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言葉の意味と使い方

「転載」の意味や「引用」との違いは?転載禁止,無断転載とは?

「転載」の意味や「引用」との違いは?転載禁止,無断転載とは?

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文章や写真を「無断転載」された、などというトラブルを見聞きしたことはありませんか?

「転載」は他の人の文章や写真などを使うということですが、はっきりとどのようにすることが「転載」なのかという定義はあまり知らないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、「転載」の意味や「引用」との違いは?転載禁止,無断転載とは?についてご説明いたします!

関連 「引用」の意味と使い方!参考文献との違いは?|例文

「転載」の意味

「転載」は「既刊の書物などに載った文章や写真などを他の場所に公開すること」という意味です。

「てんさい」と読みます。

「転」は「うつす。うつる」といった意味があります。

「載」は書物などに記すという意味です。

すでに刊行された書物や新聞・雑誌などの文章や写真などを他の刊行物に載せる

ウェブサイトのコンテンツを他のサイトに載せる

このように、他人の著作物を複製して、別の場所に公開するということを「転載」と言います。

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>>「抜粋」の意味と使い方!「引用」との違いは?「一部抜粋」とは|例文

「転載」の使い方

「転載」は、他人の著作物を複製し、他の場所に公開するということです。

昔は既刊の書物などから文章をとってきて別の本に載せる、などを指して使っていました。

今は紙媒体だけではなく、ウェブサイト上の文章や写真、絵などを複製して他のサイトで公開するといったことを指して使うことも多くなっています。

  • 転載する
  • 無断転載
  • 転載禁止
  • 転載許諾

などの使い方や言葉があります。

「引用」との違いは?

「転載」と「引用」はよく似ています。

「他の書物などの文章などをとってきて、別の場所に載せる」という意味では同じです。

これらの違いは、「自分の著作物と他者の著作物の割合」あります。

  • 「転載」は「他者の著作物がメイン」
  • 「引用」は「自分の著作物がメイン」

「引用」は、その文章全体において、自分の著作物がメインであり、他人の著作物から引いてきたものはその補佐です。

「転載」は「引用」の範囲を超えて他者の著作物を記載するということです。

「転載」では、他者の著作物がメインで、自分の書いた部分はその補佐、という関係になります。

また、もう一つの違いは「著作権者の許可が必要かどうか」です。

「転載」は、他者の著作物がメインになっています。

そのため、「転載」する際は著作権者の許可が必ず必要です。

何文字以内は「引用」でそれ以上が「転載」、といった決まりはありません。

これは「転載」か「引用」か……? と迷ったときは、公開する前に著作権者の許可をとるようにしましょう。

>>「引用」の意味と使い方!参考文献との違いは?|例文

「転載禁止」とは?

バツの手をする女性

「転載禁止」は「作品などの転載を認めない」ということです。

「てんさいきんし」と読みます。

書籍の文章やウェブサイトのコンテンツなどを、勝手に他人が使わないようにするということです。

自分の著作物は著作権法で守られていますので、許可なく勝手に「転載」するということは法律違反になります。

「転載禁止・無断転載禁止」「無断転載を禁じます」などと本やサイトに記載することが一般的です。

「無断転載」とは?

無断転載されて怒る女性

「無断転載」は「他人の著作物を無断で複製し掲載すること」です。

「むだんてんさい」と読みます。

他人の著作物から勝手に文章や写真、絵などをとってきて別のところに公開するということです。

基本的に法律で「無断転載」は禁止されており、「著作権侵害」に該当します。

既刊の書籍から文章を無断で自分の著書に「転載」した、というのは「無断転載」ですね。

このような分かりやすく問題がありそうな例ばかりではありません。

「Twitterに可愛い絵を描いて載せている人がいたので勝手に保存して自分のアイコンに使う」なども「無断転載」にあたります。

若者や子供が著作権の知識がないままに気軽にやってしまうということも多いようです。

ぜひ気をつけたいですね。

「転載」の例文

  1. 会議の資料に今朝の新聞記事を転載する。
  2. 新聞記事をプリントに転載して教材に使う。
  3. ブログで商品を紹介するため、画像の転載許諾を求める。
  4. この画像は作者に転載許可をもらっているので安心して使える。
  5. 彼が無断で他人のブログの文章を転載したことが問題になっている。
  6. 転載するときは、必ずその著作物の著者から転載許諾を得なければならない。

「転載」の類義語

「転載」の類義語には次のようなものがあります。

  • 引用(人の言葉や文章を自分の話や文の中に引いて用いること)
  • 引証(他の事柄を引いて証拠とすること)
  • 引き写し(他人の文章や書画などを、そっくりそのまま書き写すこと)

コピーアンドペースト(文字などのデータの一部を指定して複製を取り、別の場所に貼り付けること。コピペ)

「転載」の対義語

「転載」の対義語は特にありません。

  • 翻訳(ある言語で書かれた文章を他の言語に直すこと)
  • 原典(元の書物)

などは反対の意味に近いでしょう。

まとめ

「転載」は、他人の著作物を複製し、他の場所に公開するということです。

「引用」との違いは、他人の著作物がメインで自分の著作物の割合が少ないということです。

そのため、「転載」を勝手にしてしまう(無断転載)と、著作権に引っかかります。

「転載」する際には元の著作者に許可を得なくてはいけません。

スマホやパソコンも普及し、ネットでなんでも手軽にできる時代になりました。

そのぶん、うっかり他人の著作権を侵害してしまうということも起こりやすくなっています。

仕事でもプライベートでも、ぜひ気をつけて「転載」や「引用」を正しく行いましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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