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暦の言葉を見ていると、「大雨時行」という天気予報のような表記に出会うことがあります。

「大雨時行」は、大暑の末候にあたります。

青空に入道雲がむくむくと湧き上がり、突然の激しい夕立が降る頃です。

今回は、「大雨時行」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「大雨時行」の意味とは?

「大雨時行」とは、夏の激しい雨が時々降る頃という意味です。

「大雨時行」は、「たいうときどきふる」と読みます。

「大雨」は激しく降る雨、「時」は時々、「行」は降ることを表します。

夏の暑い午後に、突然空が暗くなり、雷を伴ってザーッと降る「夕立」や「白雨(はくう)」の季節であることを示しています。

項目 内容
言葉 大雨時行
意味 夏の激しい雨が時々降る頃
読み方 たいうときどきふる
分類 七十二候の第三十六候、大暑の末候
時期 8月2日頃から8月6日頃

夏の象徴である入道雲(積乱雲)が空に広がると、夕立のサインです。

突然の雨には驚かされますが、激しい雨はうだるような暑さを一時的に洗い流し、ひとときの涼やかな時間をもたらしてくれます。

「大雨時行」はいつの季節?

「大雨時行」は、二十四節気の「大暑」の末候にあたります。

時期は、例年8月2日頃から8月6日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後します。

区分 内容
二十四節気 大暑
七十二候 末候・第三十六候
時期 8月2日頃〜8月6日頃
前の七十二候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
次の七十二候 涼風至(すずかぜいたる)

大暑は、一年でもっとも暑さが厳しくなる頃という意味を持つ二十四節気です。

「大雨時行」の時期が終わると、暦の上では秋の始まりである「立秋」を迎えます。

夏の暑さのピークに降る激しい夕立は、季節が少しずつ秋へ向かうための準備ともいえるでしょう。

「大雨時行」の由来

「大雨時行」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候では、気温や植物の変化だけでなく、雨の降り方などの天候も季節の目安にします。

「大雨時行」は、大暑の終わりに特有の、夕立などの突発的で激しい雨を言葉にして配したものです。

言葉 由来・意味
夕立 夏の午後に降る、雷を伴う激しいにわか雨。
入道雲 積乱雲のこと。坊主の頭のように見えることから呼ばれる。
大暑 暑さがもっとも厳しくなる二十四節気。

雨上がりの澄んだ空気や、再び鳴き始める蝉の声など、雨がもたらす景色の変化もこの季節の魅力です。

「大雨時行」の使い方・例文

「大雨時行」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、大暑の終わりの夕立の季節を表す季節語として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 大雨時行の候、突然の夕立に驚かされる毎日です。
季節の文章 大雨時行を迎え、入道雲が空高く湧き上がる季節となりました。
暦の説明 大暑の末候は「大雨時行」といい、夏の激しい雨が時々降る頃を表します。
日記・短文 ザーッと降る夕立に涼を感じ、大雨時行という言葉を思い出しました。

「大雨時行」と大暑の七十二候

「大雨時行」は、大暑の三つの七十二候のうち、最後にあたります。

大暑の七十二候は、桐の実、蒸し暑い土、そして夏の激しい雨というように、もっとも暑い時期の自然の力強さと激しさを順に表しています。

大暑の七十二候 読み方 意味
桐始結花 きりはじめてはなをむすぶ 桐の花が実を結び始める頃
土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし 土が湿って蒸し暑くなる頃
大雨時行 たいうときどきふる 夏の激しい雨が時々降る頃

「大雨時行」は、その大暑の終わりに置かれた言葉です。

この激しい夕立の季節を通り抜けると、暦は秋(立秋)へと移り変わっていきます。

まとめ

「大雨時行」は、夏の激しい雨が時々降る頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「たいうときどきふる」で、二十四節気では大暑の末候にあたります。

時期は例年8月2日頃から8月6日頃で、入道雲が湧き上がり、突然の激しい夕立が降る頃です。

「行」と書いて「ふる」と読むところが少し難しいですが、意味を知ると、夏の通り雨の景色が目に浮かぶような言葉だとわかります。

大暑の終わりには、ぜひ「大雨時行」という暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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