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言葉の意味と使い方

「快方に向かう」の意味と使い方!「回復・快復」との違いは?【例文つき】

「快方に向かう」の意味と使い方!「回復・快復」との違いは?【例文つき】

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「快方に向かっている」

ニュースなどで、有名人が病気や怪我で入院などすると、その後の経過を伝える時によく使われる表現です。

この「快方」という言葉、文脈からも状態が良くなっていることを表す言葉だとわかると思います。

身近なところでは、お見舞いの際に手紙やメールでよく使われれる言葉です。

マナーとしても、正しい使い方ができるように確認しておきたいですね。

似た言葉の「回復」「快復」との違いも調べてみました。

今回は、「快方に向かう」の意味と使い方!「回復・快復」との違いは?【例文つき】についてご説明いたします!

「快方」の意味

「快方」は「病気や傷がだんだん治ってくること」という意味です。

「かいほう」と読みます。

「快」は「こころよい」「病気が治る」「はやい」といった意味のある漢字です。

どれにしてもポジティブな意味の字で、この場合は「病気が治る」という意味で使われています。

「方」は「むき」という意味ですね。

「よい方に向かう」ということで、「快方」は病気や怪我が治る方に向かっていくということを表す言葉なのです。

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「快方」の使い方

「快方」は病気や傷がだんだん治ってくるという意味で使います。

ほとんどの場合「快方に向かう」という形で、病気や傷がだんだん治ってくること、元気な状態に向かうという意味で使います。

お見舞いなどの手紙やメールなどでよく使う言葉です。

また、芸能人やスポーツ選手、政治家などの有名人が病気になったり怪我をしたりした時の報道でも、よく「現在は快方に向かっている」などと、経過を伝える時の表現としてよく見聞きすると思います。

【例文】

  1. 病状が快方に向かう。
  2. 快方に向かわれていると聞き、安心しました。
  3. 一時は命も危ぶまれる状態が続いたが、現在は快方に向かっている。

「快方に向かう」の例文(お見舞い、お礼など)

「快方に向かう」は病気や怪我がだんだん良くなっていくという意味で使う言葉です。

ですので、お見舞いの手紙やメール、またそれに対するお礼、快気祝いなどの時によく使われます。

例文で手紙などでの使い方を確認しておきましょう。

【お見舞いの例文】

○○様

入院されたと聞き、突然のことに大変驚いております。

その後のお加減はいかがでしょうか。

日々ご壮健な○○様ですから、じきに快方に向かわれることと信じておりますが、どうかご無理をなされませんよう、この機会に十分ご静養されてください。

改めてお見舞いに伺わせていただきたく存じますが、まずは書中にてお見舞い申し上げます。

【お礼の例文】

拝啓 ○○の候 ○○様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたびは、私の病気でご心配をおかけしてしまい申し訳ございません。

また、お見舞いの品まで賜り、厚く御礼申し上げます。

大変ご心配をおかけいたしましたが、おかげさまで快方に向かい、○月○日、無事に退院いたしました。

しばらくは自宅療養になりますが、来月には職場復帰もできそうです。

本復の際は改めてご挨拶に伺いたいと存じますが、まずは書中にて御礼かたがたご挨拶申し上げます。

敬具

「回復・快復」との違い

回復の意味・使い方

「回復」は「悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと」という意味です。

「かいふく」と読みます。

【例文】

  1. 健康が回復する。
  2. 景気が回復する。

快復の意味・使い方

「快復」は「病気がなおること」という意味です。

「かいふく」と読みます。

「回復」と読み方は同じですので、書き間違いや誤変換しがちですので気をつけましょう。

【例文】

  1. 傷が快復する。
  2. 一日も早いご快復をお祈り申し上げます。

3つの違いと使い分けは?

「快方」「回復」「快復」の違いをまとめておきましょう。

  • 「快方」は「病気や傷がだんだん治ってくること」
  • 「回復」は「よくないものが元に戻ること」
  • 「快復」は「怪我や病気が治ること」

となります。

「回復」だけ、病気や怪我以外にも使え、例えば「景気が回復」とか「名誉を回復」などと広く使えます。

違いをはっきりさせるために病気や怪我のことに限って考えてみましょう。

「快方」は、病気や怪我が「だんだん治る」ことです。

「回復」は「病気や怪我をする前の、元の状態に戻る」という意味です。

ですので、「だんだん回復する」とか「少しずつ回復する」などと言えば、「快方(に向かう)」と同じ意味を表すこともできますね。

普通に「回復する」と言った場合は、病気や怪我をする前の状態に戻ったという意味です。

一方「快復」は、病気や怪我が「完全に治った」という意味になります。

ですので、「快復に向かう」とか「少しずつ快復する」とは使いません。

もう一度まとめると、

3つの違いと使い分け
  • 「快方」は病気や怪我がだんだん治ること
  • 「回復」は元の状態に戻ること、病気や怪我以外にも広く使える
  • 「快復」は病気や怪我がすっかり治ること

となります。

「快方」の類義語

「快方」の類義語には次のようなものがあります。

  • 回復
  • 快復
  • 治癒(病気、怪我などが治ること)

いずれも身体が癒えるさまを表す言葉ですね。

「快方に向かう」の言い換え表現としては、

  • 回復する
  • 治りかけである
  • 治りつつある
  • 予後がよい
  • 改善する

といった言葉があります。

まとめ

「快方」は病気や怪我がだんだん治ってくるということを表す言葉でした。

「快方」に向かわれますようにというお見舞いや、「快方」に向かっていますというお礼・報告に使いやすい言葉ですね。

ぜひ参考になさってください。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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