時候の挨拶

「山笑う候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「山笑う候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「山笑う候」は時候の挨拶の1つですが、「山が笑う」とはいったいどの時期を指すのでしょうか。

この言葉自体聞いたことが無いという人も多いかと思います。

今回は「山笑う候」について、いつからいつまでが使用時期なのかはもちろん、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

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「山笑う候」の時期はいつからいつまで?

「山笑う候」は3月の半ば頃から3月後半までの時期に使う事が出来る時候の挨拶です。

暦の上で春も中盤となる時期の言葉なんですよ。

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「山笑う候」の意味と読み方

「山笑う候」は「山々も芽吹きの季節を迎えて鮮やかに見える季節となりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「やまわらうのこう」です。

厳しい寒さの冬を乗り越え、新しい若芽が芽吹き、命に満ち溢れる季節が来たことでまるで山が笑っているように見えるという意味であり、俳句の季語としても多くの俳人に使われている言葉なんですよ。

「山笑う候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 山笑う候、貴社ますますご繁栄の由、心よりお喜び申し上げます。
  2. 拝啓 山笑う候、貴社におかれましてはますますご多忙の事と拝察いたします。
  3. 拝啓 山笑う候、貴社一層ご躍進の段、お慶び申し上げます。

【結び】

  1. 野山も色を変える季節、貴社におかれましてもますますのご発展をお祈り申し上げます。
  2. 一雨毎に春深まる季節となりました。貴社ますますのご繁盛をご祈念いたします。
  3. 若草色眩しい季節、貴社いよいよのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 山笑う候、〇〇様におかれましてはいよいよご活躍の段、お喜び申し上げます。
  2. 拝啓 山笑う候、〇〇様にはますますご多忙の事と拝察いたします。
  3. 拝啓 山笑う候、〇〇様には一層ご躍進の事、大慶の至りと存じます。

【結び】

  1. 街中の景色も春めいてくる時節、〇〇様におかれましてもお体には十分にご留意いただき春をお迎えください。
  2. 春一番も吹く季節、〇〇様にはますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
  3. 春色煌めく景色見られる季節です。○○様におかれましては一層のご活躍をお祈り申し上げます。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 柔らかな春の日差し心地よい季節ですね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
  2. 季節の変わり目を迎えておりますが、お風邪などひかれていませんか。
  3. 花粉の便りも聞かれ始めました。〇〇様もお元気でお過ごしでしょうか。

【結び】

  1. 若草輝かしい季節です。どうぞ変わらずお元気にお過ごし下さい。
  2. 出会いと別れの季節です、〇〇様もどうぞご壮健にお過ごし下さい。
  3. 桜の開花も間近です、お風邪などひかれませんようお気を付けください。

まとめ

春の訪れで沸き立つ心で見る風景はまるで山も笑っているように見える、と表現したのが「山笑う候」なんですね。

厳しい冬を乗り越えたことにより心にも余裕が生まれている事を端的に表現してもいますよね。

季節の変わり目でもあるので、相手の体調を気遣う言葉とセットで使うとより柔らかい印象になりますよ。

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