(主記憶装置:メモリ 補助記憶装置:HDD,DVD,SSDなど)
4、入力装置
人間による操作をコンピュータに伝える装置(マウス、キーボード、スキャナ、マイク、カメラなど)
5、出力装置
コンピュータ内部のデータを外部に取り出すための装置(ディスプレイ・スピーカー・プリンタなど)
制御装置と演算装置は、中央処理装置(CPU)として1つにまとめられていることが多い。