言葉の意味と使い方

「妙齢」は何歳くらい?男性には使わない?誤用の多い妙齢の意味と使い方を解説! 

誤用が多い「妙齢」は何歳くらい?男性には使わない?意味と使い方を解説!| 

「妙齢」という言葉を見聞きしたことがありますか?

いろいろなところで使われているこの「妙齢」ですが、実は誤用が多い言葉なんです。

「妙齢」の本当の意味や、失礼にならない使い方をしっかり確認しておきましょう。

今回は、誤用が多い「妙齢」は何歳くらい?男性には使わない?意味と使い方を解説!|についてご説明いたします!

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誤用が多い「妙齢」は何歳くらい?

「妙齢」は、若い女性のことを表す言葉です。

年齢を重ねた女性の意味で使われることがよくありますが、これは誤用です。

例えば化粧品やサプリの広告で、「妙齢女性のシミ・シワの悩みに効く」とか「更年期を迎えた妙齢の女性におすすめ」などと書かれていることがありますが、これらは間違いなんですね。

「妙」の字には「巧みな」という意味がありますので、人生経験豊富な女性というイメージがあるのでしょう。

あるいは、「若いと言うには微妙な年齢」ということでしょうか。

また、「妙齢」と「高齢」も音や字が似ています。

色々誤用の理由は考えられますが、「妙齢」は歳を重ねた女性のことではありません。

明確に何歳から何歳という決まりはありませんが、恋愛や結婚をするような若々しい年頃という意味で使いますので、昔は主に10代後半から20代前半ぐらいの女性を指して使った言葉です。

ですが、最近では女性も男性と同じように社会に出て働くことが普通ですし、結婚も、するかしないかは自由になってきていますよね。

こうした最近の晩婚化や未婚率の高さもあり、また美容や健康に気を使って歳を重ねても若く見える人も多いですから、例えば30代以上の女性を「妙齢」と言うことも普通になってきています。

時代とともに「妙齢」の指す年齢も変わってきたということでしょうか。

まとめると、

  • 「妙齢」は年齢を重ねた女性のことではない
  • 「妙齢」は若い女性のことである
  • 「妙齢」には何歳から何歳という決まりはなく、最近は昔よりも年齢が高めの人に対しても使う

ということですので、誤用には気をつけましょう。

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男性には使わない?

「妙齢」は、主に若くて美しい女性に対して使います。

結婚適齢期の女性、うら若き女性といった意味で使います。

ちょっと女性限定というのが、今の時代にそぐわないというか、女性蔑視やセクハラに繋がりそうな気もしますよね。

「妙齢」は、男性に使えないわけではありません。

昔は「妙齢の男性」という表現も使われていたそうです。

ですが、間違いとは言い切れないにしても、一般的には「妙齢」は若い年頃の女性を指して使う言葉です。

冗談で若い男性に「妙齢だね」ということはあるかもしれませんが、普通は男性には使わない言葉なのです。

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「妙齢」の意味

さて、「妙齢」は「若い年頃」という意味です。

「みょうれい」と読みます。

「妙」は、「妙だな……」などと「奇妙」や「珍妙」といった意味でも使いますが、他に「美しい」とか「巧みな」、そして「若い」といった意味もあります。

「妙」は「女」と「少」でできている漢字ですので、特に年若い女という意味がもともとあるのです。

先に述べた通り、何歳という決まりはありませんが、20代ぐらいを中心として若く美しい女性、結婚適齢期、未婚の女性といった意味を含んで使う言葉です。

「妙齢」の使い方

「妙齢」は若い女性のことを指す言葉です。

結婚適齢期の女性や若くて美しい女性ということを表すのに使います。

ほぼ女性専用の言葉であること、年齢に関係した言葉であること、結婚適齢期という意味があること、などを考えると、今の時代ではなかなか使いにくい言葉かもしれません。

「妙齢」自体は失礼な言葉ではありませんが、誤用してしまったり、相手が年齢や結婚のことを話題にされていると感じて不快に思う可能性もあります。

使い方には非常に注意が必要な言葉と言えるでしょう。

ビジネスシーンでは使わない方が無難ですね。

【例文】

  1. 彼には妙齢の娘がいる。
  2. コンサート会場は妙齢の女性でいっぱいだ。
  3. 妙齢の女性がそんな言葉遣いをするのはいかがなものか。
  4. 彼は昨日妙齢の美女と一緒に歩いていた。

「妙齢」の類義語

「妙齢」の類義語には次のようなものがあります。

  • 娘盛り(若い女性として最も美しい年頃)
  • 女盛り(女性の、心身ともに成熟して最も美しい年頃)
  • 芳紀(女性の若く美しいころ)
  • 年頃(特に女性の、結婚に適した年齢)
  • 結婚適齢期(結婚するのに適切とされる年齢範囲のこと)

まとめ

「妙齢」は、少し歳をとった女性として間違った使われ方をすることが多い言葉です。

本来は若い結婚適齢期の女性ということで、もともといい意味で使われていた言葉です。

ですが、女性限定で、年齢や結婚に関して表す言葉ということですから今の時代にはかなり使いにくい言葉だと言えますね。

失礼にならないよう配慮が必要な言葉ですが、ぜひ正しく覚えておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。