時候の挨拶

「秋月の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「秋月の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

秋らしさを存分に含んだ時候の挨拶の1つが「秋月の候」です。

お月見など月を見るイベントも多い秋ならではの言葉ですが、では一体いつからいつまで使うのが正しいのでしょうか?

今回は、「秋月の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。

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「秋月の候」の時期はいつからいつまで?

「秋月」という言葉が秋の季語となっており、実際に空が澄んで美しく感じる9月下旬から10月上旬まで使う事が出来ます。

「秋月の候」の意味と読み方

「秋月の候」には「空澄み渡り、月が美しく見える季節となりましたね」という意味があります。

読み方は「しゅうげつのこう」です。

そよそよと秋風にそよぐ稲穂を照らす、まん丸なお月さま。

そんな風情溢れる光景を連想させる大変美しい言葉ですね。

「秋月の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 秋月の候、貴社にはいよいよご隆昌の由、大慶に存じます。
  2. 拝啓 秋月の候、貴社におかれましてはいっそうご繁栄の趣、慶賀の至りに存じます。
  3. 拝啓 秋月の候、貴社には一段とご活躍のことと拝察いたします。

【結び】

  1. まさに豊穣の秋を迎えました。御社におかれましてもどうぞ実り多き秋となりますようお祈り申し上げます。
  2. 秋色濃い夕焼けの空が美しい季節となりました。御社におかれましてもますますのご発展とご活躍をご祈念いたします。
  3. 秋の訪れを告げる虫の声が美しい季節です。貴社の皆様方におかれましてもどうぞご自愛専一にてお過ごしください。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 秋月の候、〇〇様には一段とご多忙のことと拝察いたします。
  2. 拝啓 秋月の候、ご一同様におかれましてはますますご壮健にお過ごしのことと拝察いたします。
  3. 拝啓 秋月の候、皆様にはいよいよご清勝の由、何よりと存じます。

【結び】

  1. うららかな秋晴れが続いておりますが朝晩は冷え込む時節です。くれぐれもお体にはご留意ください。
  2. 包み込むような秋の日差しが心地よい時節、風邪などひかれませんようお気を付けください。
  3. 豊穣の秋と申します。〇〇様におかれましてもますますご活躍いただきますようお祈りいたします。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 彼岸花咲き乱れる美しい季節となりました。〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
  2. 黄金色に輝く稲穂に本格的な秋を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
  3. 秋風の心地よさに思わず深呼吸をしたくなる日が続いておりますが、風邪などひかれてはいませんか?

【結び】

  1. 読書も進む秋の夜長の時節となりましたが、気温も下がってまいりますのでくれぐれもご自愛ください。
  2. 日中は残暑残る時節、気温差も激しくなってまいりますのでくれぐれもご自愛ください。
  3. 行楽シーズンを迎えましたが、お怪我などされませんよう十分お気を付けください。

「秋月の候」以外の時候の挨拶

まとめ

十五夜、中秋の名月など月にまつわる美しい言葉が多い日本ならではの時候の挨拶となっています。

秋の美しさと少しの寂しさも感じさせる言葉で、季節感あふれるお手紙をしたためてみてはいかがでしょうか。

また気温が下がる季節でもあるので、相手の体調を気遣う言葉をプラスするのがおすすめです。

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