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山々の紅葉が鮮やかに色づく季節に使いたい時候の挨拶が「錦秋の候」です。
秋ならではの言葉ですが、秋と言ってもいったいいつからいつまで使うのが正しいのでしょうか。
今回は「錦秋の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。
「錦秋の候」の時期はいつからいつまで?
「錦秋の候」は10月から11月上旬まで使う事が出来ます。
多くの時候の挨拶が二十四節気を元にした言葉ですが、この錦秋の候は異なります。
二十四節気に錦秋というものが無く、視覚的に紅葉を見るようになった時期に使う事が出来る時候の挨拶です。
「錦秋の候」の意味と読み方
「錦秋の候」には「紅葉が美しく色づく秋が来ましたね」という意味があります。
読み方は「きんしゅうのこう」です。
街路樹や遠くに見える山々が赤や黄色に彩られ、まさに秋という風景を連想させる美しい言葉ですね。
「錦秋の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 錦秋の候、貴社におかれましてはますますご壮健の段、慶賀の至りに存じます。
- 拝啓 錦秋の候、貴社にはいよいよご清祥の由、お慶び申し上げます。
- 拝啓 錦秋の候、貴社におかれましては一段とご繁盛の趣、何よりと存じます。
【結び】
- 豊穣の秋、貴社一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
- 秋も深まる時節、御社ますますのご繁盛をご祈念いたします。
- 木犀の香りが鼻をくすぐる季節です。貴社におかれましてもいっそうのご繁栄をお祈り申し上げます。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 錦秋の候、〇〇様には一層ご活躍の段、お喜び申し上げます。
- 拝啓 錦秋の候、〇〇様におかれましてはいよいよご壮健でお過ごしのことと拝察いたします。
- 拝啓 錦秋の候、ご一同様におかれましてはますますご繁栄の段、慶賀の至りに存じます。
【結び】
- 日ごとに秋も深くなってまいります。体調にはくれぐれもお気をつけください。
- 秋風が冷たく吹く季節です。皆様におかれましてはどうぞお健やかにお過ごしください。
- 秋色が日ごと深まる季節です、どうぞ変わらずご壮健にお過ごしください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 少し肌寒い秋風が吹く季節となりました。〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
- 街角の木々もすっかり色づき、秋らしい季節となりましたが、お変わりありませんでしょうか。
- 夕方にはもう冬の気配も感じられますが、〇〇様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。
【結び】
- 落ち葉も舞い始める季節となりました。季節の変わり目でございますので、くれぐれもご自愛ください。
- どこか悲し気な秋の夕焼けに心動かされる今日この頃、〇〇様におかれましてはどうぞ爽やかな秋をお過ごしください。
- 気温とともに心もゆったりと落ち着く季節です。寒くなってまいりますので、どうぞお体にお気を付けください。
「錦秋の候」以外の時候の挨拶
夜長の候
「よながのこう」と読み、秋の夜長を表す時候の挨拶です。
ついつい本を読む手が止められなくなる秋の長い夜を表現しており、10月〜11月まで使う事が出来ますよ。
まとめ
色鮮やかな山々や、はらはらと散る紅葉を連想することが出来る時候の挨拶が錦秋の候です。
繊細な表現で秋らしさを伝えることが出来ますね。
またどんどん気温が下がっていく時期でもあるので、相手の体調を気遣う言葉とセットで使うのがおすすめです。