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「寒梅の候」は冬に使いたい時候の挨拶の1つです。
寒い梅と書きますが正しい使用時期はいつからいつまでなのでしょうか。
今回は「寒梅の候」について使用時期はもちろん、結びや使い方・例文など様々な視点から詳しくご紹介していきます。
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「寒梅の候」の時期はいつからいつまで?
「寒梅の候」は暦の上で冬の終わりを迎える「寒中」の時期に使う事が出来ます。
1月5日前後から2月3日前後が「寒中」です。
お手紙の到着が立春を過ぎてしまいそうな場合は他の時候の挨拶へと変えるのがおすすめです。
「寒梅の候」の意味と読み方
「寒梅の候」は「寒さ厳しい時期ですが、早咲きの梅が咲く季節となりましたね」という意味を持ちます。
読み方は「かんばいのこう」です。
冬の終わりを告げるかのような梅の開花に心緩む様子が感じ取れる日本らしい繊細な言葉なのではないでしょうか。
「寒梅の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 寒梅の候、貴社にはますますご繁栄の事、大慶の至りと存じます。
- 拝啓 寒梅の候、貴社におかれましては更なるご躍進の事と存じます。
- 拝啓 寒梅の候、貴社におかれましてはいよいよご田本の段、お慶び申し上げます。
【結び】
- 厳冬の折ではございますが、貴社の更なるご発展をご祈念いたします。
- 寒さ厳しい時節、貴社いよいよのご多忙を心よりお祈り申し上げます。
- 寒冷のみぎり、貴社ますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 寒梅の候、○○様におかれましてはますますご壮健の事と拝察いたします。
- 拝啓 寒梅の候、〇〇様より一層ご躍進の由、大慶の至りと存じます。
- 拝啓 寒梅の候、ご一同様におかれましては更なるご多忙の段、お慶び申し上げます。
【結び】
- 本年も〇〇様より一層のご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 寒さ強くなる時節です、ご一同様におかれましてもお体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
- 今年一年、ますますのご躍進をお祈り申し上げます。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 暖冬で穏やかな日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 厳しい寒さに身もすくむ季節ですが、お風邪などひかれておりませんでしょうか。
- 大雪の便りもあちこちで聞かれる季節です、〇〇様におかれましてはお元気でお過ごしの事と存じます。
【結び】
- 路面も凍結しておりますので足元にはくれぐれもご注意いただき、怪我などされませんようお祈り申し上げます。
- 寒さ厳しい季節です、くれぐれもお体にはお気を付けください。
- 春到来が待ち遠しい季節です、〇〇様におかれましてもどうぞお健やかにお過ごしください。
「寒梅の候」以外の時候の挨拶
まとめ
梅の花の開花を目にし、冬の終わりと春の到来を感じる事が出来た喜びを表現しているのがこの「寒梅の候」なんですね。
梅の花のかぐわしい香りも想像できる美しい言葉の1つともいえるのではないでしょうか。
また寒さまだまだ厳しい季節なので、体調を気遣う言葉とセットで使うのもおすすめです。