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言葉の意味と使い方

「折半」と「割り勘」の意味の違いとは?3人以上の時は何て言う?【類義語・例文つき】

「折半」と「割り勘」の意味の違いとは?3人以上の時は何て言う?【類義語・例文つき】

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「折半」という言葉を聞いたことがありますか?

「今回の費用は折半で」などと言われたとき、意味がわからないとかなり困ってしまうと思います。

似たような言葉に「割り勘」があります。

こちらの方は身近な言葉でしょうか。

どちらもビジネスシーンでも出てくる機会のある言葉です。

お金に関して使うことが多い言葉なので、しっかり意味を理解しておきたいですね。

今回は、「折半」と「割り勘」の意味の違いとは?3人以上の時は何て言う?についてご説明いたします!

「折半」の意味

「折半」は「金銭などを、半分ずつに分けること」という意味です。

「せっぱん」と読みます。

「折」は「折り紙」などと言うように、「折る」と言う字ですね。

この「折」には「わける」と言う意味もあります。

「折半」は文字通り「半分にわける」ということですから、金銭などを等しく半分ずつに分けることを表します。

「折半」の例文

  1. 結婚費用を男女で折半する。
  2. 社会保険料を会社と個人で折半する。
  3. 利益は二社で折半する。

 

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「割り勘」の意味

「割り勘」は「勘定を人数で割り、 各自平等に支払うこと」と言う意味です。

「わりかん」と読みます。

友人などと食事に行った時など、日常的に使う身近な言葉だと思います。

「割り勘」は費用を人数分で割り、各自が当分に出し合って代金を払うと言うことです。

主に何人かで飲食した時に、自分の費用を自分で払うと言うことを指して使います。

「割り勘」の例文

  1. 今日の飲み会は割り勘で行こう。
  2. 友達グループで食事に行き、割り勘で支払った。
  3. デートはいつも割り勘だ。

「割り勘」の語源

江戸時代の戯作者・山東京伝

「割り勘」は「割り前勘定」の略です。

「割り前」は金銭の徴収や分配を各自に割り当てるということです。

「前」は名詞や動詞の後につける接尾語で、それに相当する分量や部分などを表します。

「寿司を3人前」とか「一人前」、「分け前」などと言う時の「前」と同じなんですね。

この「割り前勘定」を日本で考案したのは、江戸時代の戯作者・山東京伝だと言われています。

「勘定」を「割り前」で払うというこの「割り前勘定」を略して「割り勘」というよになったのですね。

「割り勘」は大正末期ごろから使われている言葉だということです。

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「折半」と「割り勘」の違いは?3人以上の時は何て言う?

「折半」と「割り勘」は、どちらも支払いを等しく分ける時に使える言葉ですね。

この二つの違いは、

  • 「折半」は「金銭などを二人で半分ずつ出し合うこと」
  • 「割り勘」は「勘定を二人以上で等分して支払うこと」

ということです。

人数が違うことがわかると思います。

「折半」は2人で分ける、つまり半分ずつにするということです。

3人以上で分ける時には「折半」とは言いません。

「割り勘」は2人以上で分けるということです。

ですので、2人でご飯を食べに行って「割り勘」にすることもあれば、10人の飲み会で「割り勘」にすることもあります。

また、「折半」は主にお金に関して使うことが多い言葉ですが、「費用」や「利益」といったことについて使う、ややかたい印象の言葉です。

対して「割り勘」の方は勘定について使う言葉で、飲食や娯楽などでお店に払う代金について使うことがほとんどです。

【例文】

  1. 二人は家賃を折半している。
  2. あの会社はA社とB社が折半で出資する合弁会社だ。
  3. 今日の飲み会は参加者8名で割り勘にしよう。
  4. デートで食事代を割り勘にするカップルは多いそうだ。

「折半」と「割り勘」の類義語

「折半」と「割り勘」の類義語には次のようなものがあります。

  • 等分(等しい大きさのいくつかに分けること)
  • 頭割り(金品の拠出・分配などをする時、人数に応じて平等に割り当てること)
  • 割り当て(全体をいくつかに分けたり,順番を決めたりして,それぞれに与えたり,受け持たせたりすること)
  • 割り振り(全体を分けて、それぞれに割り当てること)

まとめ

「折半」は金銭などを二者間でちょうど半分ずつに分けて負担する時に使う言葉でした。

「割り勘」の方は二人以上で勘定を等分する時に使います。

使う場面や人数によって、意識して使い分けてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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