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「画一的」の意味とは?「単一的」との違いも例文つきで解説!【類義語・対義語】

「画一的」の意味とは?「単一的」との違いも例文つきで解説!【類義語・対義語】

「画一的」という言葉は、「画一的な教育」「画一的なサービス」などという使い方で使われます。

ビジネスシーンやニュース、また日常の中でも見聞きすることがある言葉です。

しかし、「画一的」とはどういう意味なのかを正確に知っている人は少ないかもしれません。

実は「画一的」にはポジティブな意味やネガティブな意味など、色々な使い方がありますので、この機会にしっかり理解しておきましょう。

今回は、「画一的」の意味とは?「単一的」との違いも例文つきで解説!【類義語・対義語】についてご説明いたします!

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「画一的」の意味

画一的

「画一的」は「何もかも一様で、個性や特徴のないさま」という意味です。

「かくいつてき」と読みます。

「画一(かくいつ)」というのが、「個々の性質や事情は重視せず、全体を一様にそろえること」という意味の言葉です。

「画」には「絵画」や「図画」などの「絵」という意味もありますが、「かぎる。くぎる」といった意味もあります。

「画一」は一つだけの区切り、つまり物事の範囲が一つだけであるということになりますので、個性などはなく全体が同じようであることを表します。

「画一的」は、個々の性質などは重視されず、個性や特色がないさまを表す言葉です。

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「画一的」の使い方

「画一的」は個性や特徴がなく一様であるさまを表す言葉です。

「個性がない」ということで、ネガティブなイメージがあるかもしれません。

ですが、「画一的」は必ずしも悪い意味の言葉ではありません。

確かに、「教育が画一的で、もっと個性を重視すべきだ」というような文脈では、「画一的」は「個性がなくなってみんな平凡になってしまう」というようなネガティブな意味で使われています。

ですが、例えば

  • 「どの店員も画一的によいサービスを行う」

というような場合は、お店のマニュアルに従うなどして、どの店員さんも同じようにきちんと接客をしているという、むしろいい意味になりますね。

「画一的」は何もかも一様であるさまを表す言葉ですが、それがいい意味で使われているか悪い意味で使われているかは、前後の文脈をきちんと読み取って判断しましょう。

「画一的」の例文

  1. 日本の義務教育は画一的であり、子供たちを個性豊かな人物に育てることは難しい。
  2. チェーン店では画一的なサービスを提供している。
  3. この会社では、新入社員に対して画一的な指導をしている。
  4. この製品はデザインは画一的だが、カラーバリエーションは豊富だ。
  5. 君の書いた小説は、表現が画一的なので語句を言い換えるなどした方がよい。

「単一的」との違いは?

単一的

「画一的」に似た言葉に「単一的」があります。

文字も似ていますので、混同することもあるかもしれません。

これらの違いは、

  • 「画一的」は「すべて一様で個性や特徴がないこと」
  • 「単一的」は「ただ一つであること。他にまじりもののないこと」

となります。

「単一」というのは、「ただひとつ」という意味です。

ですから、「単一的」ということは「ただ一つである」「他にまじりものがない」という意味になります。

「画一的」が「たくさんのものをみんな同じように扱う」「ぜんぶ一様で個性がない」という意味になりますので、違いがわかりますね。

例文で確認しておきましょう。

「単一的」の例文

  • 会社だけといった単一的なコミュニティにしか属していない人は、環境が変わると孤立してしまうことがある。
  • 彼の思考は単一的であり、もっと多面的に物事を捉える必要がある。
  • SNSを利用して、お客様への単一的な情報発信だけでなく、双方向でコミュニュケーションを取ることができる。

「画一的」が、複数のものがどれもみな同じようであるという意味であるのに対し、「単一的」はたった一つのものを指すという違いがありますね。

「画一的」の類義語

「画一的」の類義語には次のようなものがあります。

  • 定型的(一定の形や決まった型などに基づいていること、従っていること)
  • 統一的(全体を統一する立場をとるさま。 一つにまとめて支配するさま)
  • 均一(質や量などがどれも一様であること)
  • 一様(全部同じようすであること。また、 そのさま)
  • 一律(物事の調子が一様で変化がないこと。すべてが同じで例外がないこと)
  • 横ならび(関係する団体・企業が、そろって同じ方策をとること。他と同じであること)
  • 似たり寄ったり(どれも同じぐらいで大した差のないこと)

「画一的」の対義語

「画一的」の対義語には次のようなものがあります。

  • 多面的(ものの在り方や見方がいろいろな方面にわたっているさま)
  • 多様的(いろいろと種類の違ったものがあるさま)
  • 個別的(幾つかあるものがそれぞれ他と関係なく別に存在しているさま)

まとめ

「画一的」は何もかも一様で個性のないさまを表す言葉でした。

「個性がない」というとネガティブに聞こえますが、実際には全ての店で均一な質の良いサービスを提供するという時など、ポジティブな意味で「画一的」が使われることもありましたね。

全体の文脈にも注意して、正しく「画一的」の意味を理解してくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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