「梅子黄(うめのみきばむ)」の意味や読み方とは?由来や時期はいつ?
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暦や季節の言葉を調べていると、「梅子黄」という表記に出会うことがあります。
「梅」「子」「黄」という漢字から、なんとなく梅の実に関係する言葉だと想像できますが、読み方は少し独特です。
今回は、「梅子黄」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!
「梅子黄」の意味とは?
「梅子黄」とは、梅の実が黄色く熟し始める頃という意味です。
「梅子黄」は、「うめのみきばむ」と読みます。
「梅子」の「子」は、ここでは果実、つまり梅の実を表します。
青々としていた梅の実が、梅雨の雨の中で少しずつ黄色みを帯びていく様子を表した言葉です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 梅子黄 |
| 意味 | 梅の実が黄色く熟し始める頃 |
| 読み方 | うめのみきばむ |
| 分類 | 七十二候の第二十七候、芒種の末候 |
| 時期 | 6月16日頃から6月20日頃 |
「黄」は、ここでは「きばむ」と読み、黄色く色づくことを表しています。
梅の実が熟す頃の雨だから「梅雨」と呼ぶという説もあり、「梅子黄」は梅雨の季節感と深く結びついた言葉です。
「梅子黄」はいつの季節?
「梅子黄」は、二十四節気の「芒種」の末候にあたります。
時期は、例年6月16日頃から6月20日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後します。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 二十四節気 | 芒種 |
| 七十二候 | 末候・第二十七候 |
| 時期 | 6月16日頃〜6月20日頃 |
| 前の七十二候 | 腐草為螢(くされたるくさほたるとなる) |
| 次の七十二候 | 乃東枯(なつかれくさかるる) |
芒種の終わり頃は、日本の多くの地域で梅雨のさなかにあたります。
雨に濡れながら梅の実がふくらみ、黄色く色づく様子は、この時期ならではの静かな季節の変化です。
「梅子黄」の由来
「梅子黄」は、七十二候という暦に由来します。
七十二候とは、一年を約五日ごとに七十二に分け、気候や動植物の変化を短い言葉で表した暦です。
| 言葉 | 由来・意味 |
|---|---|
| 梅 | 春に花を咲かせ、初夏に実をつける植物。 |
| 子 | ここでは実、果実のことを表す。 |
| 黄 | 黄色く色づく、黄ばむこと。 |
| 七十二候 | 自然の変化を約5日ごとに表した暦の区分。 |
梅の実は、青いうちは梅酒や梅シロップに、熟して黄色みを帯びたものは梅干しなどに用いられます。
梅雨の頃に梅の実が熟し、その実を保存食として活用してきた暮らしの知恵も、「梅子黄」という言葉の背景にあります。
梅の実はなぜ梅雨の季節感と結びつく?
梅の実が梅雨の季節感と結びつくのは、梅の実がふくらみ、熟し始める時期が雨の季節と重なるためです。
「梅雨」という言葉にも、梅の実が熟す頃の雨という意味が込められているといわれます。
| 季節の要素 | 梅の実との関係 |
|---|---|
| 梅雨 | 梅の実が熟す頃に降る長雨として説明されることがある。 |
| 梅仕事 | 梅干し、梅酒、梅シロップなどを仕込む時期。 |
| 保存食 | 梅干しは暑い時期を乗り切る暮らしの知恵として親しまれた。 |
| 初夏の味覚 | 青梅から完熟梅へと移る変化が季節を感じさせる。 |
「梅子黄」は、単に植物の変化を表すだけでなく、梅を使った暮らしの営みまで思い起こさせる言葉です。
「梅子黄」の使い方・例文
「梅子黄」は、日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。
ですが、季節の挨拶、暦の説明、手紙、俳句、エッセイなどでは、梅雨の季節感や梅仕事の時期を表す言葉として使うことができます。
| 場面 | 使い方の例 |
|---|---|
| 手紙・挨拶文 | 梅子黄の候、梅雨空の下にも初夏の趣が感じられる頃となりました。 |
| 季節の文章 | 梅子黄を迎え、青かった梅の実が少しずつ黄色く色づいてきました。 |
| 暦の説明 | 芒種の末候は「梅子黄」といい、梅の実が熟し始める頃を表します。 |
| 日記・短文 | 梅干しを仕込みながら、梅子黄という暦の言葉を思い出しました。 |
一般向けの文章では、「梅子黄(うめのみきばむ)」と読み方を添えると、季節の情景がより伝わりやすくなります。
「梅子黄」と芒種の七十二候
「梅子黄」は、芒種の三つの七十二候のうち、最後にあたります。
芒種の七十二候は、梅雨へ向かう初夏の自然を、虫や植物の変化によって表しています。
| 芒種の七十二候 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 蟷螂生 | かまきりしょうず | カマキリが生まれ出る頃 |
| 腐草為螢 | くされたるくさほたるとなる | 腐った草が蛍になる頃 |
| 梅子黄 | うめのみきばむ | 梅の実が黄色く熟し始める頃 |
カマキリが生まれ、蛍が舞い、梅の実が黄ばむ。
この流れを見ると、芒種という節気が、雨の季節へ進む自然の細やかな変化を表していることがわかります。
まとめ
「梅子黄」は、梅の実が黄色く熟し始める頃を表す七十二候の言葉です。
読み方は「うめのみきばむ」で、二十四節気では芒種の末候にあたります。
時期は例年6月16日頃から6月20日頃で、梅雨の雨の中、青かった梅の実が黄みを帯びてくる頃を表しています。
梅酒や梅干し、梅シロップなどを仕込む「梅仕事」の時期とも重なり、暮らしの知恵を感じさせる言葉です。
梅雨の季節に梅の実を見かけたら、ぜひ「梅子黄」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。
