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「集約」という言葉があります。
日常で、ビジネスシーンで、いろいろなところで見聞きする機会は多いと思いますが、はっきり意味を調べたことがある人は少ないかもしれません。
そこで、「集約」の正しい意味や使い方を詳しく調べてみました。
今回は、「集約」の意味と使い方!「統合」「集計」との違いは?|例文つきについてご説明いたします!
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「集約」の意味
「集約」は「寄せ集めて一つにまとめること」という意味です。
「しゅうやく」と読みます。
「集」はもちろん「集める」という字ですね。
「約」は「約束」とか「おおよそ」などのいろいろな意味もありますが、ここは「短くまとめる」という意味です。
「集約」は「集めてまとめる」ということになりますね。
「集約」は、多くの物事を整理して、一つにまとめるということです。
>>「体系的」の意味と使い方!「体系的に学ぶ・まとめる」とは?【類義語・対義語】
「集約」の使い方
「集約」は、多くのものを集めて一つにまとめるということを表します。
「集約する」などの形で使います。
集める対象は、意見、調査などの結果、技術、機能、受付窓口などいろいろで、さまざまな場面において「一つにまとめる」という意味で使えます。
【例文】
- 皆の意見を集約し、検討する。
- 調査結果を集約し、結論を導く。
- 社内の情報集約を進めることで、人件費や光熱費の削減が期待できる。
- 店舗や支店に分散している問い合わせ窓口を一つに集約する。
- 単位面積あたりに投下される労働力や資本が高い農業形態のことを「集約農業」と言う。
「統合」「集計」との違いは?
「集約」「統合」「集計」の違い
「集約」は多くのものを一つにまとめることですが、おなじまとめることとして「統合」や「集計」という言葉もビジネスシーンなどでよく使われていますね。
これらのそれぞれの意味は次のようになります。
- 「集約」は「寄せ集めて一つにまとめること」
- 「統合」は「二つ以上のものを合わせて一つにすること」
- 「集計」は「数を寄せ集めて合計すること」
いずれも、複数あるものをまとめるという意味では共通していますが、意味や使い方に違いがあります。
「統合」との違い
「集約」も「統合」も、「一つにまとめる」点では共通しています。
ただ、「集約」は「一つに整理する」ことに重きを置いた言葉で、「統合」は二つ以上のものが「一つに合わさる」ことに重きを置いた表現と言えます。
- 「集約」は多くのものを整理するために一つにまとめること
- 「統合」は機能をより高めるために一つにまとめること
という使い方の違いがあるのです。
「集計」との違い
「集計」は、集めたものを「合計する」という意味なので、そこが違いです。
「集約」は、たくさんのものを整理して一つにまとめることなので、「意見を集約する」などと使います。
「集計」の方は、データを計算して結果を出すと言うことなので、「売上を集計する」など数字を出すときなどに使います。
「集約」の類義語
「集約」の類義語には次のようなものがあります。
- 統合(二つ以上のものを合併して一つにまとめること)
- 統括(ばらばらに分かれているものを一つにまとめること)
- 包括(ひっくるめて一つにまとめること)
- 総合(別々のものを一つにまとめる事)
- 収れん(一つにまとまること。また、まとめること)
- 一括(一つにくくること。まとめること)
- 一本化(複数あるものを一つにまとめること)
「集約」の対義語
「集約」の対義語には次のようなものがあります。
- 分散(ばらばらに分かれること。散っていること)
- 飛散(飛び散る、飛び散らすこと)
- 散開(広く散らばること)
- 拡散(広がり、散らばること)
- まばら(間があいて、ばらばらとあること)
- バラバラ(一つにまとまらないで、分散しているさま)
まとめ
「集約」は「寄せ集めて一つにまとめること」という意味です。
多くのものを整理して一つにまとめるということで、意見、情報、窓口などなど、いろいろなものについて使えます。
ビジネスシーンだけでなく生活のさまざまなシーンで使われることがある「集約」、ぜひこの機会にきちんと理解して覚えておきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!