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私は金融機関に勤めており、短期の出張扱いで海外赴任を経験しました。
赴任した国はシンガポールで、赴任歴は1ヶ月ほどです。
勤務先は日系企業で、アジアに限らず様々な国に支店があります。
勤続5年目で出張を言い渡され、それまでの人生で留学経験はありませんでした。
留学はおろか、海外旅行もほとんどしたことがなかった私にとって、何もかもが不安でした。
パスポートをとるところから始まり、右も左もわからなかったので、とにかくネットや友人を頼りに情報収集に努めました。
そんな私がシンガポールへの海外赴任を経験して感じたことを、これから海外に赴任される方に伝えたいです。
海外赴任のメリット・デメリット
海外赴任のメリットは、やはり貴重な経験を積めるところです。
文化が違えば考え方も違うので、自分の常識を当てはめて、これまで通りに生活していくことは難しいです。
私が赴任したシンガポールは国土が狭く、車がなくても移動が容易でした。
観光国なのでアクティビティが多く、平均年収も日本より高いです。
アジアだから物価が安い、と思い込んでいた私はお金をあまり用意しておらず、少し苦労しました。
そういった経験は、こうして誰かに伝えることが出来ますし、海外からみた日本の印象や捉え方をリアルに感じることができます。
デメリットについては、治安の不安定さや用意するものの煩雑さが挙げられます。
治安について、シンガポールはまだ安全ですが、赴任する国によっては犯罪が多い危険なところもあります。
そうしたところに行かなければならない、となると日本に残る身内に心配をかけますし、これまで日本にいてしたことがないこと(例えばカバンは身体の前で持たなければ、盗まれるリスクがある、など)を常に意識しなければなりません。
比較的安全な国であっても、パスポートは肌身離さず絶対なくさないように持っていないといけない、などの制約があります。
用意するものの煩雑さについては、まず空港で機内に持ち込めるものと、そうでないものを分ける必要があります。
そもそも海外に持ち込めないものも、下調べしなければなりません。
ドライヤーなど日常的に使用するものでも、日本から持って行って当然には使えなかったりします。
その場合は変換プラグが必要になったり、現地調達しようと考えていても現地には売っていなかったりします。
よほど慣れている方を除いて、必要と思うものは全て用意しておくのがベターです。
海外赴任の給与・待遇面
私の勤務先では、海外赴任する場合にはその国の物価に合わせて給与水準を上げてもらえます。
とは言え、必要最低限のため物価が高めのシンガポールでは節約生活を余儀なくされました。
ただ、海外に住むというのは人生においてとても貴重な体験であり、不満はありませんでした。
支店内は日本人ばかりで、現地スタッフが数名いる程度だったので環境はあまり変わりません。
支店を一歩でると多言語が飛び交い、映画の中にいるような気分になります。
英語は話せて当たり前、という認識の方々が多いので、ある程度の会話はできるようにしておいて損はないと思います。
日本から持っていくべきもの、いらないもの
基本的にはネットで調べると情報がいくらでも出てきますので、複数サイトを閲覧して取捨選択すると良いです。
あまり載っていない情報で持っていくべきものとしては、耳かきや外出用の財布が挙げられます。
赴任する国によっては空気が悪く、意外と耳がつまりやすかったりします。
荷物にはなりませんし、いつも使っている耳かきなら自分の耳を傷つけてしまう危険性も低いので、持って行きましょう。
国によってはスリが横行しており、日本人は狙われやすいため、キャッシュを持ち歩くなら必要最低限に留めた方が良いです。
両替して用意した外貨のうち、しばらく使わないであろう余剰部分については、外出用ではない財布にいれておきましょう。
ただし、パスポートを外出用でない財布にいれないように注意し、常に携帯することを意識付けておくべきです。
海外赴任に対してそこまで抵抗感を持つ必要はなく、しっかりと準備しておけば問題ないです。
ネットに情報が溢れておりますので、誤った情報に惑わされないよう、事前準備を万全にして楽しんでください。