言葉の意味と使い方

「重々承知」の意味とビジネスやメールでの使い方!シーン別に例文つきで解説!

「重々承知」の意味とビジネスやメールでの使い方!シーン別に例文つきで解説!

「重々承知しております」

「重々承知の上だ」

この「重々承知」という言葉は、ビジネスシーンなどでよく使われます。

「重々承知」という響きも重々しく、普段の気軽な会話ではあまり使わないような言葉ですね。

ビジネスシーンではどういった場面で使えば良いのか、この機会にしっかり確認しておきましょう。

今回は、「重々承知」の意味とビジネスやメールでの使い方!シーン別に例文つきで解説!についてご説明いたします!

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「重々承知」の意味

「重々承知」は、「十分に理解していること」と言う意味です。

「じゅうじゅうしょうち」と読みます。

「重々」は「同じことを何度も繰り返すさま」「十分であるさま」という意味の言葉です。

「承知」は「事情などを知っていること」「依頼や要求を聞き入れること」「相手の事情などを理解して許すこと」という意味です。

この「重々」と「承知」が合わさって、「重々承知」は、「十分に事情などを知っていること」という意味の言葉です。

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「重々承知」のビジネスでの使い方4パターン

重々承知の使い方4つを説明する画像

「重々承知」は、事情などをよく理解しているという意味で使います。

「重々承知」自体は特に敬語ではないですが、「重々承知しております」など、丁寧な言い方にすることで目上の人に向けても使えます。

ビジネスシーンでも、口頭やメールで非常によく使われています。

シーン別に使い方を確認していきましょう。

1、理解していることを伝えるとき

まずは、「重々承知」は「十分に承知している」という意味ですから、自分が十分にその事情などを理解していますよ、という時に使えます。

「重々承知しております」「重々承知いたしました」といった使い方をします。

【例文】

  1. その件に関しましては重々承知しております。
  2. おっしゃることは重々承知いたしました。
  3. 納期の件は重々承知いたしました。担当者に確認をとりまして、改めてご連絡いたします。

2、依頼をする時

「重々承知」は、依頼や要求を伝える時にも使えます。

「重々承知しておりますが……」「重々承知の上で」などとすることで、相手の事情や状況はよく理解しているが、その上でお願いしたいですという意味になります。

「勝手なお願いではございますが」「ご多忙とは存じますが」などのように、クッション言葉として頼みにくいことを頼む時にも使いやすいでしょう。

【例文】

  1. お忙しいのは重々承知の上でお願いしたいことがございます。
  2. 無理を申していることは重々承知なのですが、どうかご検討くださいますようお願いいたします。
  3. ご迷惑を重々承知で申し上げますが、納期を二週間伸ばしていただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

3、依頼を断る時

「重々承知」は、頼みにくいことを頼む時にも使えますが、逆に相手の依頼を断るときにも便利な言葉です。

「重々承知しておりますが……」などとして、相手の事情はよくわかっているけれど、あいにく依頼を受けることはできないという意味で使います。

これも、相手の事情や気持ちに配慮した上で断るという、クッションの役目を果たしていますね。

【例文】

  1. ご事情は重々承知しておりますが、今回ばかりはご期待に添えそうにありません。
  2. ご要望は重々承知しておりますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
  3. 良い条件のお話であることは重々承知しておりますが、あいにくと多忙でして、今回はお断りさせていただきます。

4、謝罪の時

「重々承知」はまた、謝罪の時にも使えます。

自分自身に非があることは「重々承知しております」というような使い方です。

もちろんそれだけでは謝罪にならないので、「申し訳ございません」などのお詫びの言葉とともに使います。

【例文】

  1. 原因がこちらの連絡ミスであることは重々承知しております。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
  2. そちらのご事情は重々承知しておりましたのに、このような結果となってしまい誠に申し訳ございません。
  3. ご迷惑をおかけしたことは重々承知いたしております。心よりお詫び申し上げます。

「重々承知」の類義語

「重々承知」の類義語には次のようなものがあります。

  • 百も承知(十分に承知していること)
  • 先刻承知(以前から知っていること)

他にも、

  • 十分知っている
  • 重々自覚している
  • よく理解している

などの言い換えをすることもできます。

>>「重ね重ね」の使い方!お詫びメールやお礼・お願いする時に使ってもOK?【例文】

まとめ

「重々承知」は事情などを十分に理解しているという意味でしたね。

そのまま「理解しています」というだけではなく、人に何か頼む時や断る時、また謝る時など、ちょっと言いにくいことやそのまま言うときつくなるようなことをやんわりと伝えるのに役立つ便利な言葉です。

ぜひ「重々承知」をいろいろなシーンで使いこなしてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。