「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」の意味や読み方とは?由来や時期はいつ?
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暦の言葉を見ていると、「土潤溽暑」という字面の暑苦しい表記に出会うことがあります。
「土潤溽暑」は、大暑の次候にあたります。
熱気がまとわりつくような、一年でもっとも蒸し暑い時期です。
今回は、「土潤溽暑」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!
「土潤溽暑」の意味とは?
「土潤溽暑」とは、土が湿って蒸し暑くなる頃という意味です。
「土潤溽暑」は、「つちうるおうてむしあつし」と読みます。
「土潤」は土が湿り気を帯びていること、「溽暑」はじっとりと蒸し暑いことを表します。
強い日差しを受けて土から熱気と湿気が立ち上るような、日本の夏特有のむわっとした暑さを示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 土潤溽暑 |
| 意味 | 土が湿って蒸し暑くなる頃 |
| 読み方 | つちうるおうてむしあつし |
| 分類 | 七十二候の第三十五候、大暑の次候 |
| 時期 | 7月28日頃から8月1日頃 |
夏の強い日差しを受けた土が熱を発することを「土熱れ(つちいきれ)」といいますが、「土潤溽暑」はまさにその状態を表しています。
人間にとっては息苦しいほどの暑さですが、草木はこの熱気と湿気を浴びて、緑をますます濃く茂らせていきます。
「土潤溽暑」はいつの季節?
「土潤溽暑」は、二十四節気の「大暑」の次候にあたります。
時期は、例年7月28日頃から8月1日頃です。
ただし、七十二候の日付は年によって少し前後します。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 二十四節気 | 大暑 |
| 七十二候 | 次候・第三十五候 |
| 時期 | 7月28日頃〜8月1日頃 |
| 前の七十二候 | 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) |
| 次の七十二候 | 大雨時行(たいうときどきふる) |
大暑は、一年でもっとも暑さが厳しくなる頃という意味を持つ二十四節気です。
日本では、連日のように「夏日」「真夏日」「猛暑日」となり、夜も気温が下がらない「熱帯夜」が続く時期です。
まさに「土潤溽暑」の言葉通り、昼夜を問わず熱気がまとわりつくような季節です。
「土潤溽暑」の由来
「土潤溽暑」は、七十二候という暦に由来する言葉です。
七十二候では、気温や天候の変化だけでなく、土の様子や空気の質感までも季節の目安にします。
「土潤溽暑」は、大暑というもっとも暑い時期の中心に、日本の夏特有の「蒸し暑さ」をそのまま言葉にして配したものです。
| 言葉 | 由来・意味 |
|---|---|
| 土潤 | 夏の強い日差しと夕立などの雨によって、土が湿り気を帯びて熱を持つ様子。 |
| 溽暑 | 湿気が多くて蒸し暑いこと。不快指数が高い暑さを表す。 |
| 大暑 | 暑さがもっとも厳しくなる二十四節気。 |
「暑い」という言葉だけでなく、「土が潤って」「蒸し暑い」と表現するところに、体感としての季節を正確に捉えようとした昔の人々の感覚が表れています。
「土潤溽暑」の使い方・例文
「土潤溽暑」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。
ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、大暑の盛りの蒸し暑さを表す季節語として使うことができます。
| 場面 | 使い方の例 |
|---|---|
| 手紙・挨拶文 | 土潤溽暑の候、寝苦しい夜が続いております。 |
| 季節の文章 | 土潤溽暑を迎え、まとわりつくような熱気を感じる毎日です。 |
| 暦の説明 | 大暑の次候は「土潤溽暑」といい、土が湿って蒸し暑くなる頃を表します。 |
| 日記・短文 | 夕立の後のむわっとした空気に、土潤溽暑という言葉を思い出しました。 |
一般向けの文章では、「土潤溽暑」だけでは読みにくいため、「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」と読み方を添えるとよいでしょう。
「土潤溽暑」と大暑の七十二候
「土潤溽暑」は、大暑の三つの七十二候のうち、二番目にあたります。
大暑の七十二候は、桐の実、蒸し暑い土、そして夏の激しい雨というように、もっとも暑い時期の自然の力強さと厳しさを順に表しています。
| 大暑の七十二候 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 桐始結花 | きりはじめてはなをむすぶ | 桐の花が実を結び始める頃 |
| 土潤溽暑 | つちうるおうてむしあつし | 土が湿って蒸し暑くなる頃 |
| 大雨時行 | たいうときどきふる | 夏の激しい雨が時々降る頃 |
「土潤溽暑」は、その大暑の真ん中に置かれた言葉です。
人間には厳しい季節ですが、この蒸し暑さこそが「夏らしい夏」の風景を作り出しているともいえます。
まとめ
「土潤溽暑」は、土が湿って蒸し暑くなる頃を表す七十二候の言葉です。
読み方は「つちうるおうてむしあつし」で、二十四節気では大暑の次候にあたります。
時期は例年7月28日頃から8月1日頃で、熱気がまとわりつくような、一年でもっとも蒸し暑い時期を迎える頃です。
「溽暑」と書いて「むしあつし」と読むところが少し難しいですが、意味を知ると、日本の夏の体感をそのまま表した言葉だとわかります。
大暑の頃には、ぜひ「土潤溽暑」という暦の言葉を思い出してみてくださいね。
