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言葉の意味と使い方

「お暑い中」は 間違い?暑い中ご足労いただいた時のビジネスメールとかける言葉

「お暑い中」は 間違い?暑い中ご足労いただいた時のビジネスメールとかける言葉

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「お暑い中ご足労いただき……」

暑い時に相手がわざわざ来社してくれたときなど、このようにお礼やいたわりの言葉を述べることも多いものです。

しかし、「お暑い中」という言葉遣いは間違いでは? と感じる人もいるようです。

暑い中ご足労いただいた時にどのような言葉をかければよいのか、またメールの文例なども合わせてご説明いたします。

今回は、「お暑い中」は 間違い?暑い中ご足労いただいた時のビジネスメールとかける言葉についてご説明いたします!

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「お暑い中」は間違い?

「お暑い中」は間違いではないかと思う人もいるようです。

結論から言うと、「お暑い中」は間違いではありません。

「暑い中」を丁寧に表した言葉です。

「暑い」という言葉に「お」を付けることに違和感を持つ人もいるのですが、「お暑い」「お寒い」は一般的な表現です。

でも、気候に関する言葉でも、「お暖かい」とか「お涼しい」とは言いませんよね。

はっきりした理由はわかりませんが、おそらく「暖かい」「涼しい」などと違い、「暑い」「寒い」状態というのは体もしんどいですし、辛いものです。

そのため、相手が辛い状況で過ごしていることをいたわる気持ちを込めて「暑い」や「寒い」には「お」という敬語表現を使うのではないかと考えられます。

「お暑い中」の使い方

「お暑い中」は、暑い中を相手が来てくれたときなどに使います。

  • お暑い中お越しくださりありがとうございます
  • お暑い中ご足労いただき恐縮です

など、後には「来てくれてありがとう」という意味合いの言葉が続きます。

もちろん暑い日に使う言葉で、丁寧な「お」がついていますので目上の人や仕事相手などに使える表現です。

【例文】

  1. お暑い中ご足労いただきありがとうございます。
  2. お暑い中お越しいただきましてありがとうございます。
  3. お暑い中当店へおいでくださり誠にありがとうございます。

暑い中ご足労いただいた時のビジネスメール

「お暑い中」は、暑い時に相手が来てくれたことに対する感謝などを伝える時に使います。

ビジネスメールで、暑い中来社いただいたことのお礼を書くことも多いものです。

  • お暑い中ご足労いただき
  • お暑い中遠路からお越しいただき

などとし、「ありがとうございました」など感謝の言葉を書きましょう。

「ご足労」は相手が労力をかけてこちらに来てくれたということを表す言葉です。

特にビジネスシーンでよく使われるフレーズなので覚えておきましょう。

相手が帰ったその日の夕方や翌日などにお礼のメールを送りましょう。

打ち合わせ内容の確認や今後のことについてなどの本題に入る前に、暑い中ご足労いただいたことへのお礼を述べます。

また、暑い日ということですので、最後に相手の体をいたわるフレーズがあるとよいでしょう。

【例文】

○○株式会社 営業部 ○○様

お世話になっております。

株式会社●●の●●です。

昨日はお暑い中弊社にご足労いただきありがとうございました。

さて、打ち合わせで決まりました△△の件につきまして……

(本題)

以上、引き続きよろしくお願いいたします。

まだしばらく暑さが続きそうですので、お体にお気をつけてお過ごしください。

(署名)

暑い中ご足労いただいた時にかける言葉

暑い中相手が来てくれた時には、暑い日にわざわざ来てくれたことへのお礼を伝えましょう。

来ていただいた時や、打ち合わせや会議が始まる時など最初に感謝を伝えましょう。

【例文】

  1. お暑い中ご足労いただきありがとうございます。
  2. お暑い中お越しいただきましてありがとうございます。
  3. お暑い中当店へおいでくださり誠にありがとうございます。
  4. お暑い中遠路はるばるおいでくださり恐縮でございます。

また、お見送りするときなどには相手がまた暑い中帰っていかれるので、体をいたわる言葉などが適切でしょう。

【例文】

  1. 本日はありがとうございました。お気をつけてお帰りください。
  2. まだしばらくは暑さが続きそうですね。どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

「お暑い中」の言い換え表現

「お暑い中」の言い換え表現には次のようなものがあります。

  • 暑い中
  • 猛暑の中
  • 暑さ厳しき折

【例文】

  1. 本日は暑い中ご足労いただきましてありがとうございます。
  2. ご多用にもかかわらず、猛暑の中おいでくださり誠にありがとうございます。
  3. 暑さ厳しき折、ご足労をおかけして申し訳ありませんでした。

まとめ

「お暑い中」は、一般的に用いられている言葉なので間違いではありません。

暑い中を相手が来てくれたときなどに、感謝を述べる際に適した表現です。

暑い中ご足労いただいた時には、そのことについて感謝の気持ちや体をいたわる言葉をかけましょう。

また、当日や後日にメールする際も、「先日はお暑い中ご足労いただきありがとうございました」のような一文があるとよいでしょう。

暑い中の外出は何かと億劫なものです。

来ていただいた感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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