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「突貫工事で仕上げよう」
「突貫工事で終わらせるぞ」
このような「突貫工事」という言葉をご存知でしょうか。
本当に工事をしているわけではなくても広く用いられている言葉です。
「おじさんビジネス用語」と言われることもありますが、それだけビジネスシーンで使われている言葉ということですから、ぜひ知っておきましょう。
今回は、「突貫工事」の意味とビジネスでの使い方!悪い意味でも使う?|例文についてご説明いたします!
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「突貫工事」の意味
「突貫工事」は「短い期間で一気に工事を行うこと」「一気に物事を進めること」という意味です。
「とっかんこうじ」と読みます。
「突貫」というのは、「つきとおす、つらぬき通すこと」「短期間で一気に仕上げること」といった意味の言葉です。
突き通すということから、無理をしてでも勢いをつけて一気に物事を仕上げるという意味になったのですね。
「突貫工事」はそのような工事のことで、そこから比喩的に、工事だけでなく物事全般について「一気に進める」「短期間に仕上げる」といった意味になりました。
「突貫工事」のビジネスでの使い方
「突貫工事」はビジネスシーンでもよく用いられる言葉です。
「おじさんビジネス用語」とも言われていて、年配の社員などが使いがちなビジネス用語です。
これは「スピード優先で仕上げる作業」ということです。
本来の「突貫工事」は、短期間で一気にやる工事ということですね。
それをビジネスに当てはめて、短期間で一気に行う仕事という意味で使っています。
もちろん建築や土木関係に限らず様々な仕事について使う言葉で、例えば「コストは度外視してスピード優先で完成させるぞ」というような場面で使われます。
納期までが非常に短期間で、大急ぎで仕上げなくてはいけないとか、本来のスケジュールよりも早く終わらせなければいけないなど、時間がない中で強引におし進めて完成まで持っていかなくてはいけないという時に使います。
「突貫工事」の例文
- 突貫工事で会場設営をする。
- どうしても来週のイベントに間に合わせなくてはいけない。残りの作業は突貫工事でやるぞ。
- 明日のプレゼンに間に合うよう、突貫工事で資料を作成する。
- 突貫工事で見積書を作成し、取引先に提示する。
- 突貫工事で作ったアプリなので多少の不具合はあるかもしれない。
悪い意味でも使う?
「突貫工事」は、短期間で一気に仕上げる作業のことですね。
「突貫工事」という言葉自体は、いい意味でも悪い意味でもなく、ニュートラルな意味の言葉です。
しかし、短期間で一気に仕上げるということは、手抜きなのでは? などと感じる人もいるようです。
実際には短期間で仕上げるといっても、「コスト度外視で短期間で高品質なものを作ろう」といったこともありますから、悪い意味ではありません。
しかし、「突貫工事」を「手抜き」「早いけれど杜撰」といった悪いニュアンスで使う人もいるということです。
誤解を招かないよう、前後の文脈には気をつけて使ったほうがよいでしょう。
「突貫工事」の類義語
「突貫工事」の類義語には次のようなものがあります。
- 大急ぎ(非常に急ぐさま)
- 急ピッチ(作業や動作を迅速に行うこと)
- にわか作り(急いで作成すること)
- 急ごしらえ(間に合わせるために急いで作ること)
- やっつけ仕事(間に合わせるために急いでするその場しのぎの仕事)
まとめ
「突貫工事」は「短い期間で一気に工事を行うこと」「一気に物事を進めること」という意味です。
工事のことを言う言葉ですが、そこからビジネス全般において、物事を一気に進める、スピード優先で仕上げる作業という意味で広く使われるようになりました。
短期間で一気に仕上げる仕事という意味で、本来は悪い意味ではありません。
ですが、早く仕上げる=手抜き、杜撰といったニュアンスを込めて悪い意味で使う人もいます。
使う際は、誤解を招かないように気をつけてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!