時候の挨拶

「季夏の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「季夏の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「季夏の候」は夏に使える時候の挨拶の1つです。

あまり聞きなれない「季夏」ですが、その言葉が指す時期とはいつなのでしょうか。

今回は「季夏の候」について結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

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「季夏の候」の時期はいつからいつまで?

「季夏の候」は暦の上での夏の終わりごろに使う事が出来る時候の挨拶です。

7月7日前後の「小暑」から8月6日前後の大暑の終わりまで使う事が出来ます。

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「季夏の候」の意味と読み方

「季夏の候」は「夏の終わりを感じる季節となりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「きかのこう」です。

夏の終わりと秋の訪れを表現している言葉であり、旧暦の6月を指しています。

ですが、現在は夏終盤でもまだまだ暑さが続いている事も多く、あまり使われなくなっている時候の挨拶でもあります。

「季夏の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 季夏の候、貴社におかれましてはますますご隆盛の折、お慶び申し上げます。
  2. 拝啓 季夏の候、貴社いよいよご発展の事とお慶び申し上げます。
  3. 拝啓 季夏の候、貴社には一層ご躍進の段と拝察いたしております。

【結び】

  1. 蝉時雨聞こえる好季節、貴社におかれましてもますますのご躍進をお祈り申し上げます。
  2. 連日の猛暑厳しい季節ではございますが、貴社の皆様方におかれましてはご自愛専一にてお過ごしください。
  3. 酷暑続く折ではございますが、貴社ますますのご多忙を心よりお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 季夏の候、御一同様におかれましてはますますご壮健の事と存じます。
  2. 拝啓 季夏の候、〇〇様には一層ご躍進の由、お喜び申し上げます。
  3. 拝啓 季夏の候、〇〇様におかれましては変わらずご活躍の事と存じます。

【結び】

  1. 時折吹く涼しい風が心地よい季節です、〇〇様におかれましてもどうぞお健やかにお過ごし下さい。
  2. 夕顔も凛と咲く時節、ご一同様におかれましてはますますのご躍進をご祈念いたします。
  3. 夕立が涼しさを運ぶ季節、〇〇様におかれましてはどうぞ変わらずのご活躍をお祈り申し上げます。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 立秋間近ではありますが、まだ暑さ残る今日この頃。お元気でお過ごしでしょうか。
  2. 暦の上では秋といってもその気配を感じない暑さが続いています。体調などくずされていませんか。
  3. 未だ残暑厳しい日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

【結び】

  1. 風鈴の音響く季節、くれぐれもお体にはお気をつけてお過ごしください。
  2. 急激に気温も上がり、まさに夏本番を感じる今日この頃。どうぞ健康には十分にお気を付けください。
  3. 蝉の声凛と響く季節になりました。どうぞお元気で爽やかな夏をお過ごしください。

まとめ

夏の終わり頃の時期を表現する時候の挨拶が「季夏の候」なんですね。

使用時期と体感気温の差が現在では激しく、あまり使われなくなってきてはいますが季節の移り変わりに敏感な日本ならではの美しい言葉でもあります。

厳しい暑さとなっている地域も多いので相手の体調を気遣う言葉とセットで使うとより柔らかく優しい印象になりますよ。

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