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「脆い」という言葉は日常のいろいろな場面で使われています。
「脆い壁」
「精神的に脆い」
「脆くて儚い」
など、使われる場面や「脆い」とされるものは非常に幅広くありますよね。
「脆い」というのはどのような意味の言葉なのか、今一度確認しておきましょう。
今回は、「脆い」の意味と使い方!「脆くて儚い」とは?|類義語・対義語についてご説明いたします!
「脆い」の意味
「脆い」は「元の形や状態が崩れやすい」「持ちこたえる力が弱い」「感情に動かされやすい」という意味です。
読み方は「もろい」です。
「脆弱」の「脆」ですが、他にあまり使わない漢字なので読み方に迷ってしまう人も多いかもしれませんね。
「やわい」とか「あぶない」などと間違えないよう、きちんと覚えておきましょう。
「脆い」は、例えば紙でできたものやガラス細工など、倒したら壊れてしまうような崩れやすいもののことを表します。
また、形あるものでなくても、組織や関係などがあっけなく崩れてしまいやすいということも表します。
さらに、人の命が消えやすいとか、人の感情が平静に保てないさまなども「脆い」と表します。
「脆い」にはこのようないくつもの意味がありますが、ものにしても命や気持ちにしても、「壊れやすい」「弱い」といった意味になるわけです。
>>「脆弱」の意味や読み方!使い方や類義語・対義語は?【例文つき】
「脆い」の使い方
「脆い」は、物が壊れやすいこと、人の気持ちなどが壊れやすいことを表して使います。
物理的に壊れやすいものを指す使い方だけでなく、形のないものや人に対して使うこともできる言葉です。
- 壊れやすいもの
- 壊れやすい人間関係
- 感情に動かされやすいさま
といったことを表して使います。
「脆くて儚い」とは?
「脆くて儚い」は「壊れやすく消えやすい」という意味になります。
文学作品や、音楽や映画などの芸術作品のタイトルにもなることがある詩的な言葉です。
「儚い」は「あっけなく消えて行くさま」「頼りにならないさま」といった意味です。
確かなところがなくて消えてしまいやすいことを表して、「儚い命」とか「儚い望み」などと使います。
「弱くて壊れやすい」という「脆い」と、「頼りどころがなく消えやすい」という「儚い」を合わせた「脆くて儚い」は、「壊れやすく消えやすい」という、「脆い」や「儚い」をさらに強調した言葉です。
- 脆くて儚い夢
- 脆くて儚い人生
- 脆くて儚い人の心
- 脆くて儚い人間関係
- 脆くて儚い愛
……などなど、「失いやすい」「むなしい」ということを表して、物理的なものの壊れやすさよりは夢や感情などの形のないものに使われることが多いです。
「脆い」の例文
- このガラス細工は非常に脆いので手を触れないようにしてください。
- 人間関係なんて脆いものだ。
- 私たちの友情はそんな脆いものではない。
- いざテストを始めると、あまりの難しさに前日までの自信は脆くも崩れ去った。
- 彼は常に脆い人だ。
- 歳をとると涙脆くなる。
「脆い」の類義語
「脆い」の類義語には次のようなものがあります。
- 弱い(力が劣っている。丈夫でない)
- 壊れやすい(ちょっとした衝撃などで壊れてしまう)
- 脆弱(身体・組織・器物などが脆くて弱いこと)
- 華奢(姿・形が弱々しく感じられる様子。頑丈でない様子)
- やわ(壊れやすくしっかりしていないさま)
「脆い」の対義語
「脆い」の対義語には次のようなものがあります。
- 堅い/固い/硬い(力を加えても容易に形を崩さない)
- 粘り強い(根気強い。よく頑張る)
- 丈夫(頑丈で壊れにくいさま)
まとめ
「脆い」は「元の形や状態が崩れやすい」「持ちこたえる力が弱い」「感情に動かされやすい」という意味です。
物理的に、力を加えたらすぐ壊れてしまうようなものについても使います。
また、人間関係とか組織といったものが壊れやすいということについても使います。
さらに、「情に脆い」「涙脆い」といったような、人が感情に動かされやすいことも表します。
このように「壊れやすい」といってもいろいろな意味、使い方がある「脆い」と言う言葉をぜひ理解して、使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!