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言葉の意味と使い方

「お納めください」の意味と使い方!返事の仕方や別の言い方は?

お気遣いとお心遣い

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「お納めください」

ちょっとかたい感じの丁寧そうな表現ですね。

ビジネスシーンでもよく使われていると思います。

この「お納めください」は、どういう場面で使うのでしょうか。

意味や使い方、また相手に言われたときは土のように返せばよいのかなども合わせて確認しておきましょう。

今回は、「お納めください」の意味と使い方!返事の仕方や別の言い方は?についてご説明いたします!

「お納めください」の意味

「お納めください」は「どうぞ受けとてください」という意味です。

「おおさめください」と読みます。

「納める」は「しまう、片付ける」という意味もありますが、「取って自分のものにする」という意味もあります。

「お納めください」は「納めてください」、つまり「受け取って自分のものにしてください」ということになりますね。

贈り物をする時に「どうぞ受け取ってください」という、丁寧な表現になります。

「お納めください」の使い方

「お納めください」は相手に何かをあげる時に使う言葉です。

「お……ください」という、丁寧な敬語表現なので目上の人に対して使うことができます。

逆に目下の人や親しい友人などには丁寧すぎて使わないでしょう。

ビジネスシーンではとても使いやすい言葉ですね。

【例文】

  1. 別便にてご挨拶のお品をお送りいたしました。どうぞお納めください。
  2. 日頃の感謝の気持ちを込めて、ささやかですが記念品をご用意いたしました。どうぞお納めください。
  3. こちらの品を何卒お納めくださいますようお願いいたします。
  4. ほんの心ばかりですが、お納めくださいませ。

なお、ビジネスシーンでも、贈り物や記念品などを渡す時には「お納めください」がよく使われます。

ですが、書類などを渡したり、メールに添付する時などは「受け取ってしっかり確認してください」という意味の「ご査収ください」を使うことが多いです。

「お納めください」への返事の仕方

「お納めください」と相手に言われた時はどのように答えればよいでしょうか。

「はい」とか、相手がよほど目下なら「うむ」などでもよいかもしれませんが(笑)、できるだけきちんと答えたいですよね。

特にビジネスシーンであれば、失礼にならない返事、丁寧な答え方というのはとても大事です。

「お納めください」と言われた場合は、

  • ありがとうございます
  • 頂戴いたします
  • いただきます

などの言葉を使って丁寧に感謝の意を表すとよいでしょう。

返事の例文

  1. 確かに受け取りました。ありがとうございます。
  2. 頂戴いたします。温かいお心遣いに感謝いたします。
  3. ありがたく頂戴いたします。
  4. それではいただきます。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

「ありがとうございます」「頂戴いたします」だけでも返事にはなりますが、「お心遣いありがとうございます」「今後ともよろしくお願いいたします」など付け加えることで、より丁寧な返事になりますね。

手紙やメールで「お納めください」と書かれた場合にも、こうした返事がお礼と受け取ったことの報告になるのでできるだけ速やかに返事をするようにしましょう。

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「お納めください」の別の言い方

「お納めください」と似たような表現は他にもあります。

  • ご笑納ください
  • お受け取りください

「ご笑納ください」は「笑ってお納めください」ということで、「大したものではないので気楽に笑って受け取ってください」という意味の、贈りものをするときにへりくだる表現です。

【例文】

  1. ほんの気持ちばかりのものですが、ご笑納ください。
  2. 季節のご挨拶の品を送らせていただきました。ご笑納いただければ幸いです。
  3. ささやかなものですが、どうぞお受け取りください。

まとめ

「お納めください」は何かを相手に差し上げるときに使う言葉でした。

丁寧な言い方なので、ビジネスシーンでも使いやすい言葉ですよね。

もちろんビジネスシーンだけでなく、日常生活でも贈りものをするときなどに使います。

「頂戴いたします」といった返事の言葉も合わせて覚えておくと、贈答の場面でも安心ですね。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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