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「弥栄をお祈りして……」
「皇室の弥栄を祈念する」
このような使い方をする「弥栄」という言葉、スピーチなどで聞いたことがあるでしょうか。
特にお正月などには、ニュースや新聞などでも見聞きすることがあると思います。
なにやら歴史がありそうな、おめでたそうな言葉ですね。
「弥栄」はお祝いの場面で使える言葉ですので、ぜひ読み方や意味もしっかりと確認しておきましょう。
今回は、「弥栄」の意味や読み方とは?「弥栄を祈る」など使い方を解説!についてご説明いたします!
「弥栄」の読み方
まず、「弥栄」は「いやさか」と読みます。
知っていないとまず読めませんよね(笑)。
普通は「やえい」と読むと思います。
「やえい」でも間違いではなく、「弥栄」は「いやさか」「いやさかえ」「やさかえ」「やさか」「やえい」など、いくつもの読み方があります。
「弥栄村」とか「弥栄町」などの地名では「やさか」と読んだり、「やえい」と読んで「弥栄小学校」とか「弥栄神社」などという場合もあります。
ですが、地名や神社の名前とは違い、一般的に文章や会話の中で出てくる「弥栄」は「いやさか」と読むことがほとんどでしょう。
「弥栄」と書いて「いやさか」、ちょっと意外な読み方ですがきちんと読めると一目置かれそうですよね。
ぜひ覚えておきましょう。
「弥栄」の意味
「弥栄」は「ますます栄えること」「繁栄を祈って叫ぶ声」という意味です。
読み方は、「いやさか」です。
どちらにしても縁起が良さそうというか、おめでたい感じの言葉だとわかると思います。
発展や繁栄を意味するいい意味の言葉なので、お店の名前や商品名に使われていることもあります。
「弥」は「広くゆきわたる」「ひさしい」「つくろう」「おさめる」「いよいよ」などいろいろな意味がある漢字で、「和弥」や「俊弥」などと人名に用いられたりもしますので、よく見かける字ですよね。
この場合は「いよいよ。ますます」という意味を表し、「や」ではなく「いや」と読んでいます。
「栄」は「栄える」です。
「弥栄」は「いやさか」と読んで、より一層栄えることを表す言葉です。
また、いわゆる「万歳!」というのと同じように、おめでたい意味で叫ぶ言葉としても使われています。
「万歳!」は知っていても「弥栄!」は使ったことがないという人も多そうですが、例えばボーイスカウトなどでは「いや~さか!」と三唱するそうです。
「弥栄」の使い方
「弥栄」は、「ますます栄える」という意味で使います。
「弥栄を祈る」といった形で使われることが多く、人物や組織、国などに対して、さらに大きく栄えますようにという願い、祈りを表す意味になります。
気軽な口語ではなく、格式張った言葉ですので、スピーチや文書、祝電、新聞やニュース、その他かなりあらたまった場面で使う言葉です。
「弥栄」の例文
- 国の弥栄を祈る。
- 皇室の弥栄を祈る。
- ご尊家の弥栄を祈念いたします。
- お二人のご多幸とご両家の弥栄を祈願いたしまして、乾杯いたします。
- 天皇弥栄(すめらぎいやさか)=天皇陛下の御代がいつまでも長く平和に栄えますように、と言う意味の言葉
「弥栄」の類義語
「弥栄」の類義語には次のようなものがあります。
- 清栄(清く栄えること)
- 盛栄(商売などが、盛んになること)
- 繁栄(豊かに栄えること)
- 盛運(栄える運命)
- 発展(物事の勢いなどが伸び広がって盛んになること)
- 万歳(祝いや喜びの気持ちを込めてを唱えること)
「弥栄!」と唱える場合は「万歳!」が同じ意味ですね。
あとは、「弥栄を祈る」ということを「ますますのご発展をお祈りします」とか、「ご清栄をお祈りします」などと言い換えることができます。
「弥栄」は国の発展や一族の発展といった大きなことに使うことが多い、格式張った言葉です。
会社あてや個人宛の手紙など、一般的な場面では、「清栄」「発展」「繁栄」などなどの言葉が使われ、よく「手紙の冒頭や結びの言葉一覧」などとしてビジネスマナーの本などでも取り上げられています。
「弥栄」では大げさすぎるかな、という時にはそうした耳慣れた言葉を使うとよいでしょう。
まとめ
「弥栄」は「いやさか」と読みます。
ますますの繁栄を祈る祝意を伝える、大変いい意味のおめでたい言葉です。
皇室の繁栄を祈る、というような格式張った場面で使われることが多い言葉なので、普段の生活の中ではあまり見聞きする機会がないかもしれません。
ですが、結婚式などのスピーチや祝電、またお正月などには何かと出てくることがある言葉ですので、ぜひ覚えておくとよいでしょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!