時候の挨拶

「紅葉の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「紅葉の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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いかにも秋らしい時候の挨拶が「紅葉の候」です。

紅葉を見るようになったら時期はいつ使えばいいのでしょうか?

なんとなく「秋の時候の挨拶」という事はわかりますが、ではいつからいつまでが正しい時期なのでしょう。

今回は「紅葉の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文について解説いたします。

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「紅葉の候」の時期はいつからいつまで?

しっかりと木々が色づき始める寒露(10月7日頃)から立冬(11月7日前後)の1か月間使う事が出来ます。

紅葉が実際に見ごろとなるのは11月中旬頃という地域もありますが、二十四節気を元にしているので、立冬を過ぎてから使うと違和感へと繋がってしまいます。

「紅葉の候」の意味と読み方

「紅葉の候」には「赤や黄色に木々が色づく季節になりましたね」という意味があります。

読み方は「こうようのこう」です。

つい「もみじのこう」と読みたくなりますよね。

基本的に時候の挨拶は音読みで使うので「こうよう」と読むのが正しいのですが、「もみじのこう」と読んでも間違いにはなりません。

木々だけではなく道端の草までもが色づく鮮やかな秋の季節をしっかりと表現した美しい言葉ですね。

「紅葉の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 紅葉の候、貴社にはますますご清勝のこととお慶び申し上げます。
  2. 拝啓 紅葉の候、貴社におかれましてはいよいよご活躍の段何よりと存じます。
  3. 拝啓 紅葉の候、貴社いっそうご多忙の趣、慶賀の至りに存じます。

【結び】

  1. 紅葉の帳美しい季節、貴社の更なるご繁栄をお祈り申し上げます。
  2. 野山の錦に目を奪われる好季節です。御社ますますのご発展をご祈念いたします。
  3. 秋たけなわの季節です、御社におかれましてもどうぞご壮健に豊穣の秋をお迎えください。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 紅葉の候、〇〇様におかれましては一段のご活躍のことと拝察いたします。
  2. 拝啓 紅葉の候、皆様いっそうご壮健でお過ごしの段何よりと存じます。
  3. 拝啓 紅葉の候、ご一同様におかれましてはますますのご多忙、何よりと存じます。

【結び】

  1. 雨の日ごとに寒さ深まる時期、ご一同様におかれましてもどうぞお健やかにお過ごしください。
  2. 紅葉眩しい好季節、〇〇様の変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。
  3. 季節の変わり目で、体調を崩しやすい時節です。くれぐれもご健康にはご留意ください。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 紅葉の便りがちらほらと届く季節となりました。〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
  2. 田の稲穂が重たそうに頭を下げる時期となりました。〇〇様におかれましても変わらずご壮健でお過ごしのことと拝察いたします。
  3. 1日ごとに秋冷が加わってくる時節です。皆様には変わらずご壮健にお過ごしのことと存じます。

【結び】

  1. 銀杏並木も美しく色づく季節です、風邪など召されませんようお気をつけください。
  2. 高く澄んだ秋晴れの空が美しい時節です。どうぞ爽やかな秋をお迎えください。
  3. 行楽日和で過ごしやすい日が続いております。〇〇様におかれましても実り多き秋をお過ごしください。

「紅葉の候」以外の時候の挨拶

秋麗の候

「しゅうれいのこう」と読み、のどかな秋晴れが続く良い季節になりましたね、という意味を持つ時候の挨拶です。

麗しい秋と書く、文字だけでもとても美しい言葉です。

こちらは10月上旬から下旬まで、10月いっぱい使用することが出来ますよ。

まとめ

遠くに見える赤く染まる山々を連想させるような、美しい秋の時候の挨拶ですね。

実際に紅葉の見ごろに使うと、既に立冬を過ぎてしまっている場合も多いので、11月に使用する際は「立冬前かどうか」をまずチェックするのがおすすめです。

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