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「わだかまり」は、ビジネスシーンでも、日常生活やドラマや小説など、いろいろなところで使われる言葉です。
人間関係が複雑で、不満や疑惑といったモヤモヤした気持ちを抱いたときに使います。
なかなかはっきり説明しにくい言葉だと思いますので、正しい意味や使い方を今一度確認しておきましょう。
今回は、「わだかまり(蟠り)」の意味と使い方!「わだかまりが解ける」とは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「わだかまり(蟠り)」の意味
「わだかまり」は「心の中にこだわりとなっている不満・不信・疑惑などの感情」という意味です。
漢字で書くと「蟠り」です。
難しい漢字なので、「わだかまり」とひらがな表記することが多いでしょう。
「蟠る(わだかまる)」というのは、もともと蛇などがとぐろを巻くという意味です。
そのような、複雑でややこしい、すっきり解けないような、心の中でぐるぐると渦巻く重苦しい感情という意味で「わだかまる」や「わだかまり」という言葉が使われるようになったのです。
主に人間関係について使われることが多く、不信感や疑惑、不満といったいやな感情のことを言います。
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「わだかまり」の使い方
「わだかまり」は不満や不信といった心の中にとどまっている感情のことです。
そういったモヤモヤした嫌な気持ちが心に引っかかっている状態を
- 「わだかまりがある」
- 「わだかまりが残る」
などと言います。
「わだかまる」とすることもあります。
「わだかまりが解ける」とは?
「わだかまり」は心にあるモヤモヤ、疑惑や不満のような嫌な感情のことです。
それだけにネガティブな場面で使われることが多いですが、ポジティブな場面で使うこともできます。
心にモヤモヤと残っているいやな感情が解決してスッキリすることを「わだかまりが解ける」と表現します。
他にも「わだかまりを捨てる」「わだかまりを解く」などの言い方もあります。
「わだかまり」はネガティブな感情を表す言葉ですが、「わだかまりが解ける」はその感情がスッキリしてポジティブな状態になるということを表します。
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「わだかまり」の例文
- この件は彼の心に大きなわだかまりを残すこととなった。
- 話し合いをしたがお互いに不満をぶつけるばかりで、わだかまりが残る結果となってしまった。
- 私にはまだ彼女に対するわだかまりが残っている。
- 私たちの間には何のわだかまりもない。
- ゆっくり向かい合って話をし、彼女との間のわだかまりが解けたと感じた。
- 長年のわだかまりが解けてスッキリしている。
「わだかまり」の類義語
「わだかまり」の類義語には次のようなものがあります。
- 気がかり(いつも心から離れず心配なこと)
- 懸念(気にかかって不安がること)
- しこり(ことが片付いたあとまで残った気まずい気分)
- 悩み事(心を苦しめるようなこと)
- 不安(気がかりで落ち着かないこと)
- 不平不満(ある物事や状態に対して、心持ちが穏やかでなく満ち足りないさま)
- 鬱屈(気が晴れず塞ぎ込むこと)
- 鬱積(不平・不満が晴らされずに心にたまること)
- 軋轢(人の仲が悪くあい争うこと)
- 葛藤(人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと)
- フラストレーション(欲求が何らかの障害によって阻止され、満足されない状態にあること)
「わだかまり」の対義語
「わだかまり」の対義語は特にありません。
- すっきり(わだかまりがなく、気持ちのよいさま)
- 虚心坦懐(心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること)
- 明鏡止水(邪念のない、落ち着いた静かな心境)
このような言葉は、心がスッキリさっぱりしている、「わだかまりがない」ということを表していますので反対の意味とも言えるでしょう。
まとめ
「わだかまり(蟠り)」は「心の中にこだわりとなっている不満・不信・疑惑などの感情」という意味です。
主に人間関係において、心の中につっかえた不満などの嫌な感情のことを指して使います。
「わだかまり」自体はこうしたネガティブな意味の言葉です。
ですが、「わだかまりが解ける」は、心に溜まっていた不満などが解消されてスッキリし、人間関係などが好転するというポジティブな意味となります。
いろいろと複雑な人間関係において使う機会もありそうな言葉です。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!