社内メールに「様」はおかしい？「さん」は失礼？上司への敬称など書き方

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社内メールを書く時に、宛名に迷ってしまうことはありませんか？

営業部の○○さんに送りたいのだけど、「○○様」なのか「○○さん」なのか……。

部長に送りたい時は「部長」とつけるのか……。

宛先が複数の時は？　など、案外悩むところが多いものです。

この機会に確認して、自信を持って社内メールが送れるようにしておきましょう。

今回は、社内メールに「様」はおかしい？「さん」は失礼？上司への敬称など書き方についてご説明いたします！

関連 「各位」の使い方【社内・上司・取引先・お客様】失礼のないメールの送り方とは？

社内メールに「様」はおかしい？

社内メールで「様」を使うことは、おかしくはありません。

ただし、会社や個人により「様」を使うかどうかは考えが異なるものです。

• 社内の人でも、仕事の話なのできちんと「様」を使うべき
• ふだんは「さん」や呼び捨てをしているような関係で「様」を使うと堅苦しくなる
• 社外の人には「様」で社内の人には「さん」

などなど、考え方は色々ですので、社内のルールや慣習がある場合はそれに従って「様」や「さん」などを使うのが無難です。

特にルールがない場合は自分と相手の関係性などを考えて、「様」とするかどうか判断しましょう。

「さん」は失礼？

社内メールで「さん」付けをするのは失礼なのでは、と気になる人もいるかもしれませんね。

結論を言うと、社内メールで「さん」にしても失礼ではないです。

ただ、相手との関係性やメールの内容、会社のルールなどによって使うか使わないかを判断する必要があります。

普段から「さん」付けで読んでいる相手であれば、特に問題はないでしょう。

同僚や後輩であればさん付けや場合によっては呼び捨てにしたりすることもあるので、かえって「様」にする方が不自然に感じるかもしれません。

しかし、目上の人や、普段「◯○部長」などと役職名で呼んでいる相手に「さん」付けをするのは違和感を感じる人が多いようです。

というわけで、社内メールでは「さん」は失礼であるとか、逆に「さん」が適切であるとか、どちらとも言い切れません。

普段の呼び方や、相手との関係性によって違ってきます。

上司への敬称

メールで、上司に敬称を使う場合の書き方は次のようなものが一般的です。

つまり、「営業部　部長　山田様（さん）」とか「営業部　山田部長」といった書き方です。

役職名を書かない場合は「山田様」が一般的です。

これも小さな会社などでは部長や課長のことも「山田さん」などと呼んでいる場合もあります。

そうした場合はメールでも「山田さん」とすることもあるでしょう。

これも、会社のルールや周りの先輩のやり方などに合わせるのが無難です。

また、「山田部長様」「山田部長殿」などと役職名に敬称を重ねることは間違いですので気をつけましょう。

役職名も敬称にあたりますので、「部長様」などは「敬称＋敬称」の二重敬語になってしまいます。

社内メールの宛名の書き方

上司以外にも、社内メールを書く時には宛名に迷ってしまいがちです。

基本的には次のようになります。

「山田部長」とか「山田様」といったことですね。

一斉送信の場合は「各位」を使います。

「各位」は、複数人に対して敬意を表す時に使う言葉です。

「皆様」という意味になります。

話し言葉の場合は「皆様」と言いますが、手紙やメールの場合は「各位」とします。

社内外を問わず、また目上の人にも使うことができますので、上司を含む社内メールでも使える言葉です。

といった使い方をします。

「各位様」「各位殿」などとはしません。

>>「各位」の使い方【社内・上司・取引先・お客様】失礼のないメールの送り方とは？

まとめ

社内メールでは「様」でも「さん」でも特に失礼にはなりません。

会社やその人の考え方によって違うので、どちらを使うかは会社のルールや相手との関係性などを考慮して決めましょう。

上司にメールを書く時は、「○○部長」「営業部長　○○様」のような書き方になります。

一斉送信の場合は、「各位」を使うとよいでしょう。

「○○部長様」「○○部各位殿」など、敬称を二重につけてしまいやすいので気をつけてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました！