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鉄道ファンの1つのジャンルとして確立している「音鉄」。
その名称は聞いたことがあっても詳細までは知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回は「音鉄」について意味からご説明するとともに、何の音を録音してるの?迷惑な人も多いの?という疑問にもお答えしていきます。
「音鉄」とは
「音鉄」とは、鉄道車両が出す音や、その周辺の環境の音を聞く事に特化した鉄道オタクをさす言葉です。
音自体を好む人は「音鉄」ですが、音鉄の中でも「自分で自慢の機材を持ち込み、その音を録音して楽しむ人」は「録り鉄(とりてつ)」と呼ばれます。
撮り鉄と読み方は同じなのでどちらの事を言っているのかは前後の文脈で判断する必要がありますね。
「音鉄」は何の音を録音してるの?
車両の走行音
車両ごとに異なる駆動仕様の違いからくる走行音を録音している人も居ます。
熱心な撮り鉄が多いジャンルでもあり、撮り鉄と言えばこの走行音を録音している風景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
車内放送・構内放送
路線によってそれぞれ異なる車内放送や、駅ごとに特色豊かな構内放送も録音の対象となります。
担当の駅員さんによってオリジナリティあふれる言い回しなども聞くことが出来るので、鉄道ファンじゃなくても「この駅の放送は好き」という人が多数存在しています。
「音鉄」は迷惑な人も多い?
自分の撮りたい音のためなら周囲が見えなくなってしまう人も多く、迷惑なオタクと言われてしまいがちなのが音鉄です。
本格的なガンマイク持参ということになればその長さもかなりあり、場合によっては列車の運行に危険を及ぼしてしまう事も。
またマイクが引っかかってしまう事から録音者自身の身の危険にも繋がってしまうため駅員さんが注意しますが、「お前の声が入ってしまう」と罵声を浴びせてくることもあるといいます。
他の鉄オタのご紹介
撮り鉄
鉄道車両の写真を撮ることが好きな人達を「撮り鉄」といいます。
車両だけの写真を撮る人、型式がわかるように記録写真のように撮影する人、周辺の景色との一体感を重視し芸術作品ともいえるような美しい写真を撮る人など撮り鉄といっても色々細分化されています。
>>鉄道ファン「撮り鉄」とは?何を撮ってるの?「乗り鉄」と対立してるって本当?
乗り鉄
撮り鉄と真逆の立ち位置に居るとされているのがこの「乗り鉄」です。
列車に乗車することが何よりも好きというオタクで、鉄オタの中でも一番迷惑行為が少なく無害であると言われているんですよ。
>>「乗り鉄」の意味とは?女子も多い?「撮り鉄」と対立してるの?
まとめ
長いマイクを持って熱心に放送などを録音している人を見かけると、自然とこちらの声も密やかになってしまいますよね。
気を使わなければいけないという点で、一般の人からも少し煙たがられることがあるので、録音する際は「誰も居ない時間を狙う」など録音側も配慮する必要があるのかもしれません。