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「チームを牽引する」
「この業界を牽引する」
この「牽引」という言葉は、ビジネスシーンでよく用いられています。
同時に、ビジネス以外でも車や列車を「牽引」する、などの使い方もあり、こちらは日常の中でもよく使われています。
このような、大きく分けてふた通りの意味を持つ「牽引」について詳しく調べてみました。
今回は、「牽引」の意味とビジネスでの使い方!「チームを牽引する」とは?|例文についてご説明いたします!
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「牽引」の意味
「牽引」は「ひっぱること。引き寄せること」という意味です。
「けんいん」と読みます。
「索引(さくいん)」と混同して使われていることもありますが、字が似ているだけで「索引」とは別の言葉ですからしっかり区別しておきましょう。
「牽」は「ひく。ひっぱる」という意味の漢字です。
「引」ももちろん「引く」という字なので、「引く」意味の漢字を二つ重ねた熟語です。
「牽引」は、まず物理的に引っ張ることを表します。
車をレッカー車で「牽引」する、などと日常の中でも使うのではないでしょうか。
整形外科で頚椎や腰椎を引っ張る治療を「牽引治療」というのも身近な例ですね。
それから、「牽引」はそこから比喩的な意味で、集団などを率いるという意味でも用いられます。
「牽引」は「大きな力でものを引っ張ること」「先頭に立ち集団を率いること」という意味の言葉です。
「牽引」のビジネスでの使い方
ビジネスシーンで「牽引」を使う場合、もちろん職種によっては実際に大型トレーラーなどで車両を「牽引」するなどということもあるでしょう。
しかし、多くの場合は「その集団を引っ張っていく」という方の意味合いになります。
「リードする」と言い換えてもよいでしょう。
会社や部署、チーム、ある業界などを先頭に立って引っ張っていくという意味になります。
経営者やチームリーダー、起業、製品などについて使われる言葉です。
「チームを牽引する」とは?
「チームを牽引する」はビジネスシーンでよく用いられる言い回しです。
これは、「そのチームを引っ張っていく」ということです。
チームのリーダーになって、リーダーシップを発揮して全体をリードしていくということですね。
具体的には、チームの目標を定める、メンバーを適材適所に振り分ける、全体のまとめ役になる、将来のビジョンを明確にするといったことをしていくのが「チームを牽引する」ということとなります。
「牽引」の例文
- 首を痛めてしまって、週に一回リハビリと牽引治療に通っている。
- 車が故障したのでレッカー車で工場まで牽引してもらった。
- あの医師は世界の癌治療を牽引する名医だ。
- 彼は学生時代に起業し、今やIT業界を牽引する大企業に育てた。
- 彼女にはチームを牽引するリーダーとしての資質がある。
- 日本のビジネス界を牽引する5人の経営者にインタビューする。
「牽引」の類義語
「牽引」の類義語には次のようなものがあります。
- 引っ張る(先頭に立って人を導く)
- 主導(主となって指導すること)
- 先導(先に立って導き案内すること)
- 指揮(集団を統率しまとめること)
- 統率(集団をまとめ率いること)
- 率いる(多くの人々を長として指図する)
- リード(先に立って引っ張ること)
- 音頭をとる(他の人の先に立って物事をする)
- 先頭を行く(集団の先に立ち全体を引っ張ること)
「牽引」の対義語
「牽引」の対義語は特にありません。
なお、類義語である「主導」や「先導」に対応する対義語は次のような言葉ですので、「牽引」とも逆の意味に近いと言えるでしょう。
- 追従(他人の意見に従うこと)
- 追随(他人の行為や意見の真似をすること)
まとめ
「牽引」は「ひっぱること。引き寄せること」という意味です。
物理的にものを引っ張るという意味ももちろんありますが、ビジネスでは組織やチームなどを先頭に立って引っ張っていくという意味で使います。
「チームを牽引する」「○○界を牽引する」などと使いますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!