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言葉の意味と使い方

「帰結」の意味と使い方!「結果」との違いは?【類義語・対義語・例文】

「帰結」の意味と使い方!「結果」との違いは?【例文つき】

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「帰結」は、物事が終わるときによく使われる言葉です。

哲学用語としても使われる、少し難しい言葉です。

使ったことがない人、聞いたことがない人もいるかもしれませんが、ビジネスシーンやニュースなどで見聞きすることもあるでしょう。

ぜひ「帰結」について、意味や使い方を知っておきましょう。

今回は、「帰結」の意味と使い方!「結果」との違いは?【例文つき】についてご説明いたします!

「帰結」の意味

「帰結」は「最終的にある結論、結果に行き着くこと」という意味です。

「きけつ」と読みます。

「帰」は、「帰る」という字ですが、他に「あるべきところにおさまる。落ち着く」といった意味も持っています。

「結」は「結ぶ」「しめくくる。まっとうする」「かまえる」などの意味があり、ここは「しめくくる」「結果が出る」といった意味で使われています。

「帰結」は文字の意味から「落ち着いて、結果が出る」ということになりますね。

「帰結」は、推理や行動、議論などが最終的にある結論や結果に落ち着くことや、その結論・結果を指します。

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「帰結」の使い方

「帰結」は「帰結」「帰結する」といった使い方をします。

議論や行為などが結論、結果に行き着くということ、またその結論や結果のことを指して使います。

また、哲学用語としての「帰結」は、「ある事柄を原因・理由として、そこから出てくる結果」「あることを仮定して、そこから推論されて導き出される結論」という意味で使われます。

例えば「帰結主義」は「行為を道徳的に判断する際に、その行為から生じる帰結を考慮に入れる立場」です。

ちょっと難しく感じますが、哲学においても「帰結」はなんらかの議論や行為などの結果、という意味で使われているということです。

【例文】

  1. 様々な意見が出たが、結局は同じところに帰結した。
  2. 十分な準備をしなかったので、今回の失敗は当然の帰結と言える。
  3. このバンドの曲は、どれも「自分らしさ」というテーマに帰結する。
  4. 会社がテレワーク体制を確立しただけに、オフィスの縮小は当然の帰結だ。

「結果」との違いは?

「帰結」は議論や行為などが最終的に行き着く結論や結果という意味でしたね。

少し難しい言葉なので、「結果」でもいいような気がします(笑)。

「帰結」と「結果」のそれぞれの意味は、

  • 「帰結」は「ある結論や結果に落ち着くこと、またその結論や結果のこと」
  • 「結果」は「ある原因や行為から生じた、結末や状態」

となります。

「帰結」も「結果」も、議論や行為の行き着いた状態のことを指しますので、同じ意味だと考えてよいでしょう。

ただし、「帰結」は、「帰結する」などの使い方で、「ある結果に落ち着くこと」を表すことができます。

「結果」の方は、その結果そのものということですから、「結果する」とは言えませんね。

つまり、例えば「当然の帰結だ」は「当然の結果だ」と言い換えることができます。

ですが、「帰結する」はそのまま「結果する」とは言えませんね。

「結果になる」「結果を招く」などの言い換えが必要になります。

「帰結」=「結果」ですが、使い方の違いがこのようにありますので、文脈に適した方を選ぶ必要があるということです。

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「帰結」の類義語

「帰結」の類義語には次のようなものがあります。

  • 帰着(帰りつくこと。色々の過程を経て最終的に行き着くこと)
  • 帰趨(物事が最終的に落ち着くこと)
  • 帰する(あるところに落ち着く。最後にはそうなる)

「帰結」の対義語

「帰結」の対義語には次のようなものがあります。

  • 理由(物事がそのようになったわけ)
  • 原因(ある物事や、ある状態・ 変化を引き起こすもとになること)
  • 起因(ある事の起こる原因となること)
  • 前提(ある物事が成り立つための、前置きとなる条件)
  • 動機(人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因)

まとめ

「帰結」は、物事が最終的に落ち着くことやその結果のことを表す言葉でした。

議論をして結論がでる、何かの行為をしてその結果が出るということで、難しく感じるかもしれませんが、何かと使うことのできる言葉です。

「帰結」という言葉を理解していると、ビジネスシーンで使われた時や、またニュースや新聞、ビジネス書などの内容が理解しやすくなりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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