「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」の意味や読み方とは?由来や時期はいつ?
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暦の言葉を見ていると、「寒蝉鳴」という表記に出会うことがあります。
「寒蝉鳴」は、立秋の次候にあたります。
お盆の頃、夕暮れ時に「カナカナカナ」と涼しげに鳴くヒグラシの声が、夏の終わりと秋の始まりを告げる時期です。
今回は、「寒蝉鳴」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!
「寒蝉鳴」の意味とは?
「寒蝉鳴」とは、ヒグラシが鳴く頃という意味です。
「寒蝉鳴」は、「ひぐらしなく」と読みます。
「寒蝉(かんせん)」は本来、秋に鳴くセミの総称で、法師蝉(ツクツクボウシ)をさしていたとも言われます。
しかし日本の七十二候では「ひぐらし」のルビが添えられており、夕暮れ時に涼しげに鳴くヒグラシのことを表しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 寒蝉鳴 |
| 意味 | ヒグラシが鳴く頃 |
| 読み方 | ひぐらしなく |
| 分類 | 七十二候の第三十八候、立秋の次候 |
| 時期 | 8月12日頃から8月16日頃 |
ヒグラシは漢字で「蜩」や「日暮らし」とも書き、別名「カナカナ」とも呼ばれます。
薄暗い場所を好み、早朝と日暮れの涼しい時間帯に鳴くのが特徴です。
立秋を過ぎると、その「カナカナ」という声がより一層もの悲しく、涼しげに聞こえてくるものです。
「寒蝉鳴」はいつの季節?
「寒蝉鳴」は、二十四節気の「立秋」の次候にあたります。
時期は、例年8月12日頃から8月16日頃です。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 二十四節気 | 立秋 |
| 七十二候 | 次候・第三十八候 |
| 時期 | 8月12日頃〜8月16日頃 |
| 前の七十二候 | 涼風至(すずかぜいたる) |
| 次の七十二候 | 蒙霧升降(ふかききりまとう) |
立秋はお盆の時期とも重なり、「寒蝉鳴」の頃はちょうどお盆の最中にあたります。
昼間はまだ暑さが続きますが、夕方になると「カナカナ」という声が聞こえてきて、夏の終わりを感じさせます。
残暑の中に秋の気配がじわじわと忍び込んでくる、繊細な季節です。
「寒蝉鳴」の由来
「寒蝉鳴」は、七十二候という暦に由来する言葉です。
七十二候は中国の古い暦に起源を持ち、日本では江戸時代に日本の気候に合わせて改訂されました。
「寒蝉」は中国では法師蝉(ツクツクボウシ)をさしていたとも言われますが、日本の七十二候では涼しげで切ない声を持つヒグラシが選ばれ、「ひぐらし」のルビが添えられました。
| 言葉 | 由来・意味 |
|---|---|
| 寒蝉 | 秋に鳴くセミの総称。日本の七十二候ではヒグラシをさす。 |
| 蜩(ひぐらし) | 別名カナカナ。早朝と夕暮れに涼しげに鳴くセミ。秋の季語。 |
| 立秋 | 暦の上で秋が始まる二十四節気。 |
「カナカナ」という声を聞いた途端に「ああ、涼しい」と感じるのは、日本人の感性が長い時間をかけて育んできた感覚なのかもしれません。
「寒蝉鳴」の使い方・例文
「寒蝉鳴」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。
ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、立秋の次候を表す季節語として使うことができます。
| 場面 | 使い方の例 |
|---|---|
| 手紙・挨拶文 | 寒蝉鳴の候、夕暮れ時のカナカナの声に秋の気配を感じます。 |
| 季節の文章 | 寒蝉鳴を迎え、日暮れ時のヒグラシの声が一段と切なく聞こえます。 |
| 暦の説明 | 立秋の次候は「寒蝉鳴」といい、ヒグラシが鳴き始める頃を表します。 |
| 日記・短文 | 寒蝉鳴という言葉どおり、今夕もカナカナの声が聞こえてきました。 |
一般向けの文章では、「寒蝉鳴」だけでは読みにくいため、「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」と読み方を添えるとよいでしょう。
「寒蝉鳴」と立秋の七十二候
「寒蝉鳴」は、立秋の三つの七十二候のうち、二番目にあたります。
立秋の七十二候は、涼しい風、ヒグラシの声、深い霧というように、夏から秋へと移りゆく自然の変化を順に表しています。
| 立秋の七十二候 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 涼風至 | すずかぜいたる | 涼しい風が吹いてくる頃 |
| 寒蝉鳴 | ひぐらしなく | ヒグラシが鳴く頃 |
| 蒙霧升降 | ふかききりまとう | 深い霧が立ち込める頃 |
「寒蝉鳴」は、その立秋の中間に置かれた言葉です。
涼しい風が吹き始めた後、今度は耳でヒグラシの声を聞いて秋の訪れを感じる。五感で季節を捉えた、日本の暦の繊細さが光る言葉ですね。
まとめ
「寒蝉鳴」は、ヒグラシが鳴く頃を表す七十二候の言葉です。
読み方は「ひぐらしなく」で、二十四節気では立秋の次候にあたります。
時期は例年8月12日頃から8月16日頃で、お盆の頃に夕暮れ時の「カナカナ」という声が夏の終わりを告げる時期です。
「寒蝉」を「ひぐらし」と読ませる七十二候ならではの読み方が特徴的ですが、意味を知ると、涼しげで切ないヒグラシの声に秋の気配を感じる、情緒豊かな言葉だとわかります。
立秋の頃には、ぜひ「寒蝉鳴」という暦の言葉を思い出してみてくださいね。
