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季語

「大暑」とはいつの季語?意味や由来と俳句も紹介

「大暑」とはいつの季語?意味や由来と俳句も紹介

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「大暑」という季語をご存じでしょうか。

俳句や連歌を作るうえで欠かすことの出来ない季語。

様々な美しい表現が特徴的ですが今回はその中の1つ「大暑」について解説していきます。

「大暑」について基本的な意味や由来はもちろん、いつの季語なの?といった疑問や俳句もご紹介いたします。

関連 「大暑の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「大暑」の意味と読み方

「大暑」とは二十四節気と呼ばれる季節の目安の中の1つです。

読み方は「たいしょ」で、夏の暑さがもっとも厳しくなる時期という意味を持っています。

実際の日付で言うと7月の22日頃から立秋前日までの期間を指します。

7月半ばは気温もぐんぐんと上がり、「確かに大暑だ」と実感することが出来るのではないでしょうか。

学校も続々と夏休みに突入する時期であり、あちらこちらで子供達の元気な声が聞こえ始めます。

「大暑」の由来

「大暑」の由来は「大きく暑い」と書くその漢字の通り、暑さが本格的になり1年でもっとも気温が上がる時期というものです。

全国各地で打ち水をするイベントなどが行われており、人々が大暑の中で涼を求めている様子を見かけることも多くなるのではないでしょうか。

「大暑」はいつの季語?

「大暑」は俳句を作る上で「晩夏」の季語として使われています。

夏を通して使えるのではなく、夏の終わりごろを意味する「晩夏」の時期を表現する際に使う季語なんですね。

子季語には「大暑の日」があります。

「大暑」には何をすればいい?

甘酒を飲む

飲む点滴とも呼ばれる甘酒を飲むことで腸内環境を整えることが出来ます。

「甘酒」という言葉自体も夏の季語なので、夏の暑さに対抗するためにぜひ甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか。

打ち水をする

早朝や夕方に打ち水をすることで、蒸発する際に出る水蒸気が打ち水をした周辺の温度を下げてくれます。

見た目にも涼しくなれるので暑い夏にはとてもおすすめなんですよ。

必ずしも水道水を使わなければいけないわけではないので、お風呂の残り湯などをじょうろに汲んで再利用するのもいいですね。

「大暑」を使った俳句

兎も片耳垂るる大暑かな
(うさぎも かたみみたるる たいしょかな)
芥川龍之介

足袋白く埃をさけつ大暑かな
(たびしろく ほこりをさけつ たいしょかな)
室生犀星

二里の道地さへ雲さへ大暑か
(にりのみち ちさえくもさえ たいしょか)
尾崎紅葉

まとめ

季語は俳句だだけではなく、手紙やビジネス文書などの時候の挨拶でも多く使われており数多く覚えて損はありません。

春夏秋冬、日本を美しく彩る四季ならではの情景を繊細かつとても美しく表現した言葉ばかりなので眺めているだけでもとても楽しいんですよ。

季語と実際の景色を見比べる、などという楽しみ方も面白いですね。

日本にしかない「季語」という言葉で季節の移り変わりをより詳しく感じてみてはいかがでしょうか。

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