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正月飾りは飾る日にちや時間帯に決まりはある?夜でもいい?ルールを解説

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あなたは毎年「正月飾り」を「いつ」飾っていますか?

飾る日にちや時間帯の決まりを気にしたことはありますか?

今回は、おめでたい正月を気持ち良くお祝いするために、正月飾りの飾る日にちや時間帯についてのルールを解説していきます。

夜でもいいのか?など気になるあれこれも一緒に見ていきましょう。

正月飾りを飾る日にちや時間帯の決まりは?

結論からお話しますと、正月飾りは12月13日以降に飾るのが昔からの通例です。

しかし現代においては、日付に捉われずともあまり問題はありません。

ただし、12月29日〜31日はやめておいた方が良いと言われてはいます。

なぜなのか、下記で詳しく解説いたしましょう。

正月飾りを飾るのは、なぜ12月13日以降?

昔は12月13日を「正月事始め」とし、この日から正月の準備を徐々に始めていくのが一般的でありました。

なぜ12月13日という日付なのかというと、それは大掃除のルーツである昔の風習「煤払い(すすはらい)」がこの日に行われていたことが由来となっているためです。

>>煤払いの日とは?意味や由来と大掃除との違いも解説

昔は火をくべて生活していましたから、調理はかまどや囲炉裏を使ったり、照明も電気ではなく行灯です。

そうすると、火を燃やすと空気中に出る「煤(すす)」が天井やハリについてしまいます。

ですから新年を迎えるために家の汚れ(煤 すす)を掃除していたこと・・・それが「煤払い」、今で言うところの大掃除という訳なのです。

さらに実は煤払いには大掃除という意味だけではなく、歳神様をお迎えするための「厄除け」として、穢れを払うという儀式的な意味もありました。

つまり、

・大掃除をして家を綺麗にして穢れを払い、歳神様をお迎えする準備ができてから正月飾りを始めるべき

その様に考えられていたということなのです。

以上から、正月飾りは12月13日以降に飾るもの となった訳なのでした。

12月29日〜31日がダメなワケとは?

さて、今度は正月飾りを飾ってはいけない日である12月29日〜31日についてなのですが、このような理由が由来だと言われています。

ただし、30日は諸説ありますのでその所以もご紹介いたします。

▪️12月29日

数字の「9」が「苦」を連想させる。

さらに「29」が「二重苦」とかけられることからさらに忌み嫌われ、縁起が良くないとされているため。

▪️12月30日

旧暦では31日がなく、30日が大晦日であった。

そのため、12月31日と同様の理由で30日も正月飾りは避けた方が良いと言われる場合がある。

反対に30日ならば正月飾りをしても良いとされるなど諸説もあるため、定かではない。

▪️12月31日

翌日が元旦であることから、大晦日に正月飾りを飾るのは「一夜飾り」と呼ばれて縁起が悪いものとされる。

お迎えする歳神様にも失礼とされ、一晩で慌ただしく飾られたその様が葬儀の準備の様であり、忌み嫌われるため。

正月飾りを飾る時間帯の決まりはある?

正月飾りを飾る時間帯についてなのですが、特に決まりはありません。

夜に飾っても問題はないと言われています。

ただし、これにも色々な解釈がある様です。

実は古来より夜という時間は、邪気や鬼などの良くないものが活発になる時間帯だという認識がありました。

ですから、人や地域によれば夜より朝の方が正月飾りを飾るのに適していると仰る方もいらっしゃるかもしれません。

しかし一般論としては、朝夜関係なく正月飾りを飾っても良いとされているので、あまり気にしなくても大丈夫です。

現代の正月飾りはいつ飾るべき?クリスマスは?

さて、昔は12月13日と決まった日に大掃除である煤払いをし、それを「正月事始め」としてお正月準備を始めていくと解説しました。

しかし、現代人にそのスケジュールをこなせと言うのも、なかなか難しいものです。

さらに12月は「クリスマス」もあります。

お正月飾りとクリスマスの飾りは混在しても良いのですが、人によってはなんだか妙な雰囲気を感じてしまう方も少なくないと思います。

ですから、現代においてはざっくりしたポイントだけ押さえながら正月の飾り付けを始めればOKだと考えましょう。

下記に現代版の正月飾りのポイントを簡単に当サイトオリジナルとしてまとめてみましたので、もしよろしければ参考にしていただければと思います。

現代の正月飾りのポイント5

  1. 12月29日と31日は縁起が悪いので、正月飾りはやめておくこと
  2. 大掃除はマイペースに行い、正月飾りは掃除が済んだところに飾ること
  3. クリスマス飾りと正月飾りを混同させたくない方は、クリスマス後の12月26日〜12月28日の間に正月飾りをすること
  4. 最終は12月30日には正月飾りを済ませておけばOK
  5. あまりこだわらず、自分なりに正月飾りを楽しむこと

現代では、ご家庭や個人にも色々な事情があります。

大切なのは、新年と年神様をお迎えするというその気持ちです。

あまりルールに捉われず、新年を祝うその心が大切だということを忘れないでくださいね。

まとめ

正月飾りを飾るタイミングは、昔は「煤払い」という「正月事始め」の風習の由来から、12月13日以降が一般的だと言われていました。

正月飾りは、大掃除をした綺麗なところに年神様をお迎えする準備として行うものなのです。

ちなみに、正月飾りを飾る時間帯の決まりはないと言われています。

しかし昔と違って新年を迎える準備も多様となっている現代では、昔の形にはあまり捉われずとも問題はありません。

あなたらしい、そして我が家らしい正月飾りを考えながら、新しい年を迎える用意を始めてくださいね。

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