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「傾聴」という言葉をご存知でしょうか。
カウンセリングなどでよく用いられる言葉ですが、ビジネスシーンやその他色々な場面でも「傾聴」は重要なものとされています。
今回は、「傾聴」の意味と使い方!「傾聴力」とは?言い換え表現は?|例文についてご説明いたします!
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「傾聴」の意味
「傾聴」は「耳を傾けて熱心に聞くこと」という意味です。
「けいちょう」と読みます。
「傾」は「かたむく」「かたむける」などと読む漢字です。
「かたむく」などのほか、「心を寄せる」「危うくする」などの意味もあります。
「聴」は「聞く」「ゆるす」などの漢字です。
「傾聴」は「傾けて聞く」「心を寄せて聞く」といった意味になります。
普通に聞くだけではなく、相手の言うことを心を傾けて注意深く聞く、相手に共感しながら聞くといったことを表す言葉です。
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「傾聴」の使い方
「傾聴」は、耳を傾けて熱心に聞くことを表して使います。
特にカウンセリングやコーチングといった分野でよく使われる言葉で、相手の話を聞く技術のことを言います。
- 相手の話を熱心に聞く
- 相手の言うことを否定しない
- 肯定的な関心を持って共感して聞く
など、「相手を受け入れる」「共感する」といったことに重点をおく「聞く」技術です。
相手の話をじっくり聞いたり、また耳で聞くだけでなく表情や仕草などにも注意を払って相手の気持ちを理解します。
ビジネスシーンにおいても「傾聴」には次のようなメリットがあります。
- 社内外における人間関係の構築
- 仕事のストレス軽減・進めやすくなる
- 社員のモチベーションアップ
こうした目的のため、「傾聴」はビジネスシーンでも応用されています。
また、教育、スポーツ、医療などなど、生活のさまざまな場面でも用いられているコミュニケーション技法です。
「傾聴する」「傾聴に値する」などの使い方をします。
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「傾聴力」とは?
ビジネスシーンでは、「傾聴力」という言葉もしばしば使われます。
「傾聴力」は「相手の話に耳を傾け熱心に聞くスキル」のことです。
相手を理解するために熱心に話を聞く。
相手が本当に話したいことを見極め、それを引き出して理解する。
こうした目的のために用いられるテクニックと言えるでしょう。
仕事をしていく上で、人間関係を築く、信頼関係を築くということは非常に重要ですが、そのために必要なのは自己アピールや営業トークのような「話す力」ばかりではありません。
むしろ、「聞く力」である「傾聴力」が重要であり、「傾聴力」はビジネスパーソンに必要なコミュニケーションスキルとされています。
- 相槌を打つ
- 相手の話を要約して繰り返す
- 相手の仕草を真似る「ミラーリング」を意識する
など、「傾聴」における色々なテクニック、「傾聴力」を高めるテクニックというものがビジネス書などにもよく紹介されています。
基本的には、相手の話を共感しながら聞く力、これが「傾聴力」ということですね。
「傾聴」の例文
- 彼の話を傾聴し、内容を心に刻む。
- 傾聴はコミュニケーションの基本だ。
- 傾聴力を身につけることで、互いの信頼関係をより強固なものとすることができる。
- 電話相談で相手の言葉を傾聴する。
- カウンセラーが私の話を傾聴してくれた。
- 彼の言ったことは、傾聴に値する意見だった。
「傾聴」の言い換え表現・類義語
「傾聴」の言い換え表現・類義語には次のようなものがあります。
- 謹聴(つつしんで聞くこと)
- 静聴(静かによく聞くこと)
- 拝聴(聞くことをへりくだっていう語)
- 清聴(相手が自分の話を聞いてくれることの丁寧な言い方)
- 耳を澄ます(聞こうとして注意を集中する)
- 耳を傾ける(注意して聞くこと)
- じっくり話を聞く(相手の話に耳を傾けること)
「傾聴」の対義語
「傾聴」の対義語には次のようなものがあります。
- 発言(言葉を出すこと。意見を述べること)
- 無視(あるものをないように見なすこと)
- 上の空(他のことに心が奪われてそのことに注意が向かない状態)
- 適当に聞く
- 批判的・否定的な態度
まとめ
「傾聴」は「耳を傾けて熱心に聞くこと」という意味です。
相手の立場になって共感して聞くとか、熱心に耳を傾けるといったことで、いい意味の言葉ですね。
「傾聴」はカウンセリングや医療、またビジネスや教育、スポーツなど様々な分野で用いられているコミュニケーションスキルでもあります。
相手の話を「傾聴」することで、相手の気持ちを理解することができたり、信頼関係ができて人間関係が円滑になったりします。
それによってビジネスや教育などにおいてもよい結果につながるということです。
自分がうまく話そうとするだけでなく、「傾聴力」を高めることも大切ですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!