時候の挨拶

「霜寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「霜寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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漢字を見る限り、寒い冬の時期に使いたくなる時候の挨拶が「霜寒の候」です。

ですが、実際は冬に使う挨拶ではない事をご存じでしょうか?

となると「霜寒の候」はいつからいつまで使うのが正しいのでしょうか。

今回は「霜寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。

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「霜寒の候」の時期はいつからいつまで?

11月頭から12月初旬まで使う事が出来ます。

霜寒の候は二十四節気に基づいたものではなく、季節そのものの様子を表現した言葉なので、秋の終わりごろの冷え込んでくる時期に使います。

「霜寒の候」の意味と読み方

「霜寒の候」には「草木に霜が降りる程寒い時期がきましたね」という意味があります。

読み方は「そうかんのこう」です。

早朝、きらきらと霜で輝く葉をイメージさせる秋の終わりならではの美しい言葉ですね。

「霜寒の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 霜寒の候、貴社にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
  2. 拝啓 霜寒の候、貴社におかれましてはますますご繁盛のことと拝察いたします。
  3. 拝啓 霜寒の候、貴社におかれましてはいっそうご隆盛の由、何よりと存じます。

【結び】

  1. 木枯らし吹きすさぶ折ではございますが、貴社いっそうのご繁栄をご祈念いたします。
  2. 初霜の便りが届く時節、貴社におかれましては更なるご発展をお祈り申し上げます。
  3. 夜寒の時節、御社の皆様がお健やかに過ごされますよう心よりお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 霜寒の候、〇〇様にはいよいよご多忙の趣、何よりと存じます。
  2. 拝啓 霜寒の候、皆様におかれましてはいよいよご繁栄のことと拝察いたします。
  3. 拝啓 霜寒の候、ご一同様には一段とご壮健の由、慶賀の至りに存じます。

【結び】

  1. 寒さにどんどん向かっていく時節、どうぞくれぐれもご自愛ください。
  2. 吐く息がすっかり白くなる季節です。〇〇様の今後の変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。
  3. 冬支度に忙しい季節ではございますが、ご一同様のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 山々も雪化粧を始める季節となりました。〇〇様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。
  2. 冬の気配も色濃くなる時節となりました。いかがお過ごしでしょうか。
  3. 立冬も過ぎ、本格的な寒さがやってきました。皆様におかれましてはいっそうご活躍の事と存じます。

【結び】

  1. 落葉進む季節です。どうぞお体には十分ご留意ください。
  2. 暦の上では冬となり、寒さも本格的になってまいりました。今後変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。
  3. 吹きすさぶ風に冬の足音が混ざる季節です。気温もどんどん下がってまいりますので、どうぞご自愛ください。

「霜寒の候」以外の時候の挨拶

氷雨の候

「ひさめのこう」と読み、本格的な冬が来る前の11月下旬から12月上旬まで使う事が出来る時候の挨拶です。

氷が降っているのかと思うほど冷たい雨が降る季節を意味しており、これから到来する本格的な寒さを予感させる時候の挨拶です。

まとめ

霜に寒いと書くと、冬本番に使いたくなりますが実は秋の終わりごろに使う時候の挨拶なんですよ。

過ぎゆく秋に名残惜しい気持ちを感じつつ、その季節ならではの美しさをも感じることが出来る繊細で美しい表現が魅力ですね。

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