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「立夏」は夏が立つと書きますが、どのような季節をあらわす言葉なのでしょう。
今回は立夏の意味と共に、2025年の立夏はいつなのか、何を食べると良いのか、旬の食べ物や行事を一挙にご紹介いたします。
立夏の次は>>小満の意味とは?2025年はいつ?食べ物や行事は?
立夏の意味とは
「立夏」には「夏の兆しを感じる時期」という意味があります。
読み方は「りっか」と読みます。
2025年の立夏は、5月5日(月)です。
季節の目安である二十四節気は、太陽の位置から1年間を24等分して決められています。
立夏は二十四節気の7番目にあたるので、次の8番目の「小満」が来るまでの間の15日間が立夏の期間となります。
立夏の期間は 2025年は5月5日〜5月20日
になります。
夏の気配を感じるようになったことを意味する立夏は、爽やかで過ごしやすい新緑の季節を意味しているのです。
立夏の食べ物(立夏に旬を迎える食べ物など)
立夏の時期、旬を迎える食べ物は以下になります。
- たけのこ
- さやえんどう
- 空豆
- グリーンアスパラガス
- 新じゃがいも
- 新玉ねぎ
- アサリ
- カツオ
- 桜鯛
いずれも春の到来から、夏の始まりにかけて旬となる食べ物です。
さやえんどうやアスパラガスは新緑を思わせる色鮮やかな食材ですし、立夏はたけのこや新玉ねぎなど、シャキシャキとした食感が爽やかな食材が楽しめることも特徴です。
また立夏の時期には、産卵のためにたくさん栄養を摂った魚が沿岸部まで回流してきます。
この時期の魚は脂質とアミノ酸という美味しい成分が増えており、貝類も産卵の時期なので、旨味がたっぷりです。
美味しいだけではなく疲労回復効果も期待できるので、ぜひ立夏の魚介類をいただきたいものですね。
さらに、立夏には「新茶」もおすすめです。
また立夏の時期に重なることの多い行事である「端午の節句」に食べられるお菓子の
- 柏餅…子孫繁栄
- ちまき…厄除け
も、それぞれ良い意味があるので、ぜひ新茶と一緒にお茶請けにいただきたいものです。
3、立夏の行事(立夏の頃に行われる行事など)
「御田植神事」
読み方は「おたうえしんじ」と読みます。
立夏は、田植えの季節の始まりでもあります。
昔から日本ではこの時期になると、豊作を祈って田植え歌を歌いながら田植えをし、田の神をお祭りしていました。
その文化が引き継がれ、現代では「御田植神事」や「御田植え祭り」という行事として日本各地の寺社で開催されています。
立夏の次の「小満」の時期にも重なるイベントなのですが、もし近くの寺社でお祭りがあるのであれば、ぜひ行ってみましょう。
御田植神事は有名な神社ではなくても、地元の神社等でも行っていることもあるので調べてみてくださいね。
「端午の節句」
二十四節気は太陽の位置で決まるため、毎年日付が違います。
2025年の立夏の期間中は、5月5日〜5月20日です。
ちなみに、本来は端午の節句は陰陽道に基づいて、強い陰の力を持つ日とされていました。
なので今と違って清め祓う日という意味を持っていたのです。
ところが、江戸時代からは人形文化の発達もあって、ひな祭りと共に「おめでたい日」という風になり、現代の文化があるのです。
「母の日」
母の日は、アメリカから伝わった行事で二十四節気とは直接関係はありませんが、現代では立夏の時期に行われるイベントの一つとなっています。
2025年の母の日は、5月11日(日)です。
最近は、立夏と母の日をかけた贈り物も売られています。
通販でも見つけたので、ご紹介しておきます。
今年の母の日にいかがでしょうか。
立夏と立秋の違い
立秋は「秋の兆しを感じる時期の到来」を意味しています。
2025年の立秋は、8月7日(木)です。
思わず「8月初旬はまだまだ暑くて夏じゃん!」と言いそうになりますよね(笑)
実際に1番暑い時期ではあるのですが、立秋以降の暑さの表現は「残暑」となるのです。
立秋は、自然が秋への準備をしつつもまだまだ夏が残り、ツクツクボウシやヒグラシの鳴く情緒ある季節がやってくる時期を意味しているのです。
まとめ
立夏は「夏の兆しを感じる時期の到来」を意味する言葉です。
立夏の時期はたけのこやえんどうまめなどの春と夏らしさを兼ね備えた食材と、産卵を控えた栄養価の高いカツオやアサリなどの美味しい魚介類も豊富です。
また、立夏は田植えの始まりの時期でもあるので、各地の寺社では豊作を願う御田植神事が執り行われています。
端午の節句は立夏と重なる年も多くあるので、立夏の時期における一つの行事と言えるかもしれません。
つややかな緑と爽やかな風を感じながら、今年の立夏も季節感を楽しんでいきましょう。