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「いちゃもん」という言葉を使ったことがありますか?
ドラマなどでも時々「何いちゃもんつけてんねん」などとちょっと怖い人が使っていたりしますよね(笑)。
揉め事があった時に使う言葉ではありますが、正確にはどのような意味なのでしょうか。
「いちゃもん」はどのような時に使うことができる言葉なのか、詳しく確認しておきましょう。
今回は、「いちゃもん」の意味とは?方言?語源や言い換え表現は?|例文についてご説明いたします!
関連 「難癖」の意味と使い方!「言いがかり」「いちゃもん」との違いは?|例文
「いちゃもん」の意味
「いちゃもん」は「いわれのない言いがかり」という意味です。
漢字はなくて、ひらがなで「いちゃもん」と書きます。
言いがかり、難癖、文句ということですね。
あれこれと文句をつけることや、その文句のことを指す言葉です。
「いちゃもん」は方言?
「いちゃもん」はちょっと変わった響きなので、どこかの地方の方言では? と思われているかもしれませんね。
しかし、「いちゃもん」は方言ではありません。
俗語なので、ビジネスシーンやニュースなどで使うようなきちんとした言葉ではありません。
ですが、辞書にも方言とのことわりはなく普通に載っていますので、全国共通の言葉です。
「いちゃもん」は関西弁だと言われることもあるようなのですが、これは関西でよく使われているからということのようです。
確かに、吉本新喜劇などで関西弁のチンピラが「いちゃもん」をつけるなどというシーンがよくあるので、「いちゃもん」は関西人が使う言葉というイメージがあるのかもしれませんね(笑)。
結論としては「いちゃもん」は方言ではなく、全国的に使われる俗語であるということです。
「いちゃもん」の語源
なぜ文句をつけることを「いちゃもん」と言うのか。
その語源は、「いちゃ」と「もん」に分かれます。
「いちゃ」は「いちゃつき」のことで、「言い争い。揉め事」という意味です。
「いちゃつき」には他に「男女が睦まじげにふざけ合う」という意味もあり、現代では「カップルがいちゃつく」「いちゃいちゃする」などとこちらの意味で使うことが多いですね。
「もん」の方は「文句」の略です。
この、揉め事を表す「いちゃ」と「文句」の「もん」が合わさって「いちゃもん」が出来ました。
「いちゃもん」の使い方
「いちゃもん」は多くは「いちゃもんをつける」の形で使います。
「いちゃもんをつける」は「言いがかりや難癖をつける」ということです。
些細なことや根拠のないことなどで、大袈裟に言い立てて相手を困らせたり謝罪させたり、時には弁償させたりなどするということです。
正当な理由があって冷静に苦情を申し立てるのではなく、理不尽なことを言い立てて相手を攻撃するという時に使います。
また、俗語なのでビジネスシーンなどきちんとした場で使うには適しませんので気をつけましょう。
「いちゃもん」の例文
- お客さんに呼ばれて、いちゃもんをつけられるのかと警戒した。
- 街を歩いていたら柄の悪い男にいちゃもんをつけられて怖い思いをした。
- 上司は何かと私の言葉遣いにいちゃもんをつけてくる。
- 彼が店員にいちゃもんをつけているのを見て幻滅した。
- あいつは気に食わないやつだから、いちゃもんをつけてやろう。
- うちの商品にいちゃもんをつけられた。
「いちゃもん」の言い換え表現
「いちゃもん」の類義語には次のようなものがあります。
- 言いがかり(根拠薄弱な文句)
- 因縁(以前からの関係。言いがかり)
- 難癖(非難すべき欠点)
- 文句(相手に対する言い分や苦情)
- 苦情(自分が迷惑を受けていることに対する不平の気持ち)
- クレーム(サービスに対する苦情や改善要求)
「いちゃもんをつける」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- けちをつける(欠点を見つけてけなす)
- 揚げ足を取る(人の言い間違いや言葉じりをとらえて非難したりからかったりする)
- めくじらを立てる(他人の欠点を探し出してとがめだてする)
- 絡む(しつこく言いがかりをつけて相手を困らせる)
- ごねる(ぐずぐず文句や不満を言い続ける)
まとめ
「いちゃもん」は「いわれのない言いがかり」という意味です。
「いちゃもんをつける」というのは、理不尽な言いがかりをつけて相手を困らせたり謝罪や弁償を要求したりするという、悪い意味で文句を言うことを表します。
方言ではなく、全国的に使われている俗語です。
公的な場で発言する時には使わないですが、日常会話では使うことができますので、機会があれば使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!