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「打ち手を講じる」
「効果的な打ち手を考える」
このように、ビジネスの場面で見聞きすることがある「打ち手」という言葉があります。
この「打ち手」とはどのようなものなのでしょうか。
ビジネスでの「打ち手」について調べてみました。
今回は、「打ち手」の意味とビジネスでの使い方!「施策」との違いや言い換え表現は?|例文についてご説明いたします!
関連 「施策」の意味とは?正しい読み方は?「政策」との違いも解説!
「打ち手」の意味
「打ち手」は「鉄砲などを撃つ人」「太鼓や鉦などを鳴らす人」「敵や罪人を捕らえたり討伐したりするために向かう人」「博打や碁をする人」「能面を作ることを業とする人」という意味です。
「うちて」と読みます。
「打手」と書くこともあります。
鉄砲を撃つ、太鼓を打つ、敵を討つ、博打を打つ、能面を打つといろいろな意味がありましたね。
いずれも「うつ人」という意味で「打ち手」と表しています。
「打ち手」のビジネスでの意味
「打ち手」は前述のように、いろいろな意味で「うつ」人のことを指す言葉です。
ですが、ビジネスにおいては違う意味で使われます。
ビジネス用語の「打ち手」とは、「現状打破のために行う手段」のことです。
辞書などで「打ち手」を調べてもこの意味は出てきませんので、正式な言葉ではなくビジネスにおいてのみ使われる専門用語のようなものです。
「打つ手」は「取るべき方法」という意味の言葉ですが、これを変形したものがビジネスの「打ち手」ではないかと思われます。
「打つべき手」「打つとよさそうな手」といった意味合いです。
「打ち手」のビジネスでの使い方
「打ち手」はビジネスでは「打つ手」、「打つべき手。現状打破のために行うべき方法」といった意味になります。
主に営業やマーケティングの戦略について使われます。
「マーケティングの打ち手を考える」などの使い方をします。
- 打ち手を講じる
- 打ち手を考える
- 打ち手を選ぶ
などの使い方をすることが多いです。
- 打ち手を打つ
と使われることもありますが、これは「手を打つ」との混同からできた言い回しではないかと思われます。
間違いとも言い切れませんが重複表現なので、違和感を覚える人も多いでしょうからあまりお勧めはできません。
「施策」との違いは?
「施策」は「政策・対策をたててそれを実地に行うこと」という意味です。
「しさく」と読みます。
- 「打ち手」は具体的な対策
- 「施策」は政策を立てて実際に行うこと
それぞれの意味はこのようになりますので、どちらも課題を解決するために対策を立てて行うという意味でほぼ同じといえるでしょう。
しかし、「打ち手」は「打つべき手」という意味で広く使えます。
また、本来の意味としてビジネス以外では先述の通りいろいろな「うつ人」という意味で使います。
それに対して「施策」は「政策の実施」という意味で、政治について用いられることが多い言葉です。
「営業施策」や「マーケティング施策」などビジネスでも用いられますが、この場合は「施策」と「打ち手」はほぼ同じことを指す、類義語となります。
「打ち手」の例文
- これまでの営業活動を振り返り、打ち手を考える。
- このような打ち手は避けるべきだ。
- 集客を最大化するよう打ち手を講じる。
- 効果的なマーケティングの打ち手を選び、実行する。
「打ち手」の類義語・言い換え表現
ビジネスでの「打ち手」の類義語・言い換え表現には次のようなものがあります。
- 施策(ほどこすべき対策)
- 対策(相手の態度や状況に対応するための方法・手段)
- 方策(物事を達成するための手立て)
- 手立て(目的を達成するための方法・手段)
- 措置(判断を下してその物事をとりはからうこと)
まとめ
「打ち手」は「鉄砲などを撃つ人」「太鼓や鉦などを鳴らす人」「敵や罪人を捕らえたり討伐したりするために向かう人」「博打や碁をする人」「能面を作ることを業とする人」という意味の言葉です。
そして、ビジネス用語では「現状打破のために行う手段、施策」という意味で使われています。
正式な言葉ではないですが、ビジネス用語として定着しておりビジネスの現場や書籍などではよく用いられています。
ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!