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「着実に○○する」
「確実に○○する」
「着実」と「確実」という言葉は、ビジネスシーンでもそのほかの場面でも、非常によく使われる言葉ですよね。
どちらも同じように使われているので、違いがよくわからないという人も多そうです。
たしかに「着実」と「確実」は、同じ場面で同じように使うことができることもあります。
ですが、使い方に違いがあってどちらかしか使えないということもあるんです。
ぜひ確認しておきたいですね。
今回は、「着実」と「確実」の違いは?意味と使い方を例文つきで解説!【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「着実」の意味と使い方
「着実」は「落ち着いて、確実に物事を行うこと」という意味です。
「ちゃくじつ」と読みます。
「着」には「落ち着く」という意味があり、「実」には「ほんとう。まこと」という意味があります。
「着実」は、落ち着いて、一歩一歩物事を確実に行う、危なげなく手堅く行うという意味の言葉です。
「着実に○○する」とか「着実な○○」という使い方をします。
【例文】
- 着実に目標に近づいている。
- 彼は着実な生き方をする人物だ。
- 演習を繰り返すことで、着実に力がついてくる。
- この市場は2030年までに着実な成長を遂げると予想されている。
「確実」の意味と使い方
「確実」は「たしかで、まちがいのないこと」という意味です。
「かくじつ」と読みます。
「確」は「たしか」「しっかりしている」という意味があります。
「確実」は、確かで間違いがないという意味になりますね。
「確実に○○する」「確実な○○」といった使い方をします。
【例文】
- これらの練習メニューを毎日確実に行うように指導された。
- 確実に痩せると話題のダイエット法を試す。
- これは確実な情報だ。
- 今回の選挙で、彼の当選は確実視されている。(確実視=確かにそうなるだろうと思うこと)
「着実」と「確実」の違いは?
「着実」も「確実」も、確かに何かをやるというときに使える言葉ですね。
非常に似ています。
この違いは、
- 「着実」は「落ち着いて、確かに物事を行うこと」
- 「確実」は「たしかなこと」
となります。
「着実」の方が「落ち着いて」「一歩一歩」といった意味を含みます。
「確実」は、落ち着いているかどうかなどは関係なく、その物事が「確かである」ということを表します。
「彼が犯人なのは確実だ」とは言っても、「彼が犯人なのは着実だ」とは言いません。
同じように使える場合も、例えば「彼は成長している」という場合、
- 彼は着実に成長している(一歩一歩確実に成長していっている)
- 彼は確実に成長している(間違いなく成長している)
確かにどちらでも意味は通じますよね。
ですが、少しニュアンスが違うのがわかると思います。
まとめると、
- 「着実」は「落ち着いて物事を確かに行う」ことを表す
- 「確実」は人の行動や物事が「確かで間違いがない」ことを表す
という違いです。
【例文】
- この会社は着実に業績を上げている。
- この会社は確実に業績を上げている。
- 日々の着実な練習の成果が出た。(一歩一歩確かに行った練習)
- 日々の練習によって確実な成果を出す。(確かな成果)
「着実」の類義語と対義語
「着実」の類義語、対義語には次のようなものがあります。
【「着実」の類義語】
- 地道(手堅く着実に物事をすること。地味でまじめなこと)
- 堅実(手堅く確実なこと。 確かであぶなげのないこと)
【例文】
- 地道に目標に近づいている。
- 彼は堅実な生き方をする人物だ。
【「着実」の対義語】
- 飛躍(順序や段階をふまずに、急にとびはなれたところに移ること)
- 浮薄(あさはかで軽々しいこと。また、そのさま)
「確実」の類義語と対義語
「確実」の類義語と対義語には次のようなものがあります。
【「確実」の類義語】
- 正確(正しくて確実なこと)
- 的確(的をはずれず確かなこと。真相を突いていて正確なこと)
- 明確(はっきりしていて確かなこと)
- 確か(危なげなく、しっかりしているさま)
【例文】
- これらの練習メニューを毎日正確に行うように指導された。
- 明確に痩せると話題のダイエット法を試す。
- これは確かな情報だ。
【「確実」の対義語】
- 不確実(確実でないこと。 はっきりしていないこと)
- 曖昧(態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや)
まとめ
「着実」も「確実」も、確かなことを表す言葉でしたね。
そして、「着実」には確かに、真面目に物事を行うという意味がありました。
「着実」も「確実」も、仕事をしていく上でも非常に大切な言葉ですので、ぜひ違いを理解して使い分けてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!