言葉の意味と使い方

「お目にかかる」「お会いできる」の使い方!目上の人に伝える時の正しい敬語表現は?

「お目にかかる」「お会いできる」の使い方!目上の人に伝える時の正しい敬語表現は?

「○○様にお目にかかるのを楽しみにしております」

「お会いできるのを楽しみにしております」

挨拶や、手紙・メールの最後などによく使う表現ですね。

「お目にかかる」も「お会いできる」も、相手に会いたいという時に使いますが、これらの違いはなんでしょうか。

また、目上の人に正しく伝えるにはどのような言い方をすれば良いのでしょうか。

今回は、「お目にかかる」「お会いできる」の使い方!目上の人に伝える時の正しい敬語表現は?についてご説明いたします!

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「お目にかかる」の意味

「お目にかかる」は「会う」の謙譲語です。

自分が目上の人などに会うときに、「お目にかかる」と言います。

次に述べる「お会いできる」や「お会いする」よりもさらにへりくだった言い方になります。

【例文】

  1. ○○様にお目にかかることができて光栄です。
  2. 明日にでもお目にかかりたいのですが、ご都合はいかがでしょうか。
  3. ○○様にお目にかかりたいのですが、ご在宅でしょうか。
  4. お初にお目にかかります。○○株式会社の××と申します。
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「お会いできる」の意味

「お会いできる」は「会う」の謙譲語です。

「会う」の謙譲語として「お会いする」となり、さらに「できる」という可能の形にしています。

「お会いする」よりもさらに柔らかい印象になります。

【例文】

  1. お会いできて光栄です。
  2. ○○さんにお会いできてよかったです。
  3. また近いうちにお会いできたら嬉しいです。

「お目にかかる・お会いできるのを楽しみにしております」の使い方

「お目にかかる」「お会いできる」は、次のような使い方をすることがよくあります。

  • お目にかかるのを楽しみにしております
  • お会いできるのを楽しみにしております

いずれも、目上の方や仕事関係の人など、相手に「会うのが楽しみです」と言いたいときに使う言い回しです。

「お目にかかる」はかなりへりくだった言葉なので、目上の方に対してかしこまった言い方をするときに適しています。

「お会いする」→「お会いできる」と同じで、少し柔らかくするため「お目にかかれる」ということも多いです。

「お会いできる」はもう少し一般的な印象で、柔らかい言い方なので、目上の方に敬語として使っても問題ないですが、「お目にかかる」よりも親しみを表したいときによいでしょう。

【例文】

  1. スタッフ一同、○○さんにお会いできるのを楽しみにしています。
  2. また次回、お会いできるのを楽しみにしております。
  3. ○○さまにお目にかかるのを楽しみにしております。
  4. また近いうちにお目にかかれることを楽しみにしております。

目上の人に伝える時の正しい敬語表現

「お目にかかる」「お会いできる」、どちらも敬語ですので、会うのを楽しみにしているという時に、目上の人に対して使える言葉です。

「お目にかかる」の方がかしこまった言い方で、よりへりくだった謙譲表現ですので、偉い人、かなり目上の人に対しても適切な言葉です。

  • お目にかかれることを楽しみにしております。
  • お目にかかれることを心待ちにしております。
  • お目にかかれる日を心待ちにしております。

「お目にかかる」を「お目にかかれる」「お目にかかれますことを」などと変えたり、「楽しみにしております」を「心待ちにしております」などに変えたりと、バリエーションがあります。

「楽しみ」というよりも「心待ち」の方が古風な言葉で、改まった場面にも似合います。

このように、その時の状況や自分の感覚で選んで組み合わせられるとよいでしょう。

「お会いできる」でも、「お会いできるのを」「お会いできることを」「お会いできますことを」などなど変化させて使うことができます。

ただし、

  • お目にかかれますことを心待ちにいたしております
  • お会いできますことを楽しみにさせていただいております

などと、敬語を重ねて使いすぎるのは長ったらしいですし、間違った用法でかえって失礼になります。

「お目にかかる」や「お会いできる」を使いつつ、適度な簡潔さで伝えましょう。

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「お目にかかる」「お会いできる」の類義語

「お目にかかる」「お会いできる」の他に、人に会うことを表す敬語表現には次のようなものがあります。

  • お目もじ(お目にかかることをいう女性語)
  • 謁見する(貴人や目上の人にお目にかかること)
  • 見参する(参上して目上の人に対面すること)
  • 拝顔する(人に会うことをへりくだっていう語)
  • お目通り(貴人にお目にかかること)

「お目もじ」「お目通り」などは少し古風な印象ですし、「謁見」や「拝顔」となると、かなりかしこまった言葉ですので時代劇でお殿様や帝にお目にかかるシーンのような感じがしますね(笑)。

ビジネスシーンなどで普通に使うのは、やはり「お目にかかる」か「お会いする」がよいでしょう。

まとめ

「お目にかかるのを楽しみにしております」

「お会いできるのを楽しみにしております」

どちらもよく使われる表現ですね。

目上の人に使うには、よりかしこまっているのは「お目にかかる」ですし、「お会いできる」や「楽しみに」などの部分を変化させて様々な言い回しがありました。

いずれも、相手への敬意を表すことができる表現ですので、ぜひ覚えて使っていきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。