言葉の意味と使い方

ビジネスメール春の季節の挨拶と締めの言葉!カジュアルな例文も紹介

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ビジネスメールは、もちろん仕事に関することを書いて送るものです。

ですが、単に用件だけで済ますのではなく、その時々の季節や状況に合った言葉を使うことができると、ぐっと印象もよくなります。

今回は、ビジネスメール春の季節の挨拶と締めの言葉(3月・4月・5月)カジュアルな例文も紹介についてご説明いたします!

>>寒暖差が激しい時期のメールの挨拶・結びの言葉は?カジュアルな例文も

春のメールを送る時期

春の挨拶はいつからいつまで使えるのか、ということから確認していきましょう。

【暦の上】

春とは、暦の上では「立春から立夏の前日」とされています。

日付で言うと2月4日ごろから5月4日ごろ(年によって1日ずれることもあります)となります。

ですが、2月4日はまだまだ真冬の寒さを感じる頃だと思いますし、5月4日を過ぎてもまだ夏という感じではないですよね……。

【気象学】

次に、気象学では、春は3月から5月のことです。

さらに、天文学では春分ごろから夏至ごろまでで、これは3月21日ごろから6月22日ごろということになります。

いつからいつまでが春かという問いには、「暦上の春」「気象学上の春」「天文学上の春」などいくつもの春の定義がありますので、一概には答えられません。

一般的にはメールで春の挨拶をするなら大体3月~5月が春と考えます。

3月の初めや5月の終わりなどは、まだ冬のように寒かったり、逆に夏に近い暑さになったりすることもあるので、その時の気候に合わせて言葉を選ぶとよいでしょう。

今回は、3月から5月に使えるメールの挨拶や結びの言葉をご紹介します。

3月の挨拶と結びの言葉

卒業証書

3月は、冬が終わってだんだん春めいてくる月です。

いわゆる早春、春の初めですね。

寒さが緩むことや、春をこれから迎えるということを挨拶や結びの言葉で述べるのもよいでしょう。

また、卒業シーズンやビジネスでは年度末でもあり、そうした内容を使うこともできますね。

3月の挨拶(書き出し)

  • 弥生の候(3月全般)
  • 早春の候(上旬)
  • 啓蟄の候(啓蟄は二十四節気の一つで、3月6日~21日ごろ)
  • 仲春の候(中旬)
  • 春分の候(春分は二十四節気の一つで3月21日~4月4日ごろ)
  • 春風の候(下旬)

「○○の候」は漢語調で、改まった手紙やビジネスレターでよく使われます。

もっとカジュアルな文体にしたい時は次のような口語調で、やや気軽な挨拶にするとよいでしょう。

3月の結びの言葉

  • 浅春の折、何卒ご自愛ください。
  • 寒暖定まらぬ時期、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
  • 年度末でご多様の折、

3月 カジュアルな書き出し

  • 早春の時期を迎えましたが、
  • だんだん春めいてまいりましたが、
  • 春の陽気を感じる頃となりました。
  • 桜のつぼみも膨らんでまいりました。

3月 カジュアルな結びの言葉

  • 暖かくなってまいりましたが、季節の変わり目に体調を崩されませんようお気をつけくださいね。
  • 春の日差しのもと、お元気にお過ごしください。
  • もうじき卒業式ですね。4月からの新生活も頑張ってください。
  • 桜が咲いたらぜひお花見にご一緒しましょう。

4月の挨拶と結びの言葉

桜

3月末から4月上旬は、日本中の多くの地域で桜の見頃となり、お花見などが楽しめる最も春らしい時期ではないでしょうか。

4月は入学、入社のシーズン、年度はじめという節目でもありますね。

そうした行事や、暖かい春の気候などを取り入れた挨拶や結びの言葉が使えます。

>>寒暖差が激しい時期のメールの挨拶・結びの言葉は?カジュアルな例文も

4月の挨拶(書き出し)

4月の結びの言葉

  • 新年度を迎え、貴社のますますのご発展をお祈りしております。
  • 春爛漫のみぎり、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
  • 花冷えの時期、ご自愛専一にてお願い申し上げます。

4月 カジュアルな書き出し

  • 春の日差しが心地よい季節となりました。
  • 桜の花が見頃ですね。
  • 若草の季節となりましたが、

4月 カジュアルな結びの言葉

  • いよいよ新生活、楽しんでくださいね。
  • 春の長雨で体調を崩されませんようにお気をつけくださいね。
  • 新年度、何かと慌ただしくなりがちですが、どうかご自愛ください。

5月の挨拶と結びの言葉

木漏れ日

5月はさわやかな気候が続き、緑の美しい季節ですね。

春から夏に向かう時期でもあります。

春の終わりや夏の初めといった気候を表す挨拶が使いやすい時期です。

>>5月の時候の挨拶(上旬・中旬・下旬と6月にかけて)結び・カジュアルな例文

5月の挨拶(書き出し)

5月の結びの言葉

  • 風薫る爽やかな時節、ますますのご健勝をお祈り申し上げます。
  • 季節の変わり目ですので、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
  • 向暑の候、くれぐれもご自愛ください。

5月 カジュアルな書き出し

  • 春も終わりの時期となりました。
  • 春も残り少なくなりましたが、
  • 夏の兆しが見える頃となりましたが、
  • だんだん暑さを感じる頃となりましたが、

5月 カジュアルな結びの言葉

  • 暖かくなったとはいえ、まだまだ肌寒い日もありますのでお体にはお気をつけてお過ごしください。
  • 季節の変わり目、くれぐれのお体にはご留意ください。
  • 爽やかな季節、お元気にお過ごしくださいね。

まとめ

寒い冬が終わり、ぽかぽかと暖かくなってくる春。

桜が咲いたり、新生活がスタートしたりする、心弾む時期ですね。

また、だんだんと暑い夏に向かって変化していく時期でもあります。

ぜひ春の行事や自然、気候など、季節感をうまく取り入れて手紙やメールで挨拶をしてみましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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