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暦の言葉を見ていると、「閉塞成冬」という表記に出会うことがあります。

「閉塞成冬」は、二十四節気では大雪(たいせつ)の候にあたります。山だけでなく平地にも冬の気配が強まり、冷え込みや雪の知らせに本格的な冬を感じる時期です。

今回は、「閉塞成冬」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「閉塞成冬」の意味と読み方とは?

「閉塞成冬」とは、天地の気が塞がれ、本格的な冬となる頃という意味です。

「閉塞成冬」は、「そらさむくふゆとなる」と読みます。

「閉塞成冬」は、天と地の気が通じ合わなくなり、自然界が冬の静けさへ入っていく頃を表す言葉です。

空を厚い雲が覆い、冷たい風が吹き、山や野が冬の色へ変わっていくような、本格的な冬の気配を感じさせます。

項目 内容
言葉 閉塞成冬
意味 天地の気が塞がれ、本格的な冬となる頃
読み方 そらさむくふゆとなる
分類 七十二候
時期 12月7日頃から12月11日頃

「閉塞」は本来、天の気は上へ、地の気は下へ向かい、両者が交わらなくなる状態を表します。

日本ではこれを「そらさむく」と読み、重く閉ざされたような冬空の印象も重ねています。

自然が活動をひそめ、次の春へ向けて力を蓄える時期と考えられてきました。

「閉塞成冬」はいつの季節?

「閉塞成冬」は、二十四節気の「大雪」の時期にあたります。

時期は、例年12月7日頃から12月11日頃です。

区分 内容
二十四節気 大雪
七十二候での位置 大雪の初候(第61候)
時期 12月7日頃から12月11日頃
前の七十二候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
次の七十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる)

大雪は、山だけでなく平地にも冬の気配が強まる頃です。晴れた日の日差しにはまだ穏やかさが残ることもありますが、朝晩の冷え込みや空の色に、季節が大きく進んだことを感じられます。

「閉塞成冬」の由来

「閉塞成冬」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候は中国の古い暦に起源を持ち、日本では江戸時代に日本の気候に合わせて改訂されました。身近な動植物の変化や気象の移り変わりを捉えた言葉が並んでおり、昔の人々の自然に対する細やかな観察眼がうかがえます。

中国の古典『礼記』の月令にある「天地不通、閉塞成冬」に由来します。日本の七十二候では、「閉塞」に「そらさむく」という独特の読みを当て、寒々しく閉ざされた空と、冬の深まりを表す言葉として受け継いでいます。

「閉塞成冬」の使い方・例文

「閉塞成冬」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、季節の進み具合を表す美しい言葉として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 閉塞成冬の候、寒さが日ごとに増してまいりました。
季節の文章 閉塞成冬を迎え、空は冬らしい重い雲に覆われています。
暦の説明 七十二候の「閉塞成冬」は、天地の気が塞がれ、本格的な冬となる頃を表しています。

季節感を添えたいときに、ぜひ使ってみてください。

「閉塞成冬」と大雪の七十二候

「閉塞成冬」は、大雪の時期を彩る七十二候のひとつです。

大雪の七十二候は、冬の深まり、動物の冬ごもり、鮭の遡上といった自然の変化を通して、本格的な冬の訪れを表しています。

大雪の七十二候 読み方 意味
閉塞成冬 そらさむくふゆとなる 天地の気が塞がれ、本格的な冬となる頃
熊蟄穴 くまあなにこもる 熊をはじめとする動物が穴にこもり、冬ごもりを始める頃
鱖魚群 さけのうおむらがる 鮭が群れをなして川を上る頃

これらの言葉をたどることで、季節が深い冬へ向かう様子を感じ取ることができます。

まとめ

「閉塞成冬」は、天地の気が塞がれ、本格的な冬となる頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「そらさむくふゆとなる」で、二十四節気では大雪の候にあたります。

時期は例年12月7日頃から12月11日頃で、自然界が秋から冬へと少しずつ表情を変えていく時期です。

意味を知ると、昔の人々がいかに自然と寄り添い、その小さな変化を大切にしていたかが伝わってきますね。

この季節を迎えたら、ぜひ「閉塞成冬」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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