「残寒の候」の時期はいつからいつまで？結びや使い方と例文

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「残寒の候」は春の時候の挨拶ですが、正しい使用時期を知っているという人は意外と少ないのではないでしょうか。

「寒さが残る」時期とはいつからいつまでなのでしょうか。

今回は「残寒の候」について使用時期はもちろん、結びや例文、使い方など様々な視点から詳しくご紹介していきます。

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「残寒の候」の時期はいつからいつまで？

2月4日前後の立春から2月中旬頃まで使う事が出来ます。

文書の到着が立春前になってしまう場合は違和感の原因となってしまうので他の時候の挨拶へ変えるのがおすすめです。

暦の上で春を迎えてから使う時候の挨拶なんですね。

「残寒の候」の意味と読み方

「残寒の候」は「立春を迎え、暦の上では春なのにまだまだ厳しい寒さですね」という意味の言葉です。

読み方は「ざんかんのこう」です。

春が待ち遠しい気持ちが満ちている繊細な表現ですね。

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「残寒の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

1. 拝啓 残寒の候、貴社におかれましてはいよいよご発展の事と拝察いたします。
2. 拝啓 残寒の候、貴社ますますご清祥の段、心よりお慶び申し上げます。
3. 拝啓 残寒の候、貴社いよいよご多忙のことと拝察いたします。

【結び】

1. 寒さまだまだ厳しい時節ではございますが、貴社ますますのご繁栄を心より祈念しております。
2. 余寒厳しい折、貴社の皆々様におかれましてもご自愛専一で過ごされますようお願い申し上げます。
3. 三寒四温の時節、貴社の更なるご活躍をご祈念いたします。

目上の方

【書き出し】

1. 拝啓 残寒の候、○○様にはますますご隆盛の由、お喜び申し上げます。
2. 拝啓 残寒の候、御一同様におかれましてはいよいよご多忙の事と存じます。
3. 拝啓 残寒の候、〇〇様におかれましてはご壮健にてご躍進の由、大慶に存じます。

【結び】

1. 寒の戻りもまだある時節です。どうぞお体には十分にご留意ください。
2. まだ雪深く春到来は遠く感じる季節ですが、お風邪など召されませんようお気をつけてお過ごしください。
3. 暦の上では春となりましたが厳寒の日が続いております。体調を崩されませんようご留意ください。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

1. 節分も過ぎ、春の足音が待ち遠しい季節となりました。○○様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
2. 暦の上では春となり、名残の雪も垣間見える季節皆様におかれましては変わらずお過ごしの事と存じます。
3. 立春を迎え、春の気配を感じられる日もすぐそことなりました。〇〇様も変わらずご壮健にお過ごしでしょうか。

【結び】

1. 日差しに春を感じる日も少しずつ増えてまいりました。くれぐれもお体にはお気をつけてお過ごしください。
2. 立春を迎えました。どうぞ〇〇様によって良き春となりますようお祈り申し上げます。
3. 季節外れの大雪も観測されております。お風邪など召されませんようお気をつけください。

「残寒の候」以外の時候の挨拶

まとめ

暦では春となっていますが、実際の2月はまだまだ寒さが厳しい地域も多いですよね。

「早く暖かくならないかな」という気持ちが伝わってくる時候の挨拶が「残寒の候」です。

寒さで体調を崩す人も多いので、気遣いの言葉をプラスするのがおすすめです。